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2023.08.08

国際英語学科

【授業紹介】English for Young Learners Fieldwork I (担当:平田准教授)

□ 国際英語学科の英語教育分野

国際英語学科には、3つの学びの分野「国際交流」「英語教育」「英語学」があり、その一つの「英語教育分野」では中学校・高校の教員免許状が取得できる教職課程に加えて、児童英語教育指導員養成コース English for Young Learners を提供しています。このコースでは、幼児や児童向けの英語教育について専門的に学ぶことができ、所定の単位を修得した学生には「児童英語教育指導員養成コース修了証」が授与されます。

大学を卒業して直ぐに児童英語の職につく学生もいれば、一旦企業に就職して、その後、人生の第2ステージで児童英語の教室を開いて子ども達に英語を教える卒業生もいます。小学校の正規教科として「英語」が導入されました。人生100年時代。ライフプランの選択肢としてコース修了を考える学生も多くいます。

□ 児童英語教育指導員養成コース(本学独自コース)

今回は児童英語教育指導員養成コース内の特色のある科目である「English for Young Learners Fieldwork」という授業を紹介します。この授業では、 受講生は実際に小学校で子供たちを対象に英語を教える経験をします。授業では、実習に向けて指導案・教材作成を行い、模擬授業を繰り返し重ねた上で、小学校での実習本番に臨みます。実習後は、実習授業の教室内での児童の反応等から各自の経験を振り返り、良かった点や改善点を議論し、次の実習の機会に繋げます。受講生はこのような実習経験を通して得られた多くの気づきから、柔軟な対応力と教育実践力を身につけていきます。

2023年度前期も「English for Young Learners Fieldwork I」(担当: 平田)の授業で、近隣の小学校で児童の皆さんを対象に「外国語活動」の実習を行いました。

□ 受講者の声

「English for Young Learners Fieldwork I」を受講した学生の感想(一部)を以下に紹介します。

R.U.さん (福岡大学附属若葉高等学校出身

「本番までに何度も練習を重ねて授業準備を行いましたが、実際に子供達の前で授業をするのは全く雰囲気が異なりました。授業の最初は子ども達も緊張した雰囲気はありましたが、徐々に打ち解けてくれたので、私たちも楽しみながら授業を進めることができました。特に、子ども達が楽しそうにアクティビティに参加している様子に私自身も凄く嬉しい気持ちになりました。教師という職業は大変だと思いますが、その分やりがいを感じる職業なのだなと改めて感じました!この前期授業での経験を、後期の授業にも十分に活かせるように頑張りたいです。」

Y.U.さん(鎮西学院高等学校出身)

「実際に小学校を訪問して児童と触れ合いながら授業ができる機会があったことで反応を直に感じることができ、授業の内容や進め方が児童に適していたのかどうかを実感しながら学ぶことができたことは、教育に興味がある私にとって貴重な経験となりました。これからの教育実習でもこのコースを通して得た学びを糧に頑張りたいと思います。」

N.K.さん(春日高等学校出身)

「このコースを受講したことで、子ども達に分かりやすく教えるための指導法を学べたり、人前に立って発表(授業)をすることに対する苦手意識が克服できたりしました。また、小学校での実習(本番)までに、教材を何度も修正しましたが、一番最初に作った教材と最終版を比較すると、凄く見やすくなっていて、自分たちの成長や達成感を感じました。準備で大変な思いをしたこともありましたが、グループのメンバーと一緒に成長し、一つの授業を作り上げて本番を成功させることができ、良い経験ができて良かったなと思いました。」  

A.K.さん(新宮高等学校出身)

「私は、このコースを通して、チームワークを大切にし、失敗点をそのままにするのではなく、すぐに相手の意見を聞き、探求し改善策を得るという能力を鍛えることが出来たと考えます。幼児・児童を対象とした英語教育に関わる知識だけでなく、常によりよいものを求め、改善して人に伝えるためにどのような工夫をすればうまく伝わるのかということについても実践的に学べると感じました。」 

M.Kさん(福岡西陵高等高校出身)

「この授業を履修すると決めた時、小学校での実習があると聞き、とても不安に感じていました。他の授業でも小学校の先生はとても大変だということを学んでいたため、児童英語については学びたいけれど、小学校で働くことは難しそうだと思っていました。しかし、練習や実習を通して小学生の反応の良さに感動し、小学校で英語を教えたいと思うようになりました。これからの進路はまだ決めていないけれど、この授業で感じたことや学んだことを参考にこれからの進路選択に活かしたいと思います。この授業を履修して本当に良かったです。」

N.O.さん(筑紫中央高等学校出身)

「この授業では実際の小学校での授業を通して子どもたちとの関わり方や、それまでの実習の準備を通して多くのことを学ぶことができました。児童の様子はやはり実際に学校に行かないと分からないところがあるので、今回のこの授業に参加したことでたくさんの気づきがありました。この貴重な経験を活かし、これからの教育実習も頑張りたいと思います。」 

M.M.さん(八幡高等学校出身)

「準備の段階では大変に感じたこともありましたが、改善を重ねた後に小学校に行き、児童と接することによって大学の授業のみでは感じることのできない達成感ややりがいを感じることができたと思います。今回この経験をしたことで私は実際に将来小学生に教えることも楽しいのではないかと感じ、将来の進路に関する視野も広げることができました。この授業を受講することができて本当に良かったと感じました。」

国際英語学科の英語教員育成の特徴:
模擬授業を通して教育現場で活かせる実践力を育成

本学科の教職課程および児童英語教育指導員養成コースの特徴は徹底した個人指導による実践教育です。こうして高めた実践力は、実習でお世話になっている小学校、中学校、高等学校からも高い評価を頂いています。

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