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2020.12.28

国際英語学科

児童英語教育指導員養成コース(担当:平田)【English for Young Learners】

DEPARTMENT OF ENGLISH AS A GLOBAL LANGUAGE (EAGL)

English for Young Learners (児童英語教育指導員養成コース)

国際英語学科には、3つの学びの分野 「国際交流」 「英語教育」 「英語学」 があり、その一つの「英語教育」の中には中学校・高校の教員免許状が取得できる教職課程に加えて、児童英語教育指導員養成コース English for Young Learnersがあります。
このコースでは幼児・児童(小学生)向けの英語教育について専門的に学ぶことができます。

本コースの受講生は、主に児童向けの英語教育に興味のある学生や、小学校での英語教育が本格的に始まったことから、将来中学校・高校の英語教員を目指す学生も、教職課程と同時に本コースを受講する傾向にあります。

今回は、国際英語学科の児童英語教育指導員養成コース内English for Young Learners Seminar I(3年次科目)(担当:平田)の授業について紹介します。

「English for Young Learners Seminar I」の授業では、主に児童へのスキル別の指導法活動計画授業計画の立て方、教材作成を学び、模擬授業を通して児童に対する英語指導の実践力を養います。2020年度は新型コロナ感染症拡大の影響から本コースの授業も全てオンラインで実施しました。

2020年度初めてのオンラインでの授業でしたが、受講生は対面の授業の際と変わらず、積極的に参加して学び、模擬授業も様々な工夫をして臨んでくれました。模擬授業では、担当教員のフィードバックだけではなく、受講生が互いに自分が指導する立場だったらどうするか討論し、他者の模擬授業に対しても具体的な改善案を共有します。そして各自クラスメイトや教員からのフィードバックをもとに改善した模擬授業を行うという様に、模擬授業を複数回経験します。
受講生はこの様に指導について振り返り、改善を繰り返しながら、実践力を身につけていきます。

在学生の声

今年度、本授業を受講した学生の声を一部紹介します。

H. E.さん (大分東明高等学校)

最初はオンラインにも慣れず不安が大きかったですが、Meetで先生や他の学生の顔を見て会話ができたことで昨年までとは違う楽しさや学びが多くありました。グループワークでは自分のペースで進められないことや、グループメンバー全員の意見を取り入れることに難しさを感じたこともありましたが、学び合いを通して自分にはなかった考えや意見を吸収することができ、気づきを増やし深めることができたことはとても良かったと思います。昨年よりさらに児童英語に興味を持ちました。今後も積極的に頑張りたいです。

O.S. さん 国東高等学校

模擬授業では、ただ説明をするのではなく、児童に発問を促したりボランティアを促して一緒にやってみたり、実際に説明と一緒に体験してもらうことで児童には理解がしやすくなることを学びました。また、ワークシートや黒板などに簡単に説明の大事な部分を明記して児童の視覚に残すことは、理解の役に立つなと感じました。オンライン授業でしたが、平田先生の授業スタイルはみんなでライブで書き込みできるドキュメントやGoogle Meetを使用して話し合ったり、アクティビティのデモンストレーションを行っていたので、充実した環境で学習することができました。

 

M. A. さん 筑紫女学園高等学校

レッスンプランは、自分が思っていたよりも難しくて苦戦しました。しかし、クラスのみんなの発表やレッスンプランがとても良い参考になりました。特に、勉強になったと感じる点は、子供たちに指導しアクティビティをしてもらった後に発表の場を設けることが、児童の復習につながりより理解が深まる重要な時間になることを知れたことです。また、その発表時間を取り入れられるように時間配分や授業の流れを考えました。オンラインでの授業は難しかったですが、実際に練習してみることで自分の課題がよく分かったし、何よりもみんなの発表を聞くのがとても面白かったです。

 

R. K. さん 佐賀清和高等学校

指導案では、挨拶から、アクティビティや、レビュー、最後の挨拶、などの授業の流れの計画や、見やすい書き方などを学びました。授業の目標や、各項目の細かなステップ、アクティビティの詳細、準備するもの、など、具体的に考えて書けるようになったと思います。また、子供達がどうやったら楽しく英語を学ぶことができるのかを学ぶことができたと思います。多くの子供達が知ってるゲームを応用したり、人形を使ったり、絵本を使ったりすることで、子供達を集中させることができることも学びました。授業ではオンラインでデモンストレーションをしましたが、とても緊張しました。実際に児童を前にしたらもっと緊張するだろうと思ったので、反省点を改善してもっと実践練習して、本番でもきちんと児童に教えられるようにしたいと思いました。今年初めて児童英語の授業を履修しましたが、色々な経験ができて勉強になりました。児童に教える英語は簡単な文法や単語ばかりですが、教えるのはこんなにも難しいんだと思いました。中学生や高校生に教えるなら、言葉や文字だけでも理解してくれるかもしれませんが、児童にはそれだけでなく、ジェスチャーや絵・写真、表情、マテリアル、話すスピードなど、色々な配慮が必要で大変だなと思いました。でも、大変だからこそ、子供達が理解してくれた時にとてもやりがいが感じるだろうなと思いました!これからも色々経験を積んで、新しいことを学んでいきたいです!

 

M.A. さん 須恵高等学校

教材作成では、文字だけではなく、絵や写真、音声を使うことで児童の学習意欲を高め、理解を助けることにつながることを学びました。また、文字だけでも、見せる文字の大きさや、文字数、取り上げる単語は身近なものなのかなど、多くの配慮が必要であることに気づくことができました。模擬授業では、自分の指導案をデモンストレーション時に言葉にして伝えることは少し難しく感じました。加えて、使う単語のレベルや言う一文の長さへの配慮など、児童への指導は気を付けなければならないことがたくさんあると気づくことができました。また、同じ指導案でもみんな違った工夫や配慮があり、学ぶことが多かったです。

 

K. M. さん 筑前高等学校

模擬授業を通して、生徒の中から代表者を決めて行うと、より本番に近い活動になり生徒たちも理解しやすいことや、その際に先生と代表者だけが話すのではなく、他の生徒に質問を問いかけ、答えを考えてもらいながら進めることで、全体の理解を促せることを学びました。また、活動内容を順序立てて説明し、その都度理解できているか確認しながら行うと生徒にとってより分かりやすい説明になることも学びました。授業内ではたくさんの人からフィードバックがもらえるのが、自分にない意見や考えを見つけられるので、嬉しかったし学習になりました。他の人の指導案を見るのも新しい発見や学びがあり、生徒として参加して気づく点もあってとても身になりました。

 

R. D. さん 筑前高等学校

模擬授業を通して、実際に教師が例を見せる、子どもたちに質問しながら説明する、代表者と一緒にするなど工夫できることがたくさんあると学びました。また、順番や誰が何をするなどがはっきりと分かるように「繋ぎ言葉」の活用も大切だなと感じました。対面授業ができず難しい点もありましたが、たくさんのことを学ぶことができました。画面越しで行うのと実際に児童を目の前にして行うのとでは雰囲気が全く違うと思いますが、どのような感じで進めればよいのかが分かったので良かったです。学んだことを今後に生かしていきたいです。

 

A.Tさん ルーテル学院高等学校

初めて児童英語の授業を受けましたが、指導者として大切なことを学ぶことができました。自分が小学生のときは何気なく受けていた英語の授業も、自分が実際にレッスンプランを立てたり、デモンストレーションを行ってみると想像以上に大変で苦戦しました。 デモンストレーションではクラスメイトと実際に授業を受けているような感覚で楽しかったです!先生からの意見や改善点を教えてくださったこと自分が思いつかなかった意見も沢山知ることができたのでこれから指導案をつくる際、参考にしたいです。これから指導案を書く際に取り入れたいと思います。

 

S. M. さん 朝倉高等学校

デモンストレーションを通して、教師はそのアクティビティを理解しているけど、児童は初めてやることなので、step by stepで、一つずつ確認して説明していくことが大切だと学びました。また、何人かの生徒に実際にデモンストレーションに参加してもらうことで、(アクティビティの手順を)理解しやすくなることも分かりました。オンライン授業の中で、Google Meetを通じて他の友人の顔も見ることができて、楽しい授業でした。