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2014.03.06

言語芸術学科

学生と作る英語発音テキスト

 言語芸術学科の特徴として、教員スタッフと学生の共同作業が多いことがあげられます。演劇公演にせよ、ネットラジオにせよ、映画ロケにせよ、常に教員と学生の両輪(コラボ)で動いています。英語教育にもこの図式があり、現在、学科の英語担当教員と学生の共同作業で、英語発音に関するテキスト作りがすすんでいます。ごく一般的な日本の英語教育を中学・高校で受けて来た学生の発音を、矯正してゆき、その過程を音声ファイルでネット上にアップするというものです。協力してくれる学生は教員が組み立てた指導計画に基づき、実際に発音指導を受けます。指導するのは、福岡女学院短期大学部学部長の上原敬司先生(学部学科を超えてコラボ)です。先生は、英語朗読コンテストで日本一の方です。指導者としてはこれ以上の方はいませんね。
 今回、その指導の様子の一部を音声で紹介いたします。

音声サンプル

 言語芸術学科は、英語教育に力を注いでいます。英語教職コースが設定されている学科です。
 学科が目ざす学生の英語力というのは、辞書さえ片手にあれば、英文学を鑑賞したりビジネス文書を読むことができる、また、インターネットなどにおける英語情報を理解できる、という英語力です。それには、基礎から鍛えなおすことが必要で、そのために、授業外活動として「言語芸術寺子屋」という時間が設定されています。
 ところで、言語芸術学科の英語教育で特筆すべきは、発音の徹底指導でしょう。一年次前期・後期を通じて、発音の授業が必修科目として設定されています(合計2700分)。言葉はまず音からです。自分の発音を磨くことで、英語リスニング力もついてきます。
 言語芸術学科の学生は、3年次に国内フィールドワークか海外フィールドワーク(選択必修科目)のどちらかを選択しなければなりません。後者を選択する学生は、英国での研修中、英国人による英語発音の徹底指導を受けます。そして、研修最終日に多くの英語ネイティブスピーカーの前で、英語朗読をします。
 最近は数多くの語学研修プランが存在しますが、本場の英語話者による徹底した発音指導が組み込まれているカリキュラムはとてもめずらしいものだと思います。もちろん、海外での研修カリキュラムも、英国の先生にまかせっきりのものではありません。現在現地と2015年度のフィールドワークに向けて、入念に連絡を取り合いながらカリキュラムの用意をしています。

言語芸術学科は、言語芸術作品(文学や映画)を【教材】として使いながら、言語(日本語・英語)能力と思考力を徹底的に鍛え、何事にも臨機応変に対応出来る逞しい人材を育てることを【教育目標】においているリベラルアーツ系の学科です。【教材】と【教育目標】をリンクさせる【教育手段】として、フィールドワークなどの実践科目を豊富に備えています。