国際キャリア学科(ICD)の7期生にあたる現4年生の学生生活は、入学時に始まったコロナ禍により大きな影響を受けました。特に1年次には多くの授業がオンラインになり、大学にも通えない状態が続きました。しかし、こうしたなかでも7期生たちは努力と挑戦を続け、就職活動では目指していた業界や企業へ内定したとの嬉しい知らせが相次ぎました。
このコーナーでは、志望していた企業より内定をいただいた4年生の就職活動体験談をシリーズでご紹介しています。今年度の第28回は高校生までの英語教育を行う「こども英語・英会話専門校」を全国主要都市に展開している株式会社イーオン アミティー事業本部様より内定をいただいたY.Hさん(大分県立大分舞鶴高等学校出身)からの喜びの報告です。
Y.Hさん(大分県立大分舞鶴高等学校出身)-株式会社イーオン アミティー事業本部内定
私はこの度、株式会社イーオン アミティー事業本部より内定をいただきました。
大学2年生の頃はホテルのお仕事に興味を持ち、大学のホテル実務講座の授業を履修してホテル業について勉強していました。そこでホテルの業務にはブライダルのお仕事も含まれることを知り、結婚式場でのアルバイトを始めました。しかし、実際の業務は自分が持っていたイメージとは大きく異なることがわかり、それからは興味を持った職業は実際にアルバイトなどを通して経験をしてから判断しようと考えました。
大学3年生の頃は、日本語教育の授業を取っていたため、実際に日本語を教えてみたいと考え、福岡女学院大学のチュータ―アルバイトで留学生に日本語を教えました。また、日本語学校の雰囲気や留学生について知りたいと思い、日本語学校も何度か訪ねました。授業のようなきちんとした形式ではなく会話の練習でしたが、とても楽しく、それから教育に関わる職業を視野に入れるようになりました。また、様々な企業のインターンシップに参加し、その際はお仕事の大変な面についてもお話を伺うように意識しました。
その後、就職活動に向けて自己分析を行うなかで、ずっと子供が好きだったことから、子供と関わる仕事が自分にあっているのではないかと考え、公文式でアルバイトを始めました。そこでは、声掛けの仕方や接し方など子供との関わり方についてたくさん学ぶことができました。大変なことはあっても、子供たちが質問に来て、きちんと理解してくれた時、また楽しかったことなどを話してくれることがとても嬉しく、教育、特に英語教育に関わる仕事がしたいと考えるようになりました。就職活動時には、こうしたアルバイトでの経験が大いに役に立ちました。面接の際には、どんな先生になりたいか、どのように子供と関わりたいかなど、経験を交えて具体的に話すことができました。
これから就職活動をする後輩の皆さんにおすすめしたいことは二つあります。一つは、どのような業種が合っているのか判断するために自分について知ることです。大学生活のなかで企業についてのお話を聞く機会はたくさんありましたが、それだけでは分からないこともあると思います。アルバイトやボランティアなど様々なことに挑戦することで、自分の気持ちの変化や自分自身について新たな気づきがあると思います。二つ目は、アドバイザーの先生や大学のキャリアセンターの方々など周りの人に相談することです。私も何から始めたらよいのか分からず不安だったため、小さなことでもたくさん相談に乗っていただきました。一人で抱え込むのではなく、周りの人に頼りながら乗り越えてほしいと思います。私の大学生活を振り返ると、入学当初に始まったコロナ禍で制約が多かったと思います。心残りが全くないわけではありませんが、それでも「やらない後悔より、やる後悔」を意識して様々なことに挑戦できたと思います。4年間は長いように思えてあっという間です。小さなことから少しづつ行動を起こし、皆さんも悔いの無い大学生活が送れるようにしてください。応援しています。