国際キャリア学科３年生以上を対象とする「Current Business」（担当：山口）は、世界とつながるビジネスや公務の第一線で活躍されてきた様々な業種の方を招き、実務の視点から日本の産業や企業経営、国際展開などについてご講義いただくオムニバス形式の授業です。

先日の講義では、生命保険業界の業務と求められる人材について明治安田生命の谷口様、田端様、池田様（国際キャリア学科４期生）をお招きして、お話しいただきました。

初めに福岡マーケット開発部で採用を担当されている谷口様よりより、生命保険について「人の生存または死亡に関して、一定額の保険金を支払うもので、社会保障や企業保障で足りない分を保障する私的な保障です」「損害補償は偶然の事故によって生じることのある損害額を補てんする実損填補であるのに対し、生命保険は一定の金額を支払う定額給付になっています」「生命保険は身の回りに起こる死亡、病気・ケガ、老後（長生き）、介護状態という四つのリスクに備えるものです」とわかりやすく解説いただいたうえで、明治安田生命とその経営理念、企業ビジョン、「みんなの健活プロジェクト」や「地元の元気プロジェクト」などの取り組みについてご説明いただきました。

続いて、同じく福岡マーケット開発部の田端様よりある家族構成のお客様に提案する保険商品のプライオリティ付けをするコンサルティング営業体験のワークを提示いただきました。学生たちは講師の方々にご指導いただきながら真剣に、楽しそうに取り組んでいました。

講義の最後には国際キャリア学科の卒業生（４期生）の池田様が登壇され、コロナ禍でのご自身の就職活動の経験、入社から現在までの歩み、お仕事のやりがい、風通しの良さや同期の仲の良さなどの社内の雰囲気についてお話しいただきました。学生たちは同じ女性としてキャリアを積み上げられている谷口様と田端様、そして社会人の先輩らしくしっかりと嬉しそうにお仕事について語る池田先輩の講義に聴き入っていました。以下は聴講した学生の感想（代表）です。

生命保険は一人一人の人生をサポートするものであり、誰もが必要とするものなので、生命保険会社は人の役に立てる素敵な業種だと改めて感じました。講義を聴いて、このお仕事にはお客様のニーズを聞き出す力やコミュニケーション力が重要であると考えました。国際キャリア学科OGの池田様のお話を聴くことができたことも嬉しかったです。もともと航空業界に興味をお持ちだったことや明治安田生命のインターンシップへ参加された理由など、私と共通しているところが多く、そのような先輩が楽しんで働かれているということを知り、ますます明治安田生命に魅力を感じました。

コンサルティング営業体験のワークを通して、生命保険会社の方々の実際の業務を少しではありますが、経験することができ、どのようなお仕事をされているのかイメージが湧きやすかったです。明治安田生命の方々は「このワークには正解はありません」とおっしゃっていました。実際に、多様な意見があり、そのどれもが正しいなと感じました。これから社会人として働いていくうえでの難しさは、学生時代のテストのように明確な答えがない場面が多いことなのかもしれないと思いました。難しい場面に直面した時にも臨機応変に対応できる社会人になりたいと思います。

コンサルティング営業体験のワークを通して、生命保険業界のお仕事についてより深く学ぶことができました。「病気・ケガへの備え」「重い病気の備え」「就業不能・介護への備え」「万一の備え」「老後への備え」の各保険とも大切で、両親にも入ってもらいたいと思ったので、その中からお客様におすすめする順位をつけていくことがとても難しかったです。この選択、アドバイスを実際に行うことはとても大変だろうなと感じました。それぞれのお客様のご家庭の事情、お気持ちなど、様々な要因を見抜いたうえで、おすすめするには保険や金融に対する知識、話を聴く力、気づく力など、多くの力が必要になる仕事だということを知りました。他方で、大変な分、やりがいも大きいのだろうなと感じました。ワーク中に話しかけてくださる明治安田生命の方々が皆さん、お優しくて、話しやすい雰囲気を持たれていたのが印象的でした。

今まで持っていた生命保険会社に対するイメージが大きく変わりました。様々な方々と関わる仕事であり、たくさんの取組みを行っている業種であると感じました。難しいお仕事ですが、とてもやりがいのあるお仕事だと思いました。

今回、明治安田生命の３名の方々からの講義を受けました。皆さん、バリバリと働かれているキャリアウーマンという印象を受け、まさに私が理想とする社会人の姿でした。講義では、生命保険と保険会社のお仕事について詳しく学びました。特に、コンサルティング営業体験では生命保険会社の社員になったつもりで考えたことで、より理解を深めることができたと思います。

最も印象に残ったのはコンサルティング営業体験です。数種類ある保険商品の中からそのお客様にとってより重要だと思う順番に選んでいくことは難しかったです。明治安田生命に就職された先輩のお話も聴くことができて良かったです。社会人歴が長い方のお話は聴く機会がたくさんありますが、お年の近い先輩のお話を聴く機会はあまりないので、貴重な時間でした。

今回の講義を聞いて、生命保険会社のお仕事に対する印象が大きく変わりました。お客様の状況やご希望を聞き、最適案を提案することは簡単なことではないと思います。生命保険とは現時点では明確ではない将来のための商品であり、他の業種の営業よりももっと難しいはずです。実際にコンサルティング営業体験のワークを通して、顧客理解と信頼関係の構築が大事なお仕事だと実感できました。生命保険会社に就職しようというとは今まで考えていませんでしたが、今では選択肢に入るほど、素敵なお仕事だと思いました。

終始、率直なお話をいただき、勉強になりました。講義の後にも池田先輩が「良い会社だからぜひインターンシップに参加して」と声をかけてくださって、ご自身のお仕事と会社に誇りを持たれていることが感じとれました。私も誇りをもって誰かにすすめられるようなお仕事をしたいです。

今回の講義はすべてが新鮮でした。明治安田生命では、そのまま営業の道を極めるほかに、他の部門へと進み、キャリアアップも目指せると聞き、こうした社内の人事システム、キャリアパスについてのお話も面白かったです。コンサルティング営業体験も興味深く、お客様の家庭の事情や経済状況を踏まえ、ぴったりの保険をご提案するには寄り添う気持ちや保険に対してのあらゆる知識を持っておかなければならないため、大変ですが、やりがいのあるお仕事だと思いました。

保険業界は信用が第一だと思いますが、明治安田生命の皆様の講義を聞いて同社が業界をリードしている会社である理由が分かりました。丁寧で理解しやすいお話や親しみのある雰囲気が何より素敵でしたし、明治安田生命で働かれていることに誇りを持たれていて、その看板を背負って講義にいらしていただいていると感心させられました。今まで知らなかった生命保険業界と明治安田生命のリアルを知ることができて、非常にいい機会となったし、今後、CMなどで拝見するたびに「あの方々みたいに胸を張って働けるようになりたい」と思い出すのだろうと感じました。