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2023.03.16

国際キャリア学科

(海外留学)北京師範大学に留学中の3年生Y.Nさんからの留学報告③

Study Abroad:出国留学

国際キャリア学科(ICD)では2年次に「Study Abroad」という長期留学科目を設けており、成績などの履修条件を満たした場合、海外提携校への留学ができます。留学先と提携して行う成績評価によって単位が認定されますので、休学することなく、留学することが可能です。「Short Overseas」という約5週間の短期留学プログラムもあります。いずれのプログラムもコロナ禍により中止していましたが、2022年度後期からまずオーストラリアの西オーストラリア大学とサザンクロス大学、そして韓国の延世大学への留学を再開し、国際キャリア学科(ICD)からは32名の2年生が留学しました。

 

こうしたプログラムとは別に各国政府や公的機関の奨学金を得て、海外に留学する学科生もいます。国際キャリア学科3年のY.Nさん(福岡県立香住丘高等学校出身)もその一人です。Y.Nさんは日本中国友好協会が行っている「中国教育省による公費留学生(中国政府奨学生)」に選抜され、昨年秋から中国屈指の名門である北京師範大学に留学しています。以下は、日中国交正常化50周年という節目の年に中国・北京での留学生活を始めたY.Nさんからの報告、第三弾です。

Y.Nさんの北京師範大学留学レポート③

北京師範大学では前期終了後、冬休みを経て、今週から本格的に後期の授業が始まりました。前期は学内で様々なコンテストがあり、私もいくつか賞をいただくことができました。後期は新しいクラスとなり、本科生と合同の授業になります。少しずつ友人も増えてきて、中国語を使う機会が多くなっています。

 

今回の留学で私は中国の旧正月も体験しました。中国は現在も旧暦をもとに毎年の正月の日程を決めます。毎年、旧正月の期間は15日間で、日本よりも正月の雰囲気があります。こんなに近い国でこれほど大きな差があるとは思いませんでした。


さて、今回は冬休みに体験したことをご紹介したいと思います。私はこの冬休み、北京大学に留学している友人と一緒に上海、蘇州、西安へ行きました。中国では他の都市に移動する時は飛行機、高鉄(高速鉄道)、火车(汽車、列車)など様々な交通手段があります。私たちは伝統的な乗り物でもある火车を使いました。北京から上海まで21時間もかかり、到着した頃にはへとへとになりました。しかし、蘇州から西安に行く火车では不思議な体験をしました。中国では火车に乗る時に身分証のチェックが必要となります。外国籍の私たちはパスポートを見せることになりますが、私たちがパスポートを見せ、外国人と分かった瞬間、すべての乗務員の方が私たちのところに来ました。最初はびっくりしましたが、乗務員の方々は私たちのことを気にかけて話しかけてくれました。おかげで、安心して西安まで乗ることができました。西安では兵馬俑や楊貴妃に関する遺跡などを見学し、中国の歴史や文化をより理解することができました。旅行先では中国語を通じて様々な方と交流ができ、さらに中国語の勉強に励もうと思いました。夏休みにはまた他の都市にも行きたいと思っています。


私は現在、北京日本人留学生団体に所属し、日中友好のための活動も行っています。先日は北京の日本大使館で日中友好成人式を開催し、実行委員を務めました。事前準備など大変なこともありましたが、成人式の開催を通じて多くの方々に会い、様々なことを学び、自分の将来について考えさせられました。私の北京での留学生活も折り返し地点になりました。思った以上に一日一日が早いです。残りの留学生活も充実した日々を過ごしたいと思います。また、ご報告いたします。