１年生全員が参加する授業「グループ・プロジェクト」では、今回、忠聡太講師の指導のもと、本と本の関係を体系的にとらえる「選書ワークショップ」に取り組みました。

あらかじめ指定された大学図書館の書架の中から興味を惹かれた本を一冊選択し、POPを作成。

POPづくりのあとは、グループ内で集まった本を紹介するコーナーを考案。
一見すると関連性がない本と本の間にあるつながりが見えてきます。

数ある本の中から必要な情報が掲載されたいくつもの資料を自ら探し出し、それらをつなぎあわせて自分ならではの考えをまとめる力は大学での学びには欠かせません。これまであまり気に留めることのなかった本棚を眺め、図書館の中を隅々まで探し出して見つけた一冊を持ち寄ることで、本同士の思わぬつながりや、自分自身の興味関心がどこにあるのかに気づいた学生も多くいたようです。

授業を終えた学生のコメントを紹介します。

・実際に図書館に足を運ぶことで、思いも寄らないところに自分は興味があるんだという発見がありました。一つの本を通読することも良いですが、複数の本の関係性について考えをめぐらせることもとても楽しいと思いました。（Ｎ・Ｙさん）

・みんなが描くPOPはそれぞれの色があって、色鮮やかなパレットを開けた気分になりました。一見すれば本と本の共通点なんて見つからないと思ったけれど、意外なつながりや関連がありとても面白かったです。（Ｋ・Ａさん）

・今まで沢山の本を読んできましたが、タイトルさえ思い出せない本が半分以上あります。授業を通して読書とは何か、本とは何か、今一度考えることができました。自分にとっての「本を読む」意義を見つめなおして、読書に取り組んでいきたいです（Ｙ・Ｙさん）

これからの大学生活では、本を通して未知の世界に触れ、自分の視野を広げていってほしいと思います。受講生のみなさん、お疲れ様でした。

（学科Today編集担当）