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2023.03.02

メディア・コミュニケーション学科

大手キッチンメーカーへの就職が内定している4年生へのインタビュ-

今年も旅立ちの季節がやってきました。このシリーズでは、卒業を控えた4年生のみなさんのメッセージをご紹介します。
今回は、大手キッチンメーカーから内定をいただいたT・Mさんです。


-4月からはどんなお仕事をされるのですか

キッチンメーカーから内定をいただき、営業職としてそこで働きます。
大学入学後に一人暮らしを始めてから、自分の部屋を好みの空間にデザインすることの楽しさに気づき、日常生活における空間づくりに興味を持ちました。卒業研究もキッチンをめぐるコミュニケーションをテーマにしました。もともと料理をすることも好きで、日常に欠かせない空間であるキッチンの仕事に関わることができるので、とても楽しみです。


-卒業研究で取り組んだ内容について教えてください

「台所」が「キッチン」と呼ばれるようになった時代に遡って、現在までのキッチン空間の使い方やそこでの過ごし方に焦点を当てて研究を行いました。また、キッチンのデザインと機能や、「食」と「キッチン」の変貌についても調査をしました。そのなかでアンケートやインタビューも行い、とても楽しく研究を進めることができました。これから仕事をするうえで、研究で得たものを活かしながら、コミュニケーションが生まれ、日常を彩るような空間としてのキッチンをお客様に提案したいと考えています。

-就職活動を振り返って、いかがでしたか

就職活動当初は本当に失敗の連続で、甘くないなと打ちのめされることもあり、一時期はもう就職は諦めたほうが良いのかな、と思うほど落ち込みました。
そんな私を支えてくれたのが、ゼミの先生です。悩みや話をたくさん聞いていただいたり、エントリーシートのアドバイスをしてくださったりと、辛い時期に寄り添ってくださいました。就職活動中の悩みは一人では抱えきれないものだったので、本当に感謝しています。また周りの友人と現状を報告し合うことで、お互いに励ましあいながら活動を続けることができました。
初めは自分を大きく見せようとしたり、周りの人と比較してしまうこともありましたが、就職活動で自分とじっくりと向き合うなかで、自分自身を知ることができるようになったと思います。
4月から社会に出ることに不安がないわけではないですが、一生懸命取り組んだ結果としていただけた内定なので楽しみのほうが大きいです。

-メディア・コミュニケーション学科に入学しようと思ったきっかけを教えてください
自分の興味と合致した授業があることに惹かれたからです。私は中学生の時にアナウンス部に所属しており、自分が話すことはもちろんですが、それ以上に人の声を聴くということがとても好きでした。大学を探しているときに「メディア・コミュニケーション学科」という面白い名前の学科に興味を惹かれ、学科の紹介ページでどのようなことが学べるのかと詳しく調べていくうちに、関心のあるアナウンスやメディアについて学べる学科はここだと思い受験を決めました。

-印象に残っている授業を教えてください

たくさんありますが、「音」を使ったワークショップに取り組んだ、3年ゼミの「専門演習」(林田真心子先生)が特に印象に残っています。身近にある「音」を録音して一つの物語を作るというグループワークに挑戦しました。普段は気に留めることのなかった「音」というメディアには、耳で聴くだけではわからない、録音して始めて気づくようなものもあり、とても新鮮でした。他大学のみなさんとも交流を行い、とても楽しかったです。いつもは無意識に通り過ぎている、身の周りにあふれる様々なメディアと私たちの関わりについて改めて考えるきっかけにもなりました。

-メディア・コミュニケーション学科の魅力を教えてください

メディア、コミュニケーション、デザインの三つの分野を横断的に学べることです。
もともと興味のある分野について学べる学科だと思い入学をしましたが、まだ何を学びたいか迷っている人にこそお勧めしたいです。多様な分野の学びに触れるなかで、自分の興味や関心に出会えると思います。


-最後にメッセージがあればお願いします

この4年間を振り返って、先生や仲間に恵まれ、楽しい大学生活を送ることができました。
困難な場面に直面した時もありましたが、手を差し伸べてくれる人がたくさんいて、周りを頼っていいんだと思うことができました。出口が見えなくなってしまいそうなときでも、周りの仲間と交流することで、思わぬ形で悩みが解決することもありました。

学科での4年間を通じて、全ての出会いに感謝しています。本当にありがとうございました。

 

T・Mさん、ありがとうございました。

(学科Today編集担当)

過去の学生インタビューはこちらよりご覧いただけます。