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2023.11.14

メディア・コミュニケーション学科

デザイナー職に内定している4年生へのインタビュー

前回お送りした内定者インタビューに続き、今回は印刷会社への内定を決めたK・Yさんにお話を聞きました。

-4月からどんなお仕事をされるのですか
食品ラベルやパッケージを扱う会社で、デザインを担当します。

-就職活動を振り返ってどうでしたか
デザイナー職に応募すると、履歴書の他に、ポートフォリオ(作品集)の提出を求められます。私は、ゼミで制作したロゴマークや、今回内定をいただいた企業を意識してデザインした「ジャムのラベル」など、合計8点の作品を入れたポートフォリオを提出しました。「ジャムのラベル」は一から作るのに本当に苦労したんですが、やりがいがありました。とても緊張するほうなので、大学のキャリアセンターの方に面接の練習をお願いし、4月以降何回も通いました。質問のパターンを勉強したり、面接官への伝え方の練習をしました。おかげさまで、実際の面接で同じような質問があり、とても役立ちました。

-学生生活で印象に残った授業はありますか
2年生の時に受講した「コピーライティング研究」は受けてよかったと思います。“コピー”の発想には、色々な視点から考えることが重要だと学びました。
例えば「“I love you”を“恋”や“愛”を使わずに100通り考える」という課題が出された時は大変で、3日間お風呂の中でもずっと考えていたくらいだったのですが、「母だったら」「友達だったら」と違う立場で考えながら試行錯誤した結果、なんとか100通り絞り出すことができました。その時に考えた案の一つ、『君と会う日にアラームなんていらない』というコピーは授業でも紹介していただき、とてもうれしかったことを覚えています。この授業で学んだことは今後の仕事にも活かせそうです。
他にも印象に残っている授業は、二瓶先生の「デザイン概説」、林田先生の「メディア概説」、能勢先生の「映画研究(海外)」などですね。とても興味深く、楽しかったです。

-いつからデザイナーを志すようになったのですか
中学生の頃、CDジャケットを見るのが好きだったのですが、AAAの「WAY OF GLORY」というアルバムジャケットを見たときに「かわいい!!」と胸がときめいたんです。デザイン分野に興味を持ったのはその頃からですね。

-大学選びもデザインを意識したのですか
そうです。メディア・コミュニケーション学科であれば、デザインはもちろん、それだけではなくメディアのこと、コミュニケーションのことを幅広く学べ、視野を広げられそうだと考えたからです。デザインだけの大学だと、コピーライティングは学べていなかったかもしれないですし、この学科で学んだことで「デザイン」「メディア」「コミュニケーション」は意外とつながっていることに気がつきました。

-K・Yさんといえば、昨年デザインコンペで見事受賞されましたよね
はい。「Metro Ad Creative Award2022 」のデザイン部門で学生部門賞をいただきました。
ポスターデザインのコンペなのですが、興味があるものには、他のコンペも含めとにかく応募しました。応募すること自体とても勇気がいることなんですが、力がつくのではないか、就職の強みになったらいいなという思いでチャレンジしました。
実際、このことに関しては面接で聞かれることも多かったですし、自信をもってハキハキと話せたと思います。

-これから大学を目指す高校生や、就職活動をする後輩たちにメッセージはありますか
入学前は、大学生活に対しての不安が少なからずあると思います。私もそうでした。でも、入学してみると、先生も友人もみんなやさしく、お腹を抱えて笑い合える親友もできました。みんなに安心して大丈夫だよと言いたいです。
また、将来の夢が具体的になくても、メディア・コミュニケーション学科に入ることで、何かしら興味のあるものを見つけることができると思います。もともと興味や目標がある人は、それを広げる可能性がある学科なので、目標まで力強く進んでいけると思います。
私は、夢はあったけれど全く自信がありませんでしたが、小さなことから挑戦していくことで、夢を信じられるようになりました。どんなに小さなことでも是非挑戦してほしいなと思います。

インタビューを通じて、K・Yさんの内側からあふれるエネルギーを感じました。

ご協力ありがとうございました。

 

(学科Today編集担当)