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2023.10.31

メディア・コミュニケーション学科

授業紹介:資料室ツアーを終えて

前回に引き続き、「基礎演習D」の授業にお邪魔しました。

福岡女学院には、1885年の創立からのあゆみを伝える資料室があります。今回は教室を離れて、福岡女学院資料室ツアーを行うとのことで同行させてもらいました。

ツアーでは学院資料室の井上美香子先生の説明を聞きながら、一つ一つの展示を見ました。
初めて資料室を訪れるという学生も多く、いままで知らなかったエピソードに驚いたり、感心したりしながら、当時の学校生活に思いを馳せていました。

説明にしっかりと耳を傾け、興味深そうに資料や動画に見入る学生たち。
何を学び、何を感じ取ったのでしょうか。
彼女たちのコメントシートからいくつかご紹介します。

女学院のセーラー服の歴史を始めて知りました。アメリカの男の子の服としてあったものが、アメリカの女性ファッションとして流行し、それがセーラー服として女学院の制服になったと聞き、その歴史にとても驚きました。(M・Tさん)

写真や資料だけでなく、映像が残っていることがすごいと思いました。昔の学校は固い雰囲気だと思っていましたが、映像に出てくる生徒はみんな楽しそうで、笑顔で素敵だなと思いました。(K・Kさん)

ギール先生の持ち物は、古いものですがとても綺麗な状態で保管されていて、いまなお大切にされているのだなと感じました。また動画に「修養會」が映っていましたが、今も「全学修養会」が行われていて、脈々と続く伝統を感じました。(A・Sさん)

初めて資料館に入りました。内容が濃くて、新たに女学院の歴史をたくさん知ることができました。中でもセーラー服のプリーツスカートは今でも人気ですが、カーテンから発想を得て仕上げたのだと知って、よく思いついたなと感じました。(H・Mさん)

一番印象に残ったのは、昔の学校生活の記録動画です。和服から洋服に変わったため、歩き方や姿勢を正すためのウォーキング練習があったと知り、驚きでした。(S・Mさん)

歴史については授業で知っている部分もありましたが、実際の資料や映像などで更に深く理解できました。当時の証言がなくても、資料があれば、次の世代へ伝えられるのだと感じ、資料はとても重要だとわかりました。(R・Aさん)

福岡女学院の歴史を一から 資料と突き合わせながら学ぶことができ、貴重な時間でした。 知らずに卒業するのはもったいないと感じたので、早くから資料室に行く機会があるといいなと思いました。(S・Kさん)

学生のみなさんは、身近な「ミュージアム」からたくさんのことを感じ取ったようです。

(学科Today編集担当)