社会、特にビジネスの世界では、聞き手の方に効果的に情報を提示し、理解や納得を得るためのプレゼンテーションが重要な役割を果たしています。プレゼンテーションの機会は、新しい商品やサービスの紹介、顧客への企画の提案、コンペ(コンペティション)だけでなく、社内の会議や上司・同僚への報告、人事面接など、ますます増えています。
国際キャリア学科1年生を対象とする「Presentation Skills」では、英語と日本語での効果的なプレゼンテーションについて4つのクラスに分かれて学んでいます。このうち、「うクラス」(担当:山口)では前回、佐賀県の魅力をより多くの方に発信するための企画をグループで検討し、佐賀県庁と佐賀銀行からお招きした審査委員の方を前に発表しました。
旅行業界、航空業界の第一線で活躍されている方々を前にしてのプレゼンテーションに学生たちは緊張していた様子でしたが、各グループとも十分に練って企画を作成し、練習を重ねたうえで、発表していました。審査の結果、どのチームも甲乙つけがたいという結果になりましたが、特に審査委員に印象的だった発表として台湾への旅行企画を提案したチームと中国の蘇州、義烏、上海とタイのチェンマイ、プーケットへのツアーを企画した二つのチームが選ばれました。発表後、審査委員のご両名からは「どのチームも渡航先の観光素材をしっかりと調べていて、印象的でした。これからわが社でも使えそうな企画もあり、私自身も勉強になりました」(田島様)、「各チームとも印象に残る発表でした。大学1年生でここまで完成度の高い発表が行えることに驚きました」(横山様)という嬉しい講評をいただきました。
「佐賀県の魅力発信」と「旅行商品企画」の二度のプレゼンテーションを通して受講生たちは大きく成長しました。2年次以降のさらなる成長が楽しみです。