「心理学的支援」とは、心理学をベースとした支援の総称です。
心理的な支援というと、個人を対象とするカウンセリングや心理療法を思い浮かべる人が多いと思いますが、他にも訪問や地域支援といった形の支援もあります。
支援の対象も、問題を抱えている当事者だけではなく、その方の周囲にいる関係者の方々も含まれますし、健康な人を対象に予防やより健康に生きることを支援することも大切な支援の一つです。
「心理学的支援法」って、どんな授業?
このように大変幅の広い心理学的支援ですが、『心理学的支援法』の授業では、代表的な心理療法を中心に、多様な支援のアプローチの仕方についても学んでいきます。
授業では、その支援の土台となっている理論について学びますが、できるだけ事例を取り上げ、まだ支援の経験のない受講生の皆さんにもイメージを持ってもらえるよう心掛けています。
また、支援とはすなわち実践ですから、基本や原則を身につけるとともに、自分で考えて行動する力が求められます。
そのため、ところどころで問いを投げかけ、受講生の皆さんに考えてもらう機会を作ることも心掛けています。
受講生の皆さんには、「まだ勉強してないから」と委縮せず、「まだ勉強してないんだから少々ヘンなこと言ったって仕方ない」くらいに思って、のびのびと思いを巡らせてほしいと思います。
未来の支援者を志す皆さんと一緒に勉強できるのを楽しみにしています。