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2023.05.31

メディア・コミュニケーション学科

授業紹介:戦争の跡をたどるフィールドワークを終えて(卒業研究I)

メディア・コミュニケーション学科の池田理知子4年ゼミでは、西南学院大学の伊藤慎二先生の案内で、大濠公園から薬院にかけて戦争の跡をたどるフィールドワークを行いました。

伊藤先生には今年の3月にも「国内スタディ・ツアー」の授業でお世話になりました(その時の様子はこちら)。

今回参加してくれた学生たちの声をお届けします。

・大濠公園駅から福岡女学院の跡地まで戦跡をたどりながら歩くことで、その歴史を知ることができました。女学院の跡地は想像していたよりも開発が進んでおり、近隣の街も含めて新しくなっているようでした。きれいなマンションや高校があり、振武寮の存在を全く感じさせない場所になっていました。誰かが伝えていかないと、存在しなかったことになりそうで危機感をもちました。(T・Rさん)

・これまで写真や文字でしか知ることができませんでしたが、実際にその場に行くことで感じ取れるものがありました。1960年頃まで残っていたという女学院の寄宿舎の一部も、保存しておいた方がよいという声が当時はなかったのか気になりました。今回のように学ぶ機会がないと、振武寮の存在を知らない人も女学院のなかには多いのではないかと思いました。卒業する前に様々なことを知ってよかったです。(Y・Yさん)

・今回のフィールドワークに参加してみて、福岡に残る戦跡の少なさに驚きました。私は長崎出身で、何度も平和学習を行いましたが、町の至る所に戦跡が残っていました。戦争について学習するには、やはり実際に見て肌で感じることが大切だと思います。戦争の悲惨さを後世に伝えるには、教科書だけでは限界があるので、一つでも多くの戦跡を残す必要性を感じました。(N・Hさん)

伊藤先生、ありがとうございました。学生のみなさんもお疲れさまでした。 

(池田理知子)