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2022.11.22

心理学科

授業紹介『心理実習Ⅲ』~教育領域での実習体験報告!~

『心理実習Ⅱ』(前期開講)・『心理実習Ⅲ』(後期開講)は、公認心理師の資格取得を目指す学生が受講する必修科目です。
受講学生は、保健医療・教育・福祉の3つの領域の中の一施設にて学外実習を行います。
前期の『心理実習Ⅱ』に続く、後期の『心理実習Ⅲ』では、前期と異なる施設で実習が行われます。

受講学生はそれぞれの現場で、実際に子ども達や利用者の方、職員の方々と接します。
実習生という立場ですが、支援者として現場に赴き、臨床心理学的な支援の実際に触れる大事な学びの時間となります。
受講学生は、しばしば関わりに悩んだり、迷ったりしながら自己の課題と向き合いますが、本学では実習の合間や前後に、少人数のカンファレンスを定期的に行い、受講学生の学びを支援する体制を整えています。
カンファレンスには教員だけでなく、本学大学院の大学院生も入ります。
大学院の先輩は、受講学生の一歩先を歩く身近な存在として、受講学生を支えてくれます。

今回は、公立中学校で実習をさせていただいた受講生の感想をご紹介します。

実習先別グループカンファレンスの様子

受講生の感想(公立中学校で実習)

近隣の中学校で5日間、心理実習をさせて頂きました。
5日間という短い期間でしたが、保健室登校をされる生徒さんと実際に関わる中で、一人ひとり違う個性を持っていることを実感することができました。
また、生徒さんに対して、同じような接し方をするのではなく、一人ひとりに合った声のかけ方や接し方の工夫が必要であることを学ぶことができました。
さらに、先生方やクラスメイトが空き時間などに保健室にいる生徒さんの様子を見にきて、生徒さんと楽しそうに話す姿を見て、保健室は学校の中で色々な人が交流する大事な居場所の一つであることを知ることができました。
先生方やクラスメイトの方は、教室に行けない生徒さんとのつながりを大切されていましたし、また逆にそうした先生方やクラスメイトの思いやかかわる時間が、その生徒さんにとってどれだけ大切なのかについても実習を通して学ぶことができました。

実習の合間や実習後に行ったカンファレンスでは、先生方や大学院の先輩に、実習で感じたその時々の自分の悩みや困ったこと等を話すことができました。
先生方や大学院の先輩から具体的なアドバイスを頂き、生徒さんへの理解を深めたり、かかわりのヒントを得たりすることができました。
また、実習で学んだことや感じたことを言葉にして伝えることで、自分の体験が整理され、実習で得た学びをより深めることができたように思います。

今回の実習で新たに気づいたことや、学んだことが沢山あり、とても良い体験となりました。
実習の機会をいただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。

(白陵高等学校出身 Y.Tさん)

大学院

 

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