大学のゼミは、指導教員のもと、少人数で専門的な学びを深める場です。
心理学科では、1,2年次は、基礎演習・応用演習という少人数の授業がありますが、この時のクラスはあらかじめ決められたクラスです。
一方、3年生の専門演習、4年生の卒業研究といった授業では、自分がどこのゼミに所属して学ぶかということは学生自身が決めることができます。
心理学科では、まず2年生の9月~10月のゼミ紹介の時間で、すべての教員から専門領域やゼミでの活動内容、指導方針についての説明が行われます。
その後、2週間程度の期間で各ゼミのグループ面談や個別訪問が行われます。
この時、1人で5つ以上のゼミを訪問して比較検討する人もいれば、最初から「この先生」と絞って同じ先生から複数回面談を受ける人もいます。
学生達は、それぞれに自分が重視する観点からゼミを選びます。
自分の興味や関心があることを一番学べるゼミは?
ゼミの雰囲気は?
学外での活動はあるの?
先輩たちはどんな感じ?
将来の進路は?
友達と情報交換したり、先輩の話を聴いて見たり、一人でじっくりと考えたりしながら、それぞれに大学生活後半の2年間を思い描きます。
迷ったり、悩んだりするこの期間を通して、本当に学びたいことがはっきりしてくる人もいます。
また、それまであまり交流がなかった先生方ともゼミ選びの面談で対話し、新たな発見をする人もいます。