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2023.03.15

メディア・コミュニケーション学科

日本郵便株式会社への就職が内定している4年生へのインタビュ-

このシリーズでは、卒業を控えた4年生のみなさんのメッセージを紹介しています。

今回は、日本郵便株式会社から内定をいただいたK・Kさんです。

-4月からのお仕事や、就職活動について教えてください
郵便局で窓口業務を担当します。お客様に対し、郵便業務だけではなく、貯金や保険に関することなど、それぞれのニーズにあわせた提案や相談にも対応します。ゼミの集団制作でリーダーを務めた経験や、4年間続けた本屋でのアルバイトの経験などを通して、異なる相手に一人ひとり寄り添って行動できることを具体的な例を用いて話すことが面接ではできました。

-印象に残っている授業を教えてください
 沢山ありますが、一年生と学科の先生全員が参加する「グループ・プロジェクト」が特に印象に残っています。雑誌文化と私たちの関わりについて、メディア、デザイン、コミュニケーション学の観点から学んだあと、グループに分かれてZINE(小冊子)の制作に取り組みました。仲間と一緒に企画や取材、雑誌デザインなどを一から考えることが楽しく、「大学生になったんだ」と実感した授業でもあります。私は主にイラストを担当したのですが、先生方から褒めていただきとても嬉しかったことを覚えています。

-K・Kさんは卒業研究で絵本の制作に取り組んでいましたね
はい。昔から本を読むこと、絵を書くことが好きだったので、キャラクターデザインやストーリー、挿絵の位置やフォントなど細部にまでこだわって制作に取り組みました。私は金藤完三郎先生の授業の面白さと先生のお人柄に惹かれてゼミを選択しましたが、一人ひとりの想像力を大切にしてくれるおおらかな雰囲気のゼミなので、自分のペースで楽しみながら研究に取り組むことができました。

-デザイン分野を学ぶために本学科に入学したのですか
大学案内に掲載されていた授業内容やカリキュラムに魅力を感じたからです。デザイン分野に興味があったので「造形表現基礎」「比較美術表現論」(金藤完三郎先生)などの科目を受講したいと入学前から思っていました。デザイン分野以外にも興味を惹かれる科目もあり、複数の分野から科目を自由に選択できるカリキュラムに魅力を感じました。

-K・Kさんは学科でどのようなことを学びましたか
いくつもありますが、自分とは異なる他者や、ものごとについて多角的な視点から捉え、考えることの大切さを学びました。特に池田理知子先生のコミュニケーション学の授業を通して、自分が無意識に作り上げてきた「あたりまえ」がただの固定概念に過ぎないこと、様々なメディアを通して届く情報はほんの一部で、私たちは想像力を働かせ、その情報の先や裏側までを考える必要があることを学びました。今では「あの人には、あのできごとには、もしかしたらこんな背景があるのではないか」と自然に考えられるようになりました。また、キャッチコピーやピクトグラムの制作や、アートマネジメントなどの学びを通し、自分の思いや考えをさまざまなかたちで表現する楽しさを知りました。学科での学びは、これから社会に出るうえで自分を強く支えてくれるものばかりでした。

『サブカルチャー表現演習』(忠聡太先生)で制作したグラフィティ

-最後にメッセージがあればお願いします
私は大学入学前までは学校生活で楽しく授業を受けたことがあまりなく、大学に入学してまで学ぶ必要があるのかと迷う時期もありましたが、卒業を迎えた今、この学科に入学してよかったと本当に思います。今は学ぶことに楽しさを感じられない人でも、学科には多彩な授業があるので、「学ぶことってこんなにも面白いんだ」と思える授業にきっと出会えると思います。ぜひ学科で充実した4年間を送ってほしいと思います。

K・Kさん、ありがとうございました。

(学科Today編集担当)

過去の学生インタビューはこちらよりご覧いただけます。