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2022.03.03

国際キャリア学科

(授業紹介)「Freshers Seminar」(国際キャリア学科1年必修科目、担当:中島)

国際キャリア学科では、英語等の語学を基盤に、国際ビジネス、異文化コミュニケーション、地域研究・国際協力の三分野を中心に学びます。いずれも将来、世界とつながる仕事で活躍していくうえで重要な分野です。専門分野の学習は専門ゼミが始まる3年次から本格化しますが、1年次からもその入門的な授業を行っています。例えば、「Freshers Seminar」です。

 

前期と後期に開講されているこの授業では、山口(国際ビジネス、地域研究)、オキーフ (国際協力、社会学:米国出身)、中島(英語学・異文化コミュニケーション)、蘭(異文化コミュニケーション:中国出身)の4名の教員でローテーションを組んで、各分野に関する入門的な授業を行っています。1年生たちは前後期、各15回の授業で各分野についての入門的な授業を3回ずつ受講します。残る3回は世界とつながる仕事で活躍されている外部講師による特別講義を受講します。2021年度はヤマハ発動機の柳取締役会長、財務省・税関の山口博多税関支署長、在福岡米国領事館の近藤・シャー広報担当領事、福岡アメリカンセンターの犬塚ディレクター、ラブエフエム国際放送のDJアンナ様等による特別講義を開催しました。


専門分野に関する入門的な授業のうち中島が担当する授業では、自然なスピードで話される英語を聴きとるための実践的訓練を行っています。いわゆる英語教材ではなく、映画のワンシーンを用いて授業を行い、後期は特に「語り」のシーンをスラスラと言えるまでトレーニングします。

 

今年度の授業では「City of Angels(シティオブエンジェル)」(1998年、米国)、「Legally Blonde(キューティブロンド )」(2001年、米国)、「Mr.Holland's Opus(陽のあたる教室)」(1995年、米国)の三つの映画作品を教材にナチュラルスピードの英語の特徴について理解したうえで、発音のコツを学び、練習しました。学生たちは課題として各自、映画のセリフを英語で話す映像を提出しました。

(2019年度以前の本授業の授業風景です)

以下では、受講生のコメントのいくつかをご紹介します。

Y.Mさん(福岡雙葉高等学校出身)

「英語を英語で理解する」体験ができました。映画のセリフを繰り返し話すことでどのような場面で使うフレーズなのかがイメージしやすく、日常生活でも学んだフレーズが使える場面があり、楽しく学習することができました。また、クラスメイトとお互いの発音を指摘しあいながら練習することで、自分一人ででは得られない新たな気づきもありました。

M.Oさん(福岡県立糸島高等学校出身)

最初のうちは映画のなかで何が話されているのかわかりませんでしたが、やっていくうちに少しずつ聞きとれるようになりました。楽しく英語を学ぶことができたので、これから自分でもこの授業で学んだ学習法に取り組み、特にリスニング力を向上させていきたいです。

S.Nさん(福岡県立田川高等学校出身) 

この授業を受けるまでは英語を話すこと、特に感情を交えながら英語を話すことに抵抗がありました。しかし、授業を通して映画の主人公になりきってセリフを言ったりするなかで、感情を込めて英語を話すことに抵抗感を感じなくなりました。そのおかげで英語を話すことが楽しくなり、英語をより身近に感じるようになりました。クラスメイトとペアやグループで受ける授業でしたので、そこからコミュニケーションが広がることも多かったです。授業で使用される映画作品も素敵なものばかりで、洋画に対する興味も高まりました。

M.Cさん(佐賀県立三養基高等学校出身)  

セリフを覚えて話したものを録画するのは、一番好きな課題でした。覚えるのは大変ですが、その分、セリフの英語が聞きとりやすくなり、英語の表現の幅が広がったと思います。登場人物の表情やイントネーションを真似するのは、まるでプチ演劇のようでとてもワクワクしました。もっとたくさんの時間、受けたいなと思う授業でした。

A.Nさん(福岡女学院高等学校出身)

様々な洋画をもとに英語の会話を一つ一つ読み解いていくのがとても楽しかったです。中島先生が丁寧にその場のシーンや言葉を解説して下さったので、理解しやすかったです。楽しみながら英語に触れることができる授業だと思います。

R.Hさん(福岡県立筑紫中央高等学校出身)

動画を何度も見て、何度も練習することで表情やイントネーション、音のつながりも分かって、次第にネイティブ・スピーカーの音に近づけていけた授業だったと思います。取り上げられた映画も面白く、クラスメイトと仲良く、楽しく学習ができました。映画における英語の言い回しを覚えることでスラスラと話せるようになると思うので、何度も映画を見直してこれからにつなげていきたいです。ありがとうございました!

Y.Oさん(福岡県立筑紫中央高等学校出身)

英語の勉強法として、洋画や洋楽を使うといいと聞くことはありましたが、これまでは実践しても特に英語力が上がったという実感はありませんでした。しかし、この授業では洋画をただ見るだけではなく、聞いたセリフを文字に起こして、自分で発音してみるというアウトプットをすることで、話の内容についても理解を深めることができました。ただ勉強するだけではなく、楽しみながら参加できる授業でした。

R.Uさん(上智福岡高等学校出身)   

私は英語をネイティブ・スピーカーみたいに話せるようになりたくて、国際キャリア学科に入りました。学科にはTOEIC®の勉強方法を集中的に学ぶ授業やネイティブの先生と話す授業がありますが、この授業は特に幅が広い授業でした。洋画を見て、英語のスクリプトを見ながら、何十回も繰り返し聞くなど、とても勉強になりました。

S.Mさん(福岡県立糸島高等学校出身)   

中島先生の映画を使う英語の授業は、入学する前から楽しみにしていた授業でした。実際に受講してみて、学生の興味を増す授業展開で、楽しみながら英語力を身につけることができ、正しい英語の発音も学ぶことができました。機会があればまた受講したいです。