Study Abroad
国際キャリア学科(ICD)では2年次に「Study Abroad」という長期留学科目を設けており、成績などの履修条件を満たした場合、海外提携校への留学ができます。留学先と提携して行う成績評価によって単位が認定されますので、休学することなく、留学することが可能です。また、「Short Overseas」という約5週間の短期留学プログラムもあります。いずれのプログラムもコロナ禍により中止していましたが、2022年度後期からまずオーストラリアの西オーストラリア大学とサザンクロス大学、そして韓国の延世大学への留学を再開し、国際キャリア学科(ICD)からは32名の2年生が留学しました。
他方、こうしたプログラムとは別に海外に留学して経験を積む学生もいます。国際キャリア学科六期生のY.Kさん(福岡女学院高等学校出身)もその一人です。Y.Kさんが2年生の時まではコロナ禍で留学プログラムが再開できませんでした。そこで、Y.Kさんは3年次、カナダに留学し、英語力を高めたうえで、現地の専門学校で以前から関心のあったグラフィックデザインについて学んできました。以下は、カナダ留学を終えたY.Kさんからの報告です。
Y.Kさんのカナダ留学レポート
私は2年次に国際キャリア学部のプログラムでカナダへの長期留学を予定していました。しかし、突然、始まったコロナ禍で、現地到着後、わずか3週間で帰国せざるをえませんでした。大学生のうちに海外経験を通して視野を広げたいと思っていましたので、その後もチャンスを待ちながら様々な方法を検討しました。そして、昨年4月にコロナ対策が緩和されたタイミングで再びカナダに留学しました。今回の留学では、かつてより興味があったデザインについても勉強することを決め、前半は語学学校で英語力を高め、後半は専門学校でグラフィックデザインを専攻しました。
カナダの専門学校に進学するためには、英語力のボーダーラインがあるため、語学学校では毎日、誰よりも早く登校し、前日の復習で分からなかったところなどを先生方に質問し、放課後は図書室やカフェに行って翌日の予習を行いました。勉強だけでなく、週末の天気のいい日にはクラスメイトとプチ旅行をしたり、カヤックやスキーなど季節ごとのアクティビティも楽しみました。
専門学校では1コマ4時間、週4日の授業で、最初はネイティブスピーカーの会話のスピードについていけないことも多かったのですが、先生方や仲良くなったクラスメイトに質問することで段々と慣れていきました。最終的に、全ての授業で平均以上のスコアを取れたのは嬉しかったです。