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2022.08.26

国際キャリア学科

(授業紹介)「可能性の扉を開けるのはあなた!」:倉田浩美ザボディショップ ジャパン 社長による特別講義を開催しました①!

国際キャリア学科(ICD)では1年生を対象とするフレッシャーズ・セミナーの前期の授業で、英国発の自然派化粧品ブランド、ザボディショップ(THE BODY SHOP )の日本法人、ザボディショップジャパンの代表取締役社長、倉田浩美様による特別講義を行いました。

  • ザボディショップはアニータ・ロディックが1976年に英国のブライトンで創業し、当時から現在に至るまで46年もの間、サステナブルなモノ作りを続けているブランドです。

倉田社長は福岡女学院大学のご出身で、米国のセントラル・ワシントン大学をご卒業後、プライスウォーターハウスクーパーズ、ギャップ・ジャパンでのご勤務を経て、コーチ・ジャパンのマーケティング担当のシニア・ヴァイスプレジデント、フルラジャパンの代表取締役社長などを歴任され、2020年10月よりザボディショップジャパンの代表取締役社長として活躍されています。講義では、国際キャリア学科1年生が将来のキャリアを考える上での心構え、アドバイスを、ご自身の経験を交えながらお話しいただきました。

 

倉田社長ははじめにご自身の今日までのキャリアをご紹介下さいました。倉田社長は福岡女学院大学をご卒業後、日本経済がバブル景気に沸くなかで、2年間、変圧器メーカーで午後3時には男性社員にお茶を出すという当時の「ごく普通のOL生活」を送られました。しかし、どうしても学生時代に専攻した英語をより深く学びたくなり、アメリカのシアトルに留学、なんとその時が初めての海外渡航だったそうです。シアトルで1年間、英語を学ばれた後、セントラル・ワシントン大学でビジネスと会計学を学ばれ、世界の四大会計事務所のひとつであるプライスウォーターハウスクーパーズに入社され、監査業務やコンサルティング業務などに携わられました。

 

プライスウォーターハウスクーパーズで様々な業種の企業を見るコンサルティング業務に携わり、小売業の楽しさやワクワク感を知り、企業のブランディングに興味を持たれた倉田社長は、1998年にご帰国された後、ギャップ・ジャパンに入社され、その後はコーチ・ジャパンに移られ、ファイナンス関連の業務を担当された後、マーケティング担当のシニア・ヴァイスプレジデントを務められました。そして、2014年にはフルラジャパンの代表取締役社長に就任されました。

講義の後半では、①自己実現と成長、②人とのつながり、③ポジティブで楽観的、④自分らしさという「幸福の四大要素」をあげられたうえで、①自分の軸を持つ、②継続は力、③オープンマインド(素直さ)、④好奇心という「成長のレシピ」を教えていただき、学生たちに「周囲に違和感をおぼえた時こそが自分にとっての成長のチャンスだと捉えましょう。楽観的であることが大切です」とアドバイスいただきました。そして、学生時代に取り組むべきこととして、①英語力を伸ばすとともにもうひとつスキルを身につける、②柔軟性を持つ、③自分を表現するよう努めるという三点をあげられ、「自分の可能性の門番は自分自身。その扉を開けるかどうかはあなた。失敗を恐れずに夢に向かって突き進んでください」と、熱い熱いエールを送って下さいました。

 

文字通りグローバルな舞台で大活躍されてきた先輩のお話に、1年生たちは真剣な表情で聞き入っていました。講義の内容もお人柄を感じさせる楽しいエピソードとともに、倉田社長がいかに熱い思いでお仕事に向かっていらっしゃるのかが伝わってきて、学生のみならず教職員を含め参加者全員が惹きつけられ、そしてエネルギーをいただいた90分となりました。倉田社長、今年も特別な時間を本当に有難うございました。以下では、講義を聴いた学生の感想(代表)を二回に分けてご紹介します。

K.Nさん(福岡県立新宮高等学校出身)

私は倉田先生の「知ってるだけではダメ、行動をしなければ」という言葉が最も大切で、核心をついた言葉だと思いました。行動することは簡単なことではなく、続けていく努力が必要になります。あまり深く考えずに、失敗して当たり前だと考えることも簡単なことではありません。私はすぐに失敗した時のことを考え、思い切って踏み込んで行く勇気がなかなか持てません。しかし、この言葉を聞き、失敗を恐れずに何事にも挑戦していくことが最も大切だと分かりました。「幸福の4大要素」についても深く考えさせられました。特に、私は最後の自分らしさを大切にしていきたいと思います。

A.Tさん(福岡県立春日高等学校出身)

前期の三回の外部講師の先生の講義を聴いて、興味を持つことがとても大切なのだと感じました。全ての講義を通じて、「好奇心」「わくわくする」という言葉が多く出てきたのが印象的でした。フレッシャーズ・セミナーの授業を機に自分の将来について考えることが増えましたが、今回の講義は女性としての理想像を考えるきっかけになりました。自分はどちらかというと消極的な性格で、それは短所と言える部分だと思っていましたが、倉田社長が「自分らしさが大切だ」と話されるのを聞いて、無理に変えずに自分の長所をさらに伸ばせるように努力すればいいのではと思いました。「こうあるべき」を捨てることで自分を抑えつけず、レベルアップさせられるのではないかと思います。講義のなかで、倉田社長は人との関わりについて多くのお話をされていました。これまで出会ってこられた人に感謝されていたのを聞いて、とても素敵だと思いました。感謝は相手をリスペクトしていないとできないので、出会った人の良いところを探して、素直に感謝できるような人になりたいと強く思いました。

S.Iさん(福岡県立春日高等学校出身)

失敗するのが怖くてチャレンジすることや人と違う道を進むのを恐れてしまう私にとって、今回の倉田社長のお話はとても胸に響きました。失敗することは決して悪いことではなく、考えすぎずにとりあえずチャレンジすることが大事だということが分かりました。失敗して初めて学べることもあるので、これからは落ち込みすぎずに、原因と対策を考え、同じ失敗をしないように気をつけたいと思います。

A.Sさん(福岡県立武蔵台高等学校出身)

私はまだ、はっきり将来の夢や目標が決まっていませんが、倉田社長の講義を聴き、誰かに左右されたりするのではなく、自分の意思で自分のやりたいことを進んでやれるようになりたいと思いました。このたびは貴重なお話をありがとうございました。

H.Nさん(福岡県立小郡高等学校出身)

倉田社長の講義を聴いて、たくさんのことを学びました。まず、倉田社長の行動力に驚かされました。大学を卒業して、就職までしたのに自分の学びたいことを深めるためにアメリカ留学を決意されたことです。自分だったらそこまでできないなと思います。しかも、その留学を機にアメリカの大学に進み、アメリカで働かれて、その後は社長になられてと、本当に素晴らしい人生を送られています。講義のなかで「成長のレシピ」についての話が特に心に残りました。「成長のレシピ」の一つ目は自分の軸を持つことです。私は人の意見に流されたり、人の目を気にしてしまったりすることがあるので、自分の軸をしっかり持って、自分はこうなりたいと堂々と言えるようになりたいです。二つ目は継続性です。何か一つでもいいから楽しくてずっと続けたいと思えるものを見つけたいです。三つめはオープンマインド・素直さです。私は人の意見を聞くことに対しては自信があります。普段は聞き役に回ることが多いのですが、これからはちゃんと自分の意見も言うようにしていきたいです。四つ目は好奇心です。「あれやってみたい」「これやりたい」とか、やってみたいことはたくさんあるのですが、それを行動に移すとなると失敗した時などのことを考えて、なかなか行動に移せなかったりすることがあります。これからは倉田社長の「とにかくやってみることが大事」という言葉を胸に、失敗を恐れずに挑戦してみようと思います。今回の講義で自分の足りないところがはっきりと分かりました。倉田社長は「自分の可能性の門番は自分自身、開けるかどうかは自分次第」とおっしゃっていました。第1回の講義でお話をしてくださったDJアンナさんも同じことをおっしゃっていました。これからピンチをチャンスに変えて、可能性を広げていきたいです。

S. H.さん(福岡県立玄界高等学校出身)

倉田社長の講義を聴いて、たくさんのことを学ぶことができました。何より、より公正で美しい世界のために立ち向かう倉田社長はとてもかっこいいと思いました。これから講義で倉田社長にいただいた「完璧でなくていい」「周りに頼ればいい」「自分らしく」という言葉を自分に言い聞かせながら、困難に打ち克っていけるような強い心を持って生きていきたいです。

Y. Y.さん(福岡市立福翔高等学校出身)

倉田社長は「あなたの人生の目的は何ですか」と聞かれた時に明確に答えることができるかどうかが大事であり、「その目的が明確になっていれば楽しくなる」と教えて下さいました。人はいつ死ぬのか分からないからこそ、私は今を全力で楽しく生きたいと思います。後悔しないように楽しく生きるのは難しいです。楽しいことには苦しいこともつきものであり、苦を乗り越えてこそ達成感を味わえたりします。また、自分の人生を豊かにするのも自分次第です。自分の人生を豊かにするために目標を見つけて、充実した日々を送れるように頑張りたいと思います。

Y. M.さん(福岡県立南筑高等学校出身)

「幸福の4大要素」や「成長のレシピ」など、たくさんのことを知ることができて、本当によかったです。どちらにも、「自分らしさ」「自分の軸を持つ」という言葉があり、やはりまずは自分にしっかりと向き合っていくことが大切だと思いました。そのうえで、人とのつながりや継続性、好奇心を忘れないことが大事だとわかりました。いつもと違う違和感をおぼえた時に成長できるという言葉も心に残りました。何にでも興味を持って、自分の知識と経験を増やしていきたいです。「自分の可能性の門番は自分自身。開けるかどうかは自分次第」、この言葉を忘れずに、いろいろなことに挑戦していこうと思いました。

K.Sさん(福岡市立福岡女子高等学校出身)

倉田社長の講義を聴いて、「人の可能性は無限大だな」と感じました。倉田社長はたくさんの困難を乗り越えてこられましたが、それぞれのご経験が現在のお仕事に結びついて、今をしっかり生きておられるなと思いました。倉田社長は話す力だけでなくコミュニケーション力も素晴らしく、笑顔で堂々と話されている姿はとてもかっこよく、感銘を受けました。 

H.Nさん(自由ケ丘高等学校出身)

私は今回、学生スタッフとして倉田社長のお出迎えから対応させていただきましたが、まずタクシーまでお迎えにあがった際、気さくで明るいお人柄にとても驚かされました。私たちにもとても優しく応対して下さいました。講義ではまず「単純作業をバカにしない」という言葉が印象に残りました。どんなに単純な作業でも、それをいかに素早く、効率よくできるか考えて行うことで、得るものがあるということを学びました。続いて、人生の目的についてお話をしていただいた時、「自分の人生の目的は何なのか、それが明確になればなるほど人生が楽しくて仕方なくなる」と話されていた倉田社長は本当にキラキラされていて、素敵だなと感じました。また、「完璧でなくていい」「周りに頼ればいい」「自分らしくいる」という倉田社長が大切にされていることを教えていただき、とてもありがたく感じました。まずは倉田社長がおっしゃっていた「成長する時はいつもと違う、つまり違和感を感じる時」という瞬間を目指して、努力を続けていきます。将来の目標にまた一歩、近づけた気がして、嬉しかったです。