大学のゼミでは、指導教員のもと少人数の仲間とともに、それぞれが興味のある専門分野の研究や学内外の活動に取り組みます。
心理学科の学生は、2年次後期に自分の興味や関心、将来の進路と、先生方の専門や指導のあり方等々を考え合わせ、3年次からのゼミを選びます。
ゼミは教員の研究成果や個性に触れることができる場と言えます。
今回ご紹介するのは犯罪や児童虐待といった社会問題に心理学からアプローチする「大迫ゼミ」です。
大迫ゼミってどんなゼミ?
まずは、大迫先生より、ゼミ紹介をしていただきましょう。
大迫ゼミは、「司法・犯罪心理学」や「福祉心理学」を専門に学びます。
この領域は、臨床心理学の中でも、「実践心理学」と呼ばれるもので、現実の社会生活における様々な課題の解決、あるいは、生活の質の改善・向上などに、心理学の知見を実践的に応用し、役に立てていくという大変、有益で興味深い分野となります。
通常アプローチが難しい犯罪者の心理、更生のための方策、被虐待児の心のケアなどについても教員の実践経験などをもとに詳しく学ぶことができます。
また、実践的な心理学を学んでいくためには、実際のニュースや出来事などに対し、心理学的な視点から、自分なりの考察を深め、問題を探求していく姿勢が重要です。
ゼミ生は、日頃より考える姿勢を身につけ、さらに発言やディスカッションを行うことで、研究における基盤的な探求力を高めていくことができています。
是非、みなさん一緒に学びましょう。
(大迫 秀樹)
ゼミ生の声
私たち大迫ゼミでは、犯罪心理学を中心に学んでいます。
毎回大迫先生が最近のニュースや、有名なニュースを取り上げて話してくださるので、犯罪心理学の視点から様々なニュースを見ることができてとても勉強になります。
また、授業の最初に1人ずつ近況報告や気になるニュースを話す場面があり、その為にただぼーっと日常を過ごすのではなく、意識的にニュースを見るようになり、出来事に対しての自分の気持ちを表現し、それをまとめて話す力がつきました。
それだけではなく、ゼミのみんなの近況や考えを聞くことができて、より皆のことを深く知ることができました。
そして、大迫先生はとても優しく、話もしやすい気さくな先生で、私達のペースに合わせて進行してくださるので、ゼミも落ち着いており、優しい雰囲気でとても居心地のいいゼミです!
(K.O.さん/沖縄県立浦添高等学校出身)
大迫ゼミでは、各々興味のある内容について自由に調べ、研究することができます。
調べた内容は皆で共有し合い、質問したり、先生から専門家ならではのフィードバックを頂くことでより学びを深められます。
また、新聞記事について心理学的観点から理解を深める時間や、同じゼミ生の日常を知ることができる近況報告の時間もあり、毎週充実した90分を過ごしています!
(K.A.さん/福岡県立春日高等学校出身)
大迫ゼミは基本的には個人の研究となりますが、手厚いサポートをしてくださる先生や真剣に考えて相談に乗ってくれる仲間がいるため、卒業論文や研究をするにはとてもよい環境が整っています!
また、授業の初めには気になったニュースや近況報告を発表する場があり、仲間や先生のことを知る機会となります!
ゼミ内の雰囲気もよく、とても親しみやすいです!
大迫先生はとても穏やかで優しく、何事にも丁寧な対応をしてくださいます!
特に、先生の専門分野である司法・犯罪心理学については、新たな視点から学ぶことが出来ます!
私は大迫ゼミに所属して、良い先生や仲間に巡り会えて良かったと心から思っています!
(M.T.さん/福岡県立宗像高等学校出身)