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2023.01.24

心理学科

授業紹介『心理学フィールドワーク(人間関係)A』

福岡女学院大学心理学科では、学生の可能性を開花させるための講義や演習が数多く準備されています。
では、そこではどのような授業が行われ、学生たちは何を学んでいるのでしょうか?
このような疑問にお答えするため、本ブログ「心理学科Today」では担当教員による授業紹介を行っています。

今回は『心理学フィールドワーク(人間関係)A』を紹介します。

『心理学フィールドワーク(人間関係)A』では、ピア・サポートの視点から、心理学科の同学年(3年生)の「困りごと」の解決への支援になるような活動を始めました。
コロナ禍では、今までは当たり前だった「人と人とのつながり」が薄れ、なかなか学生同士でのつながりを感じられずにいました。
そこで、受講生たちは、心理学科の学生同士の「交流の場」を設けることにしました。
とはいえ、大人数が集まって参加するようなイベントだと、十分な感染防止対策が難しくなってしまいます。
そこで、三密を避けつつ対面で交流できるように、「作品の共同制作」を企画しました。
作品というのは、具体的には、講義棟1Fエントランスの隅など、ちょっとした空きスペースに、テーブルや筆記用具などを置いておき、そこを通りがかった心理学科の学生が自由に作品の制作に参加できるようにしたのです。
受講生は2班に分かれて準備を進め、心理学科3年生のリアルな声を折り紙やペンなどを使って自由に書いて、好きなところに貼り付ける「コラージュ」と、木の葉のかたちをした付箋にポジティブな言葉を書き、それを枝に貼り付けることで、最終的に青々と茂った立派な一本の木を目指す「ポジティブの木」という2つの作品制作スペースが、数週間、設置されました。

イラストやコメントを残したり、他の人のコメントをみたり、自分のコメントにどんな反応が返ってきているかをまた後日チェックしたりなど、参加者が時間差で交流しながら、ゆっくりと作品の共同制作が進んでいくという経験を通じて、一体感や心理学科の仲間であるという所属意識を高めるのが,これらの作品の狙いでした。
当初の予想を大幅に超えて、たくさんの人が立ち止まって、作品制作に参加してくれました。
参加してくれた学生の反応をきいてみると、みんな楽しんで参加してくれたようです。

受講生の声を紹介します。

受講生の声

 私たちのグループは、「コラージュを通して自分のリアルな気持ちを表現し、人との繋がりを感じよう」というテーマのもと活動を始めました。
活動が始まった当初は、「本当に参加してくれるだろうか」と不安な気持ちもありました。
しかし、想像を遥かに超える協力をいただき、カラフルで迫力のある素晴らしい作品を作り上げることができました。

 企画を始めた当初は、私はサポートをする側だという意識がありましたが、画用紙いっぱいに貼られたコラージュを見て、心がじんわりと温まり、私もサポートを受けさせてもらったと感じました。
同時に、人との繋がりというのは、会話やメールなどの直接的なやり取りだけではないと学ぶことができました。
活動を終えて、これからは何かに不安を抱えている人や、学校を休みがちな人へ安心できるような声かけや情報共有をするなど、小さな気遣いを忘れずに生活していきたいです。

M.Mさん(筑紫中央高等学校出身)

大学院

 

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