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2023.05.29

国際キャリア学科

(授業紹介)「可能性の扉を開けるのはあなた!」:ザボディショップ ジャパンの倉田社長による特別講義を開催しました①!

国際キャリア学科(ICD)では1年生を対象とする「Freshers Seminar」で、英国発の自然派化粧品ブランド、ザボディショップ(THE BODY SHOP )の日本法人、ザボディショップジャパンの倉田浩美代表取締役社長による特別講義を行いました。

 

〇ザボディショップはアニータ・ロディックが1976年に英国のブライトンで創業し、当時から現在に至るまで47年もの間、サステナブルなモノ作りを続けているブランドです。

倉田社長は福岡女学院大学のご出身で、米国のセントラル・ワシントン大学をご卒業後、プライスウォーターハウスクーパーズ、ギャップ・ジャパンでのご勤務を経て、コーチ・ジャパンのマーケティング担当のシニア・ヴァイスプレジデント、フルラジャパンの代表取締役社長などを歴任され、2020年10月よりザボディショップジャパンの代表取締役社長として活躍されています。講義では、国際キャリア学科1年生が将来のキャリアを考えるうえでの心構えをご自身の経験談を交えながらアドバイスただきました。

 

倉田社長は初めにご自身の今日までのキャリアをご紹介下さいました。倉田社長は大学卒業後、日本経済がバブル景気に沸くなかで、2年間、変圧器メーカーで午後3時には男性社員にお茶を出すという当時の「ごく普通のOL生活」を送られました。しかし、どうしても学生時代に専攻した英語をより深く学びたくなり、アメリカのシアトルに留学、なんとその時が初めての海外渡航だったそうです。シアトルで1年間、英語を学ばれた後、セントラル・ワシントン大学でビジネスと会計学を学ばれ、世界の四大会計事務所のひとつであるプライスウォーターハウスクーパーズに入社され、監査業務やコンサルティング業務などに携わられました。

 

プライスウォーターハウスクーパーズで様々な企業を見るコンサルティング業務に携わり、小売業の楽しさやワクワク感を知り、企業のブランディングに興味を持たれた倉田社長は、1998年に帰国された後、ギャップ・ジャパンに入社され、その後はコーチ・ジャパンに移られ、ファイナンス関連の業務を担当された後、マーケティング担当のシニア・ヴァイスプレジデントを務められました。そして、2014年にはフルラジャパンの代表取締役社長に就任されました。

 

○右写真は今回の講義の司会進行を務めた3年生のK.Aさん(福岡女学院高等学校出身)とM.Fさん(福岡県立宗像高等学校出身)

講義のなかで倉田社長は、①自己実現と成長、②人とのつながり、③ポジティブで楽観的、④自分らしさという「幸福の四大要素」をあげられたうえで、①自分の軸を持つ、②継続は力、③オープンマインド(素直さ)、④好奇心という「成長のレシピ」を教えていただき、学生たちに「周囲に違和感をおぼえた時こそが自分にとっての成長のチャンスだと捉えましょう。楽観的であることが大切です」とアドバイスいただきました。そして、学生時代に取り組むべきこととして、①英語力を伸ばすとともにもうひとつスキルを身につける、②柔軟性を持つ、③自分を表現するよう努める、という三点をあげられ、「自分の可能性の門番は自分自身。その扉を開けるかどうかはあなた。失敗を恐れずに夢に向かって突き進んでください」と、熱い熱いエールを送って下さいました。

 

文字通りグローバルな舞台で大活躍されてきた先輩のお話に1年生たちは真剣な表情で聞き入っていました。倉田社長が日々、企業のトップとしてどのように仕事をされているのか、きっとワクワクしながらこの講義を聴いていたのだと思います。また、倉田社長のこれまでの生き方にも強く心を打たれたようです。講義後のQ&Aコーナーではたくさんの質問が寄せられ、倉田社長は質問が出る度に「いい質問ですね」「会社のことをよく調べて下さって嬉しいです」とニッコリ笑顔で返されるなど、その気さくなお人柄に始終、和やかな雰囲気に包まれた90分間となりました。以下では、講義を聴いた学生の感想(代表)を二回に分けてご紹介します。

K.Sさん(大分県立大分雄城台高等学校出身)

私も倉田社長のように「自分がやりたいことは何なのか」を問い続け、目標に近づくために具体的な行動をしていかないといけないと思いました。これからは「失敗してもいいじゃないか」という姿勢で物事に取り組み、「失敗があるからこそ成功があるのだ」と前向きに考えていきたいです。

R.Yさん(神村学園高等部出身)

自分のしたいことに一生懸命、挑み、成果を成し遂げ、私たちの前でお話しいただいている倉田社長はとても輝いて見えました。「知っているだけではだめなので、行動を起こさなければならない」「自分の可能性の門番は自分自身、それを開けるかどうかはあなた次第」「ピンチはチャンス」、講義でいただいたこれらの言葉がとても心に響きました。倉田社長は米国での大学生活でたくさん勉強されたそうです。私も今、学びたいことを学べる環境にいます。この環境のなかで、一生懸命、勉学に励みたいと思います。

Y.Tさん(福岡県立香住丘高等学校出身)

倉田社長の講義を聴いて、英語はもちろんのこと、それに加えてもうひとつスキルを身につけること、自分を表現すること、コミュニケーション能力や柔軟性が大切であることなど、多くのことを学びました。私は将来、航空関係の仕事に就きたいと考えているため、これらは特に重要なことだと思います。将来、英語圏の方だけでなく、様々な国の方ともコミュニケーションがとれるようになりたいです。また、仕事では臨機応変に対応しないといけないので、普段から柔軟に考え、行動していこうと思います。

S.Aさん(福岡県立鞍手高等学校出身)

「自分の可能性の門番は自分自身、扉を開けるかどうかも自分次第」という言葉が特に心に残りました。私もこれから自分自身が思い描いている理想像に少しでも近づけるように何事にも全力で強い意思をもって努力し続けたいと思います。講義を聴き、私も倉田社長のような人になりたいと思いました。まずは、自分の軸をしっかりと持ち、自分らしさを追及していきたいです。そして、自分に自信を持ち、周りに憧れを抱かれる人になりたいです。

S. Hさん(福岡県立山門高等学校出身)

倉田社長のお話を聴き、私はこれまで仕事を効率よく行うスキルや要領の良さが社会に出て最も必要なことだと思っていましたが、ソフトスキルと言われるコミュニケーション能力やチームワーク、柔軟性などが重要であることがわかりました。「チャンスを無駄にしない」という言葉を聞いて、倉田社長はまずはチャレンジしてみるポジティブな考えと向上心を持たれている方だと思いました。

E.Oさん(福岡県立柏陵高等学校出身)

倉田社長の講義を聴き、やはり海外で活躍するには英語がとても大切だということがわかりました。英語を修得することで仕事の幅も活躍できる幅も広がり、私の「海外で活躍したい」という夢に一歩でも近づけるかもしれないと思いました。また、倉田社長が教えて下さった「幸福の四大要素」、特に「ポジティブ、楽観的」ということを大切にしていきたいと思いました。ポジティブで、楽観的であれば、挫折した時も前に進め、その失敗を成功のもとに考えることができるのではないかと考えます。これから倉田社長にいただいた言葉を忘れずに、少しでも夢に近づけるように努力を重ねていきたいです。

R.Mさん(福岡県立筑紫中央高等学校出身)

倉田社長の講義を聴き、成功して輝いて見える人はそれに見合った努力や行動をされているということがよく分かりました。これまで私は行動する前にその結果を心配してしまいがちでしたが、これからは倉田社長のお言葉にもあったようにポジティブに楽観的に考え、取り組んでいこうと思います。

C.Mさん(上智福岡高等学校出身)

倉田社長のお話を聴いたことは、私にとってとても貴重な経験でした。倉田社長はご自身が企業家として成功をおさめられるまでの過程やビジネスで成功するためのポイントについて、わかりやすく丁寧に説明して下さいました。特に、印象に残ったのは倉田社長が「失敗は成功のもと」という言葉を繰り返し強調されていたことです。倉田社長ご自身も多くの失敗を経験され、そこから学び、成長されてきたとのことでした。私自身もこれまで何度も失敗してきましたが、お話を聴いて、失敗を経験することが私にとっても新たなチャンスであり、成長のための貴重な経験であるということを改めて認識しました。また、「自分自身がやりたいことを見つけることが、成功への近道」という言葉にも共感しました。今後のキャリアについて真剣に考えている最中であり、自分が本当にやりたいことを見つけることが人生を充実させるうえでとても大切だと感じています。今後も倉田社長のお話を参考にしながら、自分自身の目標に向かって、努力を惜しまず、取り組んでいきたいと思います。

M.Aさん(筑陽学園高等学校出身)

倉田先生の講義はとても有意義な時間でした。自分が描いている理想の将来像が倉田先生と重なっていました。講義を聴き、私は今まで他の人から注意されるのが嫌でしたが、叱ってくれたり、アドバイスをくれるのは期待してくれていること、私にはもっと伸びしろがあるということだと、プラス思考で聞き入れて、取り組んでいきたいと思いました。そして、常に自分の軸がぶれていないか、素直か、物事は継続できているかを考え、週に1回は自分と向き合う時間を作っていきたいです。講義を通して、特に「悔しい時、失敗した時は、成長できるチャンス」と言う言葉が心に響きました。

K.Iさん(中村学園女子高等学校出身)

倉田社長の講義を聴いて、何事にも失敗を恐れず、挑戦し、ピンチをチャンスに変えていくことが大切だということを学びました。お話からも倉田社長がご自身の軸をしっかりと持たれ、「自分らしさ」という言葉を大切にされていることが分かりました。また、「人は自分に興味を持つ人に興味を持つ」という言葉にもとても感銘を受けました。何事にも興味を持って取り組むと、いい人に恵まれ、いい結果もついてくるのではないかと思いました。この度は、貴重なお話をありがとうございました。

Y.Kさん(九州産業大学付属九州産業高等学校出身)

倉田社長のお話のなかで、特に「成長のレシピ」としてあげられた四つのポイントが心に残りました。一つ目は、自分の軸を持つことです。人の意見ばかりに流されていては成長できません。二つ目は継続性です。好きなことでいいから続けてみる、続けることで結果がついてきます。三つ目はオープンマインド、素直さ、四つ目は好奇心です。何にでも興味を持つことで視野が広がります。これらのポイントを心に刻んでおこうと思います。

M.Mさん(九州産業大学付属九州産業高等学校出身)

倉田社長の講義から非常に多くのことを学ぶことができました。倉田社長はとても素敵な方で、私たちにとって参考になるお話をいっぱいして下さったので、有意義な時間を過ごすことができました。特に、参考になったことは「成長」についてのお話です。大学生になってひと月ほど経ちますが、自分の中で成長したなと思うところもあれば、まだまだ成長し足りないと感じる部分もあります。そこで、倉田社長がおっしゃった成長するために必要なことがとても参考になりました。「自分の軸を持つ」「継続性」「オープンマインド・素直さ」「好奇心」、そのどれもが大切なことだと感じましたが、特に私に足りない「継続性」「オープンマインド・素直さ」をこれから改善していきたいと思います。また、どう自分をブランディングしていくかというお話も勉強になりました。これから就職活動に向けて、自分をブランディングしていかないといけません。国際キャリア学科なので、英語力を身につけることはもちろんのこと、もうひとつのスキルやコミュニケーション力、柔軟性など様々な能力を身につけて、自己プロデュースしていかなければならないなと思いました。そのうえで、自分自身、どうありたいのかを大切に頑張りたいと思います。自分の可能性を自分で開いていけるよう、たくさん行動して、「ピンチはチャンスだ」と前向きに努力していきたいです。

N.Iさん(福岡大学附属若葉高等学校出身)

倉田社長にいただいた言葉のなかで、特に「小さくても大きくても与えられたチャンスに真剣に取り組む」という言葉がとても心に刺さりました。大きいことばかりに目を向けるのではなく、小さなことでも一生懸命に取り組むことがいかに大事であるか、知ることができました。社長に就任されてからのお話では、「完璧じゃなくていい、自分ができないことは周りに頼ればいい」という言葉にとても心が軽くなったような気がしました。私自身、自分のことは自分でやらないとという使命感に駆られて、人に頼ることを躊躇してしまうことが多かったですが、時には人に頼ることも大切なんだと思うことができました。また、「こうあるべき」という固定概念から離れて物事を考えることが重要であることも学びました。これからは柔軟性を持って物事を考えられる人になりたいです。今回、学んだことを積極的に取り入れながら夢を実現できるように、後悔のない大学生活にしたいと思います。

Y.Tさん(N高等学校出身)

今回の講義では、今まで知らなかったことや自分にとってためになることをたくさん得ることができました。特に 「こうあるべきを手放す」 という言葉に惹かれました。「こうあるべきを手放す」ことで、今までできなかったことも達成できるのではないかと思いました。倉田社長にいただいた「自分の可能性の門番は自分、それを開けるかどうかはあなた次第」「ピンチはチャンス」という言葉を常に忘れず、これからたくさんのことに挑戦していきたいです。

N. Bさん(福岡国土建設専門学校出身、ベトナム出身)

倉田社長の講義を通して、人生の教訓をたくさん学ぶことができました。特に、学ぶことの大切さを実感しました。貴重な講義をありがとうございました。