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2023.06.12

メディア・コミュニケーション学科

「グループ・プロジェクト」の報告③~「福岡女学院資料室だより」の作成に挑戦~

「グループ・プロジェクト報告②」でご紹介したように、前回は、大学図書館に親しんでもらうことが授業の目的の一つでしたが、今回は福岡女学院資料室です。

1回目の授業では、資料室のホームページを訪れたり、学院史やジャーナルといった出版物を読んだりして、「福岡女学院資料室だより」で取り上げたいテーマをそれぞれのグループで決める作業に取り組みました。1回目の様子を学生のコメントから拾ってみましょう。

資料室のサイトには百何十年も前から今までの歴史がまとめられていて、その中からテーマを見つけるのはとても大変でした。1900年代の写真もたくさんあって、今に至るまで大切に保管されていたのだと知ってすごいと思いました。(O・Yさん)

大学の歴史を少し見ただけですが、たくさんの伝統があり、有名な人物もいて、もっと自分の大学について知りたいと思いました。資料室には初めて行くのでとても楽しみです。今回グループで取り上げたのは、百年以上続く行事についてですが、個人的には戦時中や戦後の女学院について気になりました。(S・Oさん)

福岡女学院の歴史を知ることができて、とても面白かったです。私たちのグループでは制服についてまとめることにしました。少し調べてみると、リー校長愛用の服をもとにしてセーラー服が出来上がったと書かれていて驚きました。今はあまり見かけないですが、当時は制服に合わせてベレー風の帽子も制定されていたそうで、それもすごく気になりました。(T・Kさん)

2回目の授業前までに資料室を必ず訪問するという課題を与えられた学生たちでしたが、どんな「福岡女学院資料室だより」が出来上がるのでしょうか。いよいよ2回目の授業での作成作業です。時間内に終わるのかとハラハラドキドキしながら見守っていましたが、なんとか完成までこぎつけたようです。今回のグループワークで何を学んでくれたのでしょうか。ここでも学生のコメントのいくつかを紹介します。

女学院の歴史がどうすればよりよく伝わるのかをグループみんなで工夫しながら作成しました。今までよりもっと歴史を知ることができ、グループで協力しながら作れたので、楽しく学ぶことができて良かったです。(Y・Yさん)

グループの一人ひとりがアイディアを出して、それを認め合いながら作っていけたので、すごく良いものができたのではないかと思います。資料室だよりを作ることによって、自分たちの校章についての意識も高まりました。今回みんなで協力して、色々なレイアウトや文章を考えられて、人と一緒にものを作るのは楽しいと思えました。(M・Hさん)

自分たちのテーマである「礼拝」を調べると、最初に「青空礼拝」がありました。空襲により校舎が焼け落ち、賛美歌も燃えてしまったから、生徒に覚えさせたということがあったなど、「礼拝」の歴史を知ることができました。資料室にもたくさんの記事が残っていて、学校の歴史を少しでも知ることができてよかったと思います。(N・Kさん)

最後に、資料室の担当の方から寄せられたメッセージを紹介します。

一週間の間、毎日グループ・プロジェクトの学生たちが入れ替わりで訪問をしてくれて、一時間近く見学している学生も数名いました。何度も足を運んでくれた学生もいます。質問をしてくれた人たちの作品は、「こういう形になったのか~!」と感慨深かったです。

資料室のみなさん、ご協力ありがとうございました。

(池田理知子)