そして、多くの企業が海外駐在員派遣などの目安としているTOEIC® 730点以上を目標にしています。2年次には海外提携校に留学するプログラム(*)もあり、経済界と連携したインターンシップや実務研修でも英語を使う機会が豊富にあります。こうしたカリキュラムを通じて、TOEIC®の得点を大幅に伸ばす学生も相次いでいます。
- 海外留学プログラムはコロナ禍のため停止していましたが、昨年度後期よりオーストラリアの西オーストラリア大学とサザンクロス大学、韓国の延世大学への留学を再開しました。今年度からは、カナダのセントメアリーズ大学とニュージーランドのオークランド大学、そして台湾の長栄大学への留学も再開しています。
国際キャリア学科生のTOEIC®挑戦レポート、61回目となる今回は今年前期に学部の目標値を上回る750点を達成したA.Kさん(3年、福岡女学院高等学校出身)からの報告をご紹介します。
A.Kさん(3年、福岡女学院高等学校出身)のTOEIC®挑戦レポート
私がTOEIC® のスコアアップに向けて取り組んだことは主に三つあります。
一つ目は、国際キャリア学科(ICD)の短期留学プログラムである「Short Overseas」への参加です。2年生の春休みの5週間、オーストラリアの西オーストラリア大学付設の学校で英語を学びました。短い期間でしたが、自分のレベルにあったクラスで集中的に学ぶことで、苦手意識のあった文法の理解を深めることができました。帰国した後も英語力が下がらないように定期的にネイティブスピーカーの先生方と英語で会話するなど、英語に触れる機会をできるだけ絶やさないよう心がけました。これでリスニング力を養うことができたと思います。
二つ目は、TOEIC® 公式問題集の使い方です。1年次に履修した「Test Taking Skills」というTOEIC® 対策の授業で使用した問題集を何度も解き直しました。時間がとれない時はパート別に、時間がある時は試験本番と同じように時間を計って解くことで、自分の得意、不得意を理解し、どのパートに時間を掛けるべきか知ることができました。
三つ目は、洋書多読・速読とリスニングの2倍速聴きです。TOEIC® のリーディングパートを時間内に解き終わるために大学の図書館にある洋書を借りて、とにかく目を速く動かし、速く読む練習をしました。リスニングはダウンロードした英語のリスニングやポッドキャストを倍速にして通学中などに聴くことで、リスニング問題がはっきりと聴き取れるようになりました。これらの勉強法は継続しても力になり、試験の直前練習として行っても素早く効果を感じられます。
私は自分に合った勉強法を見つけるまでTOEIC® のスコアが伸び悩む時期もありましたが、様々な勉強法を試すことで、自分に合ったやり方を見つけることができました。今後は800点を目標に勉強を続けていきます!