以前ご紹介した2年次の選択必修科目である「基礎演習D」の授業を再び訪ねました。12月、いよいよ授業も終盤に入ったこの日はミュージアムについてのプレゼンテーションをグループごとに行いました。「福岡市科学館」「マリンワールド海の中道」「福岡アジア美術館」「福岡市民防災センター」と選んだ場所はさまざまです。
課題は5つ。
・ミュージアムの「売り」はなにか
・誰のためのミュージアムか
・何を伝えようとしているのか
・何が伝わってきたか
・「異なる視点」で眺めると何が見えてくるか
この日のためにミュージアムに足を運び、体験して感じたことやさまざまな角度から観て考えたことを学生はわかりやすくレジュメにまとめていました。
緊張の面持ちで臨んだプレゼンテーションですが、どのグループも堂々としていて、先生からの鋭い質問にもフォローし合いながら、一生懸命に答えている姿が印象的でした。
~学生のコメントシートから~
・どの班もレジュメや発表に特色があり、なるほどそういう伝え方もあるのかと勉強になりました。(S・Aさん)
・それぞれの発表を聞いて、子どもの頃の視点とはまた違った見方ができると感じました。(Y・Yさん)
・自分たちが感じ取ったことをどうやって表現し、伝えられるかを皆で話し合い、文章を考えました。それが伝わったようでとてもうれしかったです。(H・Mさん)
・あらかじめどのような質問がでるのかを想定しておくことも大事だと感じました。(M・Sさん)
・与えられた情報をただ受け取るのではなく、さまざまな視点から観察することで、与えられた情報以上の、しかも大切なことに気づくことができました。(A・Rさん)
一番多かったコメントは「発表を聞いて、実際に行きたくなった」でした。
それだけよく観察し、その場の「魅力」が伝わってくるようなプレゼンテーションでした。
(学科Today編集担当)