福岡女学院大学は、2022年度より全科目を対面授業としています。
学生達は、日々登校しており、友人と語らったり、仲間と勉学やスポーツに勤しんだりと、マスク姿とはいうもののコロナ禍前の「日常」を取り戻しています。
この「日常」が、学生達に安心と幸福を運んできたのでしょうか。
2年生Qクラスの学生同士での投票で、上位2首に選ばれました俳句は、いずれも「通学できる日々」の充実感や愉しさを謳ったものでした。
2年生の作品と教員のコメント
【教員のコメント】
キャンパス内のキャッシュコーナーの写真です。
全科目対面での授業となり、学内のカフェや食堂でお食事をとったり、友人と過ごす時間が長くなるとともに親密度も増し一緒に遊びに出かけるようになったりと出費が増えるようになったそうです。
その一方で、バイトのシフト時間が減ってしまい収入は減ってしまったそうです。
沢山稼ぐことのできるバイトがあれば教えて欲しい。」との本人の気持ちと願いが添えられていた句です。
【教員のコメント】
キャンパス内の駐輪所の写真です。
校門をくぐり、校舎も通り過ぎてから辿り着く駐輪場。
奥のほうから駐めるというルールになっていますが、進めば進むほど校舎からは遠ざかります。
というわけで、教室に行く時、駐輪場の手前に停めてしまう学生も少なくなく、混雑してしまっていることが、よくあるそうです。
「少し来るのが遅れてしまい、急いで教室へ行く日があるので、手前に停めてしまう気持ちがわかるなぁ。」と共感の気持ちを詠んだ句だそうです。
例年ですと、フォト五七五では、キャンパス内の豊かな自然、ミッションらしい建物が詠まれることが多く、「非日常的」な写真が人気を集めるのですが…。
長いコロナ禍を過ごしている私たちには、「日常」こそ素晴らしく目に映る、そんな今日この頃に出会った句会でした。
長いコロナ禍を過ごしている私たちには、「日常」こそ素晴らしく目に映る、そんな今日この頃に出会った句会でした。