国際キャリア学科（ICD）４年生の学生生活は、コロナ禍により大きな影響を受けました。一時期はほとんどの授業がオンライン授業になり、大学にも通えない状態が続きました。しかし、こうしたなかでも４年生たちは努力と挑戦を続け、就職活動では目指していた業界や企業へ内定したとの嬉しい知らせが相次ぎました。

このコーナーでは、志望していた企業より内定をいただいた４年生の就職活動体験談をシリーズでご紹介しています。今年度の第２６回は９０年以上の歴史を持つ広告代理店である株式会社朝日広告社様より内定をいただいたM.Fさん（福岡女学院高等学校出身）からの喜びの報告です。 

私はこの度、株式会社朝日広告社より内定をいただきました。

私は、大学２年生の春休みに広告会社のインターンシップに参加し、また留学していたカナダの学校でグラフィックデザインの基礎に触れたことで、将来の就職先として広告業界を意識し始めました。就職活動を始めた当初は広告会社を含め、興味や関心のある様々な業界を考えていましたが、次第に多様な企業と生活者をつなげることでクライアントの課題解決に貢献する広告会社の仕事に魅かれるようになりました。そして、業界研究を進めていくなかで、数ある広告会社の中でも様々な媒体を取り扱っている総合広告会社を志望するようになり、９０年以上の長い歴史の中でコミュニケーション環境の変化に合わせて進化を続け、最適なソリューションを立案し、多様な企業の挑戦に貢献している点に魅力を感じ、朝日広告社を目指しました。

 

これから就職活動を始める後輩の皆さんにお伝えしたいことは、周りの人を頼ることの大切さです。私は当初、自分だけでエントリーシート作成や面接対策を行っていました。しかし、ある時、自分では満点だと思っていたエントリーシートや面接対策で良い結果を得られなかったことを契機に、その理由を求めて大学のキャリアセンターに相談に行きました。その結果、今まで時間をかけて準備し、良いと思っていたものが、実は問題だらけであることに気づくことができました。エントリーシートに記入する自己PRや学生時代に力を入れたことなどはできるだけ早い段階で書いておくことをおすすめしますが、その際に重要なことは自己完結にならないことです。必ずどなたかに見ていただくことで、自分では気づかなかったことに気づくことができます。私はキャリアセンターの方に指摘していただいたことで、伝えたいことがより正確に伝わるエントリーシートを作成することができました。その際には、指摘いただいたことを踏まえて、自分の言葉で書き直すことも大切です。そうすることで、自分らしさ、自身の雰囲気や特徴をより面接官の方に伝えることができるのではないかと思います。就職活動は不安が尽きないと思いますが、自分のペースで進めてください。最終的に皆さんにとって納得のいく就職先に巡り合えますように応援しています。