学科 Today

  1. HOME
  2. 学科 Today
  3. 国際キャリア学部
  4. 国際キャリア学科
  5. (授業紹介)「Junior Seminar」(3年次ゼミ、中島ゼミー英語学・異文化コミュニケーション研究)

2023.08.22

国際キャリア学科

(授業紹介)「Junior Seminar」(3年次ゼミ、中島ゼミー英語学・異文化コミュニケーション研究)

国際キャリア学科(ICD)の3年生、4年生は、国際政治経済・地域研究、国際協力、異文化コミュニケーション、経営・ビジネスの各専門分野のゼミ・クラスに分かれ、専門科目を重点的に学んでいます。

 

このうち、英語学・異文化コミュニケーション研究の中島ゼミ3年生は今年度前期、映画「 City of Angels」(1998年、米国)のワンシーンのせりふに、自分たちが考えた日本語の字幕を付ける作業から始めました。その後、John Hinds著『Situation vs. Person Focus』を読み、「日本語らしさ」と「英語らしさ」について認知言語学の知見も交えながら考察しました。学期末に行ったプレゼンテーションでは、同書の著者、Hindsの主張の中から興味のあるトピックについて、チームごとに選んだ映画からせりふの例を探し出して検証を行いました。4つのチームはそれぞれにチームワークが光るプレゼンテーションでした。

 

以下はゼミ生による感想です。

A.Kさん(福岡県立宗像高等学校出身)

前期のゼミを終えて、「英語らしさ」「日本語らしさ」について、より深く理解することができました。最初に映画を鑑賞し、チームで字幕作成に取り組んだことで、日常会話においても英語、日本語それぞれに特徴があることが分かりました。例えば、英語は人にフォーカスして話すのに対して、日本語は状況にフォーカスして話すということです。教科書は少し難しかったですが、グループワークを通して友達の考えを聞いたり、自分の意見を話すことでより深く理解できました。一つの映画を深掘りしていくことで、楽しく取り組むことができました。後期のゼミも頑張っていきたいです。

M.Cさん(佐賀県立三養基高等学校出身)

日本語字幕の制作では自分の日本語力と英語力が試され、内容を理解しているのに言語化できないもどかしさを感じました。教科書は内容を理解するのに時間がかかり、難しいと思う時も多々ありましたが、一方で何度も何度も読み直してみることで、著者が伝えたいことが見えてきたり、日常生活の中で日本語と英語の特徴を見つけられるようになり、ワクワクしたり、喜びを感じる瞬間も多くありました。今まで英語という言語を一種のスキルとして学んできましたが、このゼミを通して英語らしい表現と日本語らしい表現について考え、学ぶことができたのかなと思います。

K.Hさん( 福岡県立福岡中央高等学校出身)

中島ゼミでの活動を通して、改めて英語と日本語の表現の方法が異なることを学びました。教科書のハインズの主張をもとにチームで選んだ映画を分析し、その主張が正しいかどうかの検証を行いました。今まで細かい部分まで注目して映画を鑑賞したことがなかったため、日本語の音声と字幕の違いや、話す際に人に焦点を置くのか状況に焦点を置くのかなどの表現の多様性を理解することができました。他のチームのプレゼンテーションを聞くことからも新しい発見が多くありました。今後、映画を観る際にはより深く考察できるようになると思います。

M.Yさん(長崎県立諫早商業高等学校出身)

教科書をもとに映画のセリフや字幕、吹き替えを使って、英語と日本語を比較して言語を深掘りしました。教科書の内容はとても難しかったですが、何度も読み返し、先生の解説を聴きながら見返すことにより、理解することができました。教科書を理解することで、英語の見方や焦点を当てる場所も変わりました、また、字幕の文法を分析することにより、映画の内容をより深く知ることができました。

M.Jさん(福岡雙葉高等学校出身)

前期のゼミを終えた感想を一言で表すと達成感だと思います。指定された教科書は難しく、何回も読み重ねて、やっと意味をなんとなく理解できるほど難解でした。何度も読むのを諦めそうになりましたが、少しずつ筆者の考えを理解することができるようになり、英語と日本語の違いを勉強することの楽しさを感じられるようになりました。グループワークだったため、分からないところは教えあったりして、楽しく、達成感があったと思います。分からないことが分かるようになり、最終的にはプレゼンテーションをできるようになるまで英語という言語に向き合うことができ、私はこのゼミを選んでよかったと感じています。これからの一年半のゼミも頑張りたいです

A.Mさん(熊本県立第一高等学校出身)

教科書の内容はとても難しく、理解することが大変でした。しかし、チームの皆と話し合ったり、他のチームの発表を聞いたりすることで、より深く、詳しく理解することができました。英語と日本語の違いや類似点、英語と日本語の構成について知ることができ、新しい発見となりました。好きな洋画がいくつかあるので、今回、学んだことに着目しながら夏休みを使って観なおしたいと思います。

M.Nさん(福岡県立筑前高等学校出身)

前期の最後に好きな映画の台詞を用いてプレゼンテーションを行う機会がありました。教科書で取り上げられた英語表現が映画の中で実際に使われているのを知ることで、英語を学ぶ意欲がより高まりました。また、自分たちの好きな映画を題材としたので、楽しみながらプレゼンテーションができました。映画を用いた学習の効果や楽しさを実感しました。映画には英語らしさ、日本語らしさがたくさん含まれています。プレゼンテーションをしたことで、より深く理解することができました。これからも映画を活用した学習を続けていきたいと思います。

R.Oさん(福岡大学附属若葉高等学校出身)

映画を通して日本語と英語の違いについて学び、楽しみながら勉強することができました。教科書の内容は難しかったですが、グループごとに各章のプレゼンテーションを行ったり、一つの作品からHindsが主張している点に当てはまるセリフを自分たちで探し出したりすることで、より理解を深めることができたと思います。

Y.Oさん(福岡県立筑紫中央高等学校出身)

前期のゼミ活動を通して、英語と日本語の違いについて学ぶことができました。英語では「誰が」にフォーカスして話している一方で、日本語では「どんな、どのように」といった状況にフォーカスしていることを知り、二つの言語を勉強することに新たな楽しさが加わりました。教科書で学んだ内容を実際にグループで映画を見ながら活用したり、プレゼンテーションをして、また他のグループの意見も聞いたりしたことで、知識がより深まりました。

A.Tさん(長崎県立佐世保南高等学校出身)

ゼミで学ぶまでは、英語と日本語の違いについては言葉の順番くらいしか着目したことがありませんでした。しかし、教科書に書かれた例を自分たちが選んだ洋画の中で探すことで、「英語らしさ」「日本語らしさ」について新たな知識を取り入れることができました。また、チームでの活動を通して、一人では見つけられなかったポイントを共有できたため、とても楽しく学ぶことができたと思います。今まであまり洋画に触れる機会がない生活でしたが、ゼミで学んだ知識を活かせるよう、これからは洋画を観ていきたいと思います。

E.Mさん(福岡県立小倉南高等学校出身)

前期のゼミを通して、日本語と英語の違いについて学びました。毎回のグループワークでは、皆で意見を出し合い、新しいことに気付くことができ、改めてグループワークの良さを実感しました。チームのメンバーと一緒に答えを考えたり、アフレコに挑戦したりと、とても楽しかったです。私は普段、洋画をあまり観る機会がないので、授業の中で洋画を観ながら日本語と英語の違いについて楽しく学ぶことができて、良い機会になりました。

Y.Mさん( 福岡雙葉高等学校出身)

ゼミを通して日本語と英語の言語的な違いを学ぶことで、どちらの言語に対しても見方が変わりました。私は映画を用いて英語を勉強することが多いのですが、そのたびに日本語字幕には意訳が多く、わかりにくいと感じていました。しかし、ゼミでの研究を通して英語と日本語では文法だけでなく、世界の捉え方から違うということを学ぶことができました。また、映画を用いて学習したため、教科書の例だけでなく、生きた英語からも学ぶことができ、教科書の筆者の主張についてより楽しく、より深く理解することができました。

M.Nさん(長崎県立長崎南高等学校出身)

ゼミを受講するまで、日本語と英語の違いや共通点について考える機会はあまりありませんでした。しかし、ゼミでの研究を通して、「英語話者の話す英語」と「日本語の字幕」はそれぞれ何にフォーカスしているのか分かりました。