本日は心理学科での4年間の学びを終えた皆さんの旅立ちのとき、卒業式です。

心理学科長から卒業する皆さんへ、言葉を届けます。

本年度も新型コロナウイルスの影響を受け、オンラインでの開催となりましたが、当日は4年生以外にも、心理学科の1年生から3年生や心理学科以外の教職員の方々など、数多くの方々が参加してくださいました。
一人ひとりの発表者に与えられた発表時間は、決して十分なものではありませんでしたが、コンパクトに要点を絞った発表でした。
後輩たちにもきっとよい刺激を与えたことと思います。
発表会の後には、投票に基づき、2件の最優秀賞と5件の優秀賞が決まりました。
受賞した研究タイトルを以下に紹介します。
そして、「受賞者の声」として、最優秀賞を受賞した方の声を紹介します。
受賞された皆さん、おめでとうございます！

【最優秀賞】

• 評価懸念と本来感が大学生の心理的well-beingに及ぼす影響
• 人を信頼することの良さ―一般的信頼が高い者が得る利益―

【優秀賞】

• 購買条件や購買態度がブランドコミットメントに及ぼす影響―化粧品購入におけるリアル店舗とネットショップを比較して―
• ファッションの派手さが印象形成に与える影響―髪色とネイルに注目して―
• ふつうが一番―サウンドロゴのテンポと音程が商品評価に及ぼす影響―
• 学習意欲を高める行動の模索―課題取り組み前に計画を立てると意欲は増すのか―
• メイクをする男性の心理

【最優秀賞受賞】評価懸念と本来感が大学生の心理的well-beingに及ぼす影響

卒業論文の執筆は大変なこともありましたし、まだまだ頑張りたい部分や課題があるのですが、自分のしたい研究に取り組み形にできたこと、そして賞を頂けたことを素直に嬉しく思います。
また、この研究をするにあたって先生から多くの助言やサポートをしていただき、友人にも支えられて完成できたものなので、感謝の気持ちを忘れずにいたいです。
心理学を学んだ4年間を通して自分自身との向き合い方、人との付き合い方や見方が変化したこともあり、様々な面において多くの発見が得られるようになったことが自分の成長となり、今回の研究にも活かすことができました。
今後もこれまで学んできたことや今回の経験を大切にしながら、より深く心理学について学んでいきたいです。

M.O.さん（宮崎南高等学校出身 ）