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2023.09.25

メディア・コミュニケーション学科

富山県砺波市方言調査(言語研究フィールドワーク)

夏休みも終わりに近づいた9月初旬、二階堂整教授が担当する「言語研究フィールドワーク」では、富山県砺波市へ二泊三日の方言調査の旅に出かけました。2014年から毎年行われているこの調査旅行、コロナ渦による中断を経て、3年ぶりの再開となりました。今回、引率者として同行した私にとっては初めての訪問です。
(過去の関連記事はこちら 2017年度前篇後篇2019年度

宿泊所及び調査会場である「砺波暮らし体験施設 佐々木邸」は散居村の伝統的家屋です。
到着後の夕食にはこの地域の伝統料理「報恩講」のお料理をいただきました。

関東圏、関西圏の接点に位置するこの地域の方言にはユニークな特徴があるそうです。学生たちは4月から7月までの三か月間、授業で指導を受けながら調査票を作成しました。主に自分自身の方言と砺波の方言の違いに着目しています。

いよいよ調査開始。二人一組で方言話者1名に聞き取りをします。うまく質問しないと、狙いどおりの回答が引き出せません。説明力、コミュニケーション力が問われます。

調査のあとは協力してくださった方言話者の方々をお招きして、バーベキュー&そうめん流しを楽しみました。
方言調査という大きな目的を果たし、砺波の食と文化と自然を堪能した充実の三日間でした。ご協力くださった方言話者のみなさま、私たちの調査と滞在をサポートしてくださったスタッフのみなさま、ありがとうございました。また、お会いしましょう!

 

(藤山智子)

参考文献
https://www.mlit.go.jp/common/001343423.pdf 2023年9月12日閲覧