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2022.02.22

国際キャリア学科

(授業紹介)「Current Business」-世界とつながる仕事について学ぶ②

国際キャリア学科(ICD)3年生以上を対象とする「Current Business」(担当:山口)は、世界とつながるビジネスや公務の第一線で活躍されてきた様々な業種の経営者や実務担当の方をお招きし、現場の視点から日本の産業や企業経営、国際展開などについてご講義いただくオムニバス形式の授業です。

2021年度の本講義では、製造業(輸送機器、アパレル)、銀行、保険、旅行、ホテル、貿易、海運、航空運輸、物流、IT、公的金融機関(福岡県信用保証協会)、行政機関(農林水産省)の各業種から19名の講師をお招きし、講義をいただきました。就職や就職活動を控えた受講生たちは毎回、真剣な表情で受講していました。

以下では前回に続き、受講生の感想(代表)をご紹介します。

R.Kさん(福岡県立小倉西高等学校出身)

今まで知らなかった業界についての知識を得るとともに、就職活動に向けて貴重なアドバイスをいただくことことができました。例えば、ドーワテクノスの吉田様は求める人材として「会社の理念を共有できる人、コミュニケーション能力のある人、価値観の違う人の言動を理解できる人、仕事を楽しめる人」をあげられました。社会に出ると、幅広い年代の方や自分の価値観とは違う方と出会うことが多くなると思います。その時、価値観が違う人の考えや行動を理解し、自分の価値観を押し付けるのではなく、共感できる部分を見つけ、歩み寄ることは組織のなかで活動するためにとても大切なことだなと思いました。「Current Business」の講義全体を通して、働くに際し、素直で、広い視野で様々な価値観を受け入れ、自分の可能性を信じ、挑戦し続けることが大切だと学びました。どの業界で働くことになっても、組織は人との関わりで成り立っているので、いかに柔軟に考え、行動できるかが大切になるのではないかと感じました。どの講義でも新たな学びがあり、とても貴重なお話をいただいたので、就職活動だけでなく社会に出てからも忘れずに大切にしたいと思います。

Y.Kさん(福岡県立浮羽究真館高等学校出身)

以前からこの授業を受講してみたいと思っていたので、今回、対面でお話を聴くことができたことをとても嬉しく思っています。それぞれの業界について、その歩みや現状を知ることでより深く学ぶことができました。この講義を受けなければ知らなかった業種もあり、就職活動での選択肢が広がりました。LINE Fukuokaの中島様の講義では、マーケティングについても講義していただきました。私は経営学、マーケティングに関するゼミに所属しているので、とても興味深かったです。どの講義でも講師の方々から就職活動へのアドバイスやこれから社会人として働く私達へのメッセージをいただき、とても胸に響きました。改めて自分自身を振り返り、今後、どういったことを意識しておくかを学ぶことができました。講師の方々は皆さん、仕事を楽しみ、まずは臆せずにやってみるという行動力の大切さを指摘されていました。就職活動中に気持が落ち込むような時にはこの講義でいただいた言葉を思い出し、前を向いて頑張りたいです。

A.Yさん(福岡大学附属若葉高等学校出身)

実際に各業界で活躍されている方々から直接、仕事内容を教えていただいただけでなく、「働くとは何か」「どのような人材を求められるのか」について具体的に知ることができました。例えば、HITOYOSHI株式会社の竹長工場長の講義では日本の繊維・アパレル業界の現状と課題について学ぶことができました。授業の最初のところで竹長工場長が話された親会社の経営破綻を乗り越えて会社を立て直されたという設立の経緯はとても感動的でした。モノづくりに対する深い愛情を持っているからこそ、日本の繊維・アパレル業界は厳しい状況下でも成長し続けているのではないかと思いました。私も愛情を持って働けるような会社で働けたら幸せだと思います。そのためにも業界研究、企業研究を進め、就職活動を頑張っていきたいです。「Current Business」の講義を通して、全ての講師の方々がお仕事に誇りをもって働かれていているように感じました。私も自分の会社や仕事に誇りをもって働いていきたいです。後悔なく就職活動を行っていくために、今のうちから「働くとは何か」を考え、今、自分にできることを進めていきたいと思います。

M.Eさん(福岡海星女子学院高等学校出身)

「Current Business」を受講して、机に向かって自己分析や企業分析をするだけでは視野が狭くなり、どんどんマイナス視点になっていくなと改めて感じました。もちろん一人で黙々と向き合うことは重要ですが、社会で活躍されている方々からどんな生き方をされてきたのか、どんなことを大切にされてきたのか聴くことで、視野が広がり、新しい考えを持つきっかけになると感じました。例えば、「軸を持つこと」の重要性を強く意識するきっかけになったのがヤマハ熊本プロダクツの木村様の講義でした。今までは本当にこの業界、会社で働きたいのかわからないままどんどん社会に出ることへの不安が募っていくばかりでした。「就活軸」という言葉はたびたび聞きましたが、その重要性をよく理解できていませんでした。しかし、木村様の講義を聴き、自分の軸をしっかりと定めることで何かに迷った時に助けにもなるし、進むべき方向を示してくれると思いました。私の軸は何だろうと考えた時、「お客様の笑顔をみる」「グローバル」「女性の働きやすさ」「チームで働く」「形として見える成果」という五つは欠かせないなと感じました。この軸を決めたことで、自分がどんな仕事が向いているのか、何を大切にしていきたいのかをより鮮明にすることができました。この1年間は社会人準備期間と捉え、自分の人生に責任を持って生きる土台を作っていこうと思います。

H.Kさん(宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校出身)

自分の将来について、そして女性としてのキャリアについて考える良い機会となり、とても大きな財産になったと感じています。例えば、農林水産省九州農政局の皆様の講義では、祖母が農畜産業に携わっていて幼い頃から身近に触れていたということもあり、とても面白く、学ぶことが多かったです。同じ農業関連でも、一次産業全体の発展について考える農水省からの視点を学ぶことで、知識を増やすことができました。これまで私はずっと航空業界に興味を持っていましたが、講義を聴き、人の生活の大事な一環である「食」に関わる職業にも関心を持つようになりました。「Current Business」の全講義を通して共通して感じたことがあります。それは、講師の方々が皆様、常にもっと上を目指そうとされていることです。どうすれば会社や組織をもっとよりよくできるのかという思いがあるからこそ、どの講義も魅力的に思えたのだと思います。私も向上心を大事にして、学習を怠らない人間を目指していこうと思います。そして、「Current Business」で学んだことを自分に落とし込みながら就職活動に励んで参りたいと思います。貴重な機会を設けて下さり、ありがとうございました。

M.Sさん(大分県立大分雄城台高等学校出身)

様々な業界の方の講義を聴きました。今まで視野に入れたことがなかった業界も話を聴くなかで魅力的に感じたり、興味が湧いたりしました。講師の方々はどなたも最後に就職活動に関してのアドバイスをして下さり、そのひとつひとつがとても心に残っています。私は接客業に就こうと考えているので、特に接客業の方々のお話は印象的でした。リーガロイヤルホテル小倉の小久保様と航空業界の今村様の講義です。小久保様からはおもてなしの心得についてご講義いただき、今後の自分自身の行動にも活かしていこうと思いました。今村様は、航空業界の現状や就職活動についてお話してくださいました。そのなかで特に「採用側は学生の力量を完璧に見極めることはできない」という言葉が心に残りました。採用する側も人なので、エントリーシートと面接だけですべて見抜くということは難しいと思います。しかし、採用の判断材料はエントリーシートや面接なので、そこでどれだけアピールできるかが重要なポイントだと思います。就職は企業との縁と考えると、自分自身を否定することなく、就職活動を進めていけるのではと、今村様のお話を聴き、より強く感じました。様々な業界の方の講義を聴き、働く上で大切なことはやりがいなのではと思いました。どの講師の方も目標を持って、やりがいを感じながらお仕事をされていて、ご自身のお仕事に対して誇りを持たれているように感じました。自分もそんな職に就きたいと強く思いました。まずは、自己分析により力を入れて、納得できる就職活動ができるよう、進めていきたいと思います。

M.Kさん(興南高等学校―沖縄―出身)

就職活動に対する意欲が向上し、今後、自分が取り組むべき行動などについて再度、考えることができました。それぞれの先生方が、なぜこの業界、企業に就職を決めたのか、現在の業務でやりがいを感じていること、今後の目標などについて話して下さり、たくさんのことを学びました。例えば、福岡県信用保証協会の和田様の講義では日本の開廃業率に関する話がありました。私の母は美容室を経営しており、開業して10年以上経っています。店舗の内装に関することやカラー剤などの薬剤を取り扱う会社とのやり取り、接客などを身近で見てきました。和田様の講義を聴いて、改めて経営を続けている母の大変さや起業の難しさを知ることができました。経営理念についてのお話も印象に残りました。就職活動をする際は、経営理念に注目し、自分が目指していることや、自分がしたいことと一致しているかという点も重視していきたいと思います。

M.Tさん(長崎県立島原高等学校出身)

様々な業種の方々からそれぞれの仕事内容とご経験などたくさんのことを教えていただき、視野が広がりました。私は国家公務員を目指しているので、特に農林水産省九州農政局の方々の講義は勉強になり、これからの進路の参考になりました。講義を聴いて、農林水産省は生産者に寄り添った様々な取り組みをされており、その取り組みが日本の農林水産業、食品産業を未来へ受け継ぐことにも繋がっていることがよくわかりました。講義の後も私達の質問に詳しく答えていただいたので、通常の説明会よりも深く公務員のお仕事や求められる人材について学ぶことができ、とてもいい経験になりました。

A.Iさん(聖和女子学院高等学校-長崎-出身)

「Current Business」の授業を通して、就職活動に向けてどう行動していけばいいのか、どう気持ちを保っていけばいいのかなどのお話がとても印象に残っています。どの講師の方も共通しておっしゃっていたのは、企業理念を見ることです。企業理念を通してその会社のことを知り、それに共感できるのか、自分の考えや思いと合うのかを見るべきだと聞きました。自分にマッチした企業を選ぶことができるよう、調べていこうと思います。LINE Fukuokaの中島様の講義では、データにとらわれすぎず、クリエイティブに物事を考えることが大切だと聞きました。固定概念にとらわれずに物事を考える癖をつけたいと思います。中島様はまた、WHYを考えることが自分の真の考えを知ることにつながるとおっしゃっていました。自分の持っている考えに対して、なぜそう思うのかを考えることが自己分析につながり、考えを見直す機会にもなると思います。面接練習などの際にも「なぜ」を繰り返し、練習していこうと思います。この授業を通して、様々な業種についての知識を得て、就職活動のアドバイスを聞くことができ、やるべきことが明確になりました。

Y.Uさん(鹿児島県立川内高等学校出身)

様々な業界の講師の方にお越しいただき、それぞれの業界の仕事や求められている人材などについて学ぶことによって今の自分の選択があっているのかを再確認するとてもいい機会になりました。最も印象に残っているのは鶴丸海運の飯田様の講義です。鶴丸海運は常に社会の変化に対応し続けてきた企業であり、長寿企業は何かしら新しいモノや事業に挑戦し続けている企業なのだと感じました。飯田様の1日の業務についてのお話も印象的でした。天候に応じて運航予定の変更をしたり、現場に行ったりして大変な仕事だなと感じましたが、様々なことを知り、学ぶことが多くある職場環境であることがいいなと感じました。関心が湧いたのでインターシップにも参加し、より詳しく鶴丸海運について知っていきたいと思います。