コロナ禍を乗り越えつつ、今年度採用を再開した航空業界への内定報告が、国際英語学科4年生から続々と届いています。
その一つ、国際英語学科4年生のM.H.さん(福岡女学院高等学校 出身)が、今年度、JALスカイ九州様から内定をいただきました。
今回は、M.H.さんの就職活動についてお話を伺いました。M.H.さんから高校生の皆さんへのメッセージとともに、以下にご紹介します!
なぜ国際英語学科を選び入学を決めましたか?
少人数規模で教授から細かく指導を受けることができる点と、幼少期から好きだった英語を専門的に学べる点が、国際英語学科を選んだ決め手でした。学科選びで迷った時には、国際英語学科が教員免許を取得することができる学科であり、英語力を伸ばしながら、将来の選択肢の幅を広げることができるという点に魅力を感じ、入学を決めました。
大学で学んだことで、就職活動に活かせたことは?
4年間で継続して努力したことのひとつに、TOEICの高スコア取得があります。
入学当初から、卒業までに800点代後半の取得を目指して努力しました。TOEICで問われる単語は、ビジネスで使われるものが多く、既知の単語でも知らない意味になっていることがありました。そこで、先生方の研究室にたくさん通い、勉強の進め方のアドバイスをいただきました。アドバイスを基に、語彙を増やすためTOEIC用に小さい単語ノートを作り、毎日目を通すことを心掛けました。語彙が増えると、私自身の学習のモチベーションになりました。
努力の結果、目標である870点を取得することができました。コロナ禍で、思うように海外に行けない4年間でもありましたが、入学当初から比べて405点もスコアアップできたことは、自信に繋がりました。
M.H.さんのTOEICスコア:
1年次: 465点 → 4年次: 870点 (405点UP!, 伸び率187%)
大学のキャリアセンターでは、エントリーシートの添削、面接の練習をしていただきました。
私は活用し始める時期が少し遅かったのですが、それにも関わらず、面接時の所作や志望動機の書き方などを1から丁寧に教えていただきました。採用面接で、意外にも特に答えることが難しく感じた質問が、「大学の授業で学んだこと」でした。これまで履修した授業のシラバスや到達目標を見直し、授業で学んだことをあらためて言語化し、自分の言葉で伝えられるよう練習を重ねました。何度も練習を重ねたことで、自信を持って、選考・面接に臨むことができました。
狭き門をくぐり抜け、内定を叶えるまでの就職活動について教えてください。
この1年間、教育実習を含めた多忙なスケジュールをこなしながらの就職活動や、多くの不合格通知など、もう辞めたいと感じた出来事がたくさんありましたが、何か行動を起こすことを常に心がけていました。悩んだ時には、大学の先生方や職員の皆様、母校の先生、アルバイト先の社員さんなど、多くの社会人の方とお話をし、アドバイスをいただきました。周囲の支えがあり、最後まで諦めなかった結果が、夢だった就職先の合格へと繋がったと考えています。
今後の抱負についてお聞かせください。
対話を通して「思いやり」を届けることを意識して、仕事に取り組みたいと考えています。学生時代、コロナの影響で授業が全てオンラインになった時、ビデオミーティングや課題提出の管理等、技術の便利さを実感した一方で、友人との授業外での会話など、やはり「対面」がとても価値あるものだと気付かされました。
空港業務に関しても、グランドスタッフは機械化に多くのメリットがある職種だと思います。しかし、やはり機械よりも人対人の対話がお客様の思い出に残ると考えますし、世界に誇る日本の航空会社として「お客さまのために」と思いやりの気持ちを添えることで「またこの航空会社を利用したい」と思ってもらえる理由にもなると思います。私だからこそ届けることができる「思いやり」を追求し、「世界で一番お客さまに選ばれ、愛される航空会社」というJALグループのビジョン実現に貢献できるような人材になりたいです。
高校生の皆さんへのメッセージをお願いします!
私は、福岡女学院に中高から大学まで通いましたが、ここで過ごした日々を思い返してみると、一番の魅力は、少人数教育と先生方との距離の近さであると感じます。先生方が常に親身になってサポートをしてくださるおかげで、自分の目標に向かって、充実した学生生活を送ることができました。
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