学科 Today

  1. HOME
  2. 学科 Today
  3. 国際キャリア学部
  4. 国際キャリア学科
  5. (授業紹介)「Analysis and Discussion I」(担当:中島)

2023.08.28

国際キャリア学科

(授業紹介)「Analysis and Discussion I」(担当:中島)

国際キャリア学科(ICD)2年生の選択科目である「Analysis and Discussion」では、与えられた情報を分析したうえで、自らの考えや意見を表現する力を育みます。本科目は英語の習熟度に応じてクラスを編成していますが、そのうち中島担当のクラスでは今年度前期、映画「Notting Hills」 (「ノッティングヒルの恋人」、1999年、英国)を教材とし、1年次に身につけた英語の4つのスキル(読む、書く、聞く、話す)を高めながら、分析力、表現力を伸ばす授業を行いました。

 

語学の学習では繰り返し聞いたり、話したりすることが何より大切です。映画のシーンを教材として使用することで、その繰り返しは楽しい体験となります。登場人物と一緒に笑ったり、泣いたりして、感情移入することで、学んだ内容はより印象に残り、知識として定着しやすくなります。授業ではシーンごとに英語の台詞を読み込み、登場人物の心情や人間関係について考察し、ペアやグループで発表しました。毎週、サマリー、レスポンスの課題を提出することで、英語のパラグラフ・ライティングの力も身につけました。学期末のプレゼンテーションでは、チームごとに、劇中の人間関係やその変化について分析し、英語で発表しました。

 

以下は、受講者による授業の感想(代表)です。

K.Uさん(福岡県立筑紫中央高等学校出身)

「ノッティングヒルの恋人」という映画は知っていましたが、これまで観たことがありませんでした。しかし、いざ観てみると、主人公であるアナとウィリアムのお互いに惹かれあっていく経緯や二人を支える友人たちの素敵な関係性に感動しました。登場人物たちが自分の気持ちを直接、言葉に表さなかったり、婉曲的な言い回しを使うところが素敵だと感じ、大人の恋愛を少し背伸びをして覗いている気になりました。授業では、作品の中に出てくる日常会話で使えるフレーズや単語などを学ぶことができました。また、映画のシーンを思い出しながら中島先生やクラスメイトと一緒に音読したりしたことで、楽しく覚えることができました。アナやウィリアムの心情を考えたり、「もし自分だったら」と考えることも楽しみの一つでした。楽しい授業をありがとうございました。

H.Hさん(活水高等学校出身)

私はこの授業を通して、ものの見方や考え方、表現方法を学びました。映画を観ながら、登場人物がセリフを言った心情やそれぞれの場面で登場人物の気持ちにどのような変化が生まれたかなどを考えて分析することがとても楽しいと感じました。クラスの中でも様々な意見があり、自分が状況をどのように捉え、それをどう表現して伝えるのかを考えることもとても貴重な学びとなりました。

H.Kさん(長崎市立長崎商業高等学校出身 )

一つの映画を何回にも分けて細かく観て、勉強するという体験は初めてでした。最初は気づかなかったことに後から気づくことができたり、グループで分析して、意見交換したりするのが楽しかったです。最終日には、グループでこの映画についてのプレゼンテーションをしました。各グループが様々な視点から発表をしていて面白かったです。

N.Sさん(福岡県立小倉南高等学校出身)

私は「Analysis and Discussion Ⅰ」 の授業を受けて、特に英語のListeningとWritingの能力を高めることができたと思います。毎回の課題では英語で要約する力と自分の感想を表現し、伝える力がついたと思います。授業は4人以内の少人数でのグループワークが中心だったので、クラスメイトとコミュニケーションが取りやすく、より授業に集中することができました。また、中島先生の英語の勉強法のお話を聞いてから、勉強意欲が増し、取り組み方も見直すことができました。

C.Kさん(福岡県立嘉穂東高等学校出身)

この授業では何度も繰り返し同じ映画を観て、この場面のこの登場人物はどういう気持ちなのか、このセリフはどういう意味なのかなど、詳しく掘り下げていきます。繰り返し観ることで次第にセリフが聴き取れるようになり、深く登場人物の感情について知ることができ、面白かったです。

H.Tさん(長崎市立長崎商業高等学校出身)

一つの映画を題材に登場人物の心情などを分析し、クラスメイトと話し合いながら授業を受けました。映画の中に出てくる英語の表現を学びながら、単語の小テストも受けるため、楽しく英語力をあげることができました。最後の授業では、グループに分かれてプレゼンテーションを行いました。それぞれのグループで調べた内容も異なり、登場人物のセリフの意図を理解するために細かく調べていました。クラスメイトや先生と交流する機会も多く、とても楽しく受講することができました。

M.Tさん(福岡県立輝翔館中等教育学校)

 グループワークが多くある楽しい授業で、時間が過ぎるのが早く感じました。最後のプレゼンテーションもグループの皆と協力したことで納得のいく結果になりました。人前で話すことが苦手な方ですが、好きな英語のプレゼンテーションということもあり、緊張せずに発表ができました。この授業を選択して良かったと思います。

N.Yさん(N高等学校出身)

この授業では、映画のセリフからネイティブの日常会話や言い回しを楽しく学ぶことができました。自分の好きなシーンを何度も見返したり、セリフを真似して言っているうちに覚えることができました。今まではリスニングの練習をしたり、文法問題を解いたりしながら英語力を高めようとしていましたが、映画から学ぶことの良さを知ったので、これからたくさん洋画を観ながら学んでいきたいと思います。

S.Tさん(福岡県立春日高等学校出身)

私は普段、あまり洋画を観ないため、映画の内容、登場人物の心情について意見を交換しながら理解を深めることはかなり新鮮で、英語力向上につながったように感じます。プレゼンテーションでは、自分の考えとその根拠をまとめて、相手に伝わるように発表することは簡単ではありませんでしたが、クラスメイトの発表を聞くことで、自分のプレゼンの良いところや改善点が見えてきました。今後、相手に伝わるプレゼンテーションは重要なスキルになってくると思います。この授業で学んだことを次の機会にも活かしていきたいです。