私は、幼いころ悩んだり考えこんだりする自分にコンプレックスがありました。もっと周りの人と楽しく明るく関われるようになりたいと考えていた時に、心理学の本に出会いました。「心の学問があるんだ。とっても面白いなぁ。もっと知りたいから、将来大学でしっかりと学びたい」という想いを抱きました。その気持ちが心理学科に進んだ理由です。そして、福岡女学院大学の入学試験をキャンパスで受けた時に、とても明るい雰囲気でなんだか落ち着く場所だと感じました。最終的に大学を決定する時に、私が安心して学べる環境だと思い、福岡女学院大学の心理学科に入学しました。

「心理実習Ⅱ・Ⅲ」の授業でのカンファレンスの時間です。現場実習に参加させていただいた後、学生と心理学科の先生方で振り返りを行いました。現場で感じたことや反省点などを話して一緒に共有しました。一人ひとり話した後に先生方からアドバイスをいただきました。カンファレンスの場を通して、自分の体験や自分自身を客観的に振り返ることができ、また、友達の発表に耳を傾けていると、自分とは異なる価値観や視点に毎回驚き、勉強になりました。お互いの考えを知り、学びを深めることができるとても素敵な時間でしたので印象深いです。

自分自身の気持ちに語りかける時間を設けたことです。
私は、大学3年次にコロナ禍に入り、オンライン授業に切り替わりました。ちょうどその頃、自分の進路について真剣に考える時期に差し掛かりました。コロナ禍によって生活に制限が増えたこともありますが、以前よりも制限があるからこそ時間を有意義に使いたいと感じるようになりました。せっかく家にいる時間が長いので自身について深く考え、自分の内面をみつめてみました。そうすることで、自分が大切にしたいことは何かを落ち着いて考えることができました。その時間は、進路を考える上でかけがえのない大切なものであったと思います。

話を聴く姿勢についてしっかりと考えることを、進学後の最初の目標にしています。
大学入学前の私は、話を聴くことはそこまで難しいことだとは感じていませんでした。しかし、4年間学んできて、相手の気持ちに寄り添い、傾聴することは簡単なことではなく、奥が深いものだと考えるようになりました。自分の話を聴く時の特徴や癖について、一緒に学ぶ仲間や先生方からアドバイスをもらいながら知っていきたいと考えています。

福岡女学院大学の心理学科はとても温かい雰囲気があります。わからないことや疑問に感じたことなどがあった時、先生方に丁寧なご指導をいただける環境です。そのため、私は安心して学ぶことができました。そして、人と関わることの楽しさや面白さを知りました。自分や周りの人のことに想いを馳せたり考えたりする時に、心理学の視点があると新たな発見や気づきがあり、とても面白いと感じています。これからご入学されるみなさんが楽しく輝いて、いきいきと学ばれることを心から願っています。