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2022.01.30

国際キャリア学科

(授業紹介)「Freshers SeminarⅡ」:在福岡米国領事館の近藤・シャー広報担当領事と犬塚福岡アメリカンセンターディレクターによるご講義を開催しました!

国際キャリア学科では経済界や官公庁、外国政府機関と連携したカリキュラムの一環として、1年生を対象とする「Freshers SeminarⅡ」で在福岡米国領事館の近藤・シャー 広報担当領事と犬塚千絵 福岡アメリカンセンターディレクターによる講義を開催しました。

On January 12th, 2022 two guest speakers from the American Consulate spoke at the final Freshers Seminar of the 2021 academic year. The guest speakers were Yuki Kondo-Shah and Chie Inuzuka. 

Ms. Kondo-Shah, the public relations officer for the American consulate, spoke of how soft power is used by the United States and other countries to spread a favorable view of both their country, culture and its people. There are 3 means to implement effective soft power: culture, government and political measures. Spreading culture especially creates a favorable image of the country it represents making it easier to form favorable international relationships around the world. Some examples of soft power used by the United States are Disney, the NBA and companies like Google. All of which have had various, yet profound effects throughout many countries creating a long lasting impression of the United States. This has proven to be a very effective way to influence other countries without the use of harder tactics such as war or military intervention. Japan has also utilized soft power to spread Japanese culture throughout the world by hosting international events such as the Rugby World Cup and the 2021 Tokyo Olympics. Japanese anime and cuisine have also been well received in many countries. Both of which have spawned a loyal following all over the world. Whether it be television, movies or internet marketing campaigns, the median to get information to individuals in many countries has never been better. 

The second speaker, Ms. Chie Inuzuka who is the Director of the Fukuoka American Center, spoke about the accessibility of American exchange programs for Japanese students. While Japanese exchange students have fallen almost in half in the last 25 years, there are still many opportunities for Japanese to take advantage of programs at over 4,500 American universities. Students who participate in such programs can experience a range of benefits such as improving communication and leadership skills in a multicultural setting. They also have the chance to enhance their problem solving ability as well as develop strong confidence by gaining knowledge of the world outside of Japan. Ms. Inuzuka also explained the internship program at the American Center as well as other experiences offered by the center.  

Both presentations by Ms. Kondo-Shah and Ms. Inuzuka were very beneficial and helped the students create a clearer view of what opportunities are available to them.

以下は受講した学生の感想(代表)です。

K.Yさん(長崎県立長崎南高等学校出身)

米国領事館のお仕事やアメリカの留学生受け入れの状況など、貴重なお話を聞くことができ、たいへん勉強になりました。近藤・シャー広報担当領事からは米国が外交関係において重視しているソフトパワーについて学びました。「力や威力に頼らず、望ましい方向に他国を説得する国の能力」と定義されているソフトパワーは、「文化」「政治」「政策」の3つの分類に分けられ、より良い外交関係を築くために重要な力であることが分かりました。人の心に影響する言葉や魅力的な文化で相手を引き寄せていこうとする試みは、国家間で何か問題が発生した際に戦争や武器が用いられるという最悪の事態を避け、平和的に解決するという理想的な形を実現するための最も良い方法だと思いました。これらの話を聞き、日本の文化や美しい風景を守っていくことが、ソフトパワーを強め、外交関係をよくすることにまで繫がっているのだということに気付きました。犬塚様の講義では現在のアメリカでの留学状況について学びました。留学を通して語学力やコミュニケーションスキル、リーダーシップ力を鍛えたいと思っていたため、とても興味深いお話でした。今回の講義を通して、国際的に働ける仕事に改めて魅力を感じました。将来に向けて積極的にインターンシップに参加するなど、行動を起こしていきたいと思います。

H.Tさん(長崎県立佐世保商業高等学校出身)

近藤・シャー広報担当領事からはソフトパワーについてのお話がありました。国際問題を新しい見方で考えることができ、とても有意義な講義でした。近藤・シャー様はお仕事の話をされている時、とても楽しそうで、ご自身のお仕事に自信や誇りを持たれているように感じました。私にはその姿がとても眩しく、将来、そのようになりたいと強く思いました。続いて、犬塚様からはアメリカ留学について詳しく聞くことができました。私は留学したいと考えていたものの、コロナ禍で正直、少し諦めていました。しかし、留学といっても長期から短期、インターンシップ留学など、様々な種類があり、自分に合う形を選ぶことができることを知りました。また、海外からの留学生が多いこの大学、学科のなかでも、自分の考えを言葉にして表現することや多様な価値観を受け入れる意識を持つことで自らを成長させることができるのではないかと感じました。将来的には留学することも目標にしながら、語学力や意識の向上に努め、日々の学習に励んでいきたいと思います。

R.Tさん(佐賀県立伊万里高等学校出身)

ソフトパワーやアメリカ留学の魅力について詳しく知ることができました。近藤・シャー様からは、ソフトパワーについて学びました。ソフトパワーには文化、政治、政策による三つのものがあり、アメリカのソフトパワーとしてはNBA、Disney、ハーバード大学、Googleなどがあげられます。続いて、犬塚様からはアメリカ留学の魅力について聞きました。アメリカは世界で最も多くの留学生を受け入れており、日本からも2万人近くがアメリカに留学に行っています。アメリカには4500以上の大学があり、豊富な選択をすることができます。アメリカに留学に行くことで、いろんな国の人とコミュニケーションを通じて、価値観が広がることが分かりました。講義を聞いて改めて留学し、自分の価値観を広げたいと思いました。

A.Mさん(熊本県立第一高等学校出身)

米国領事館の方による講義では初めにソフトパワーについて学びました。ソフトパワーとは「力や威圧に頼らず、望ましい方向に他国を説得する国の能力」とジョセフ・ナイ教授は定義しています。各国が軍事力などではなく、文化などを世界中で広めあっていくことで国と国の関係が良くなっていけばいいなと思いました。次にアメリカへの留学についてのお話がありましたが、これまで知らなかったことがたくさんありました。例えば、アメリカにある大学の数です。アメリカには4500以上の大学があるそうです。世界中から人が集まるアメリカだから大学が多いとは思っていましたが、この数を聞いた時はとても驚きました。アメリカの大学には世界中からの留学生が集まっているため、様々な文化や慣習を学ぶことができると思います。お話を聞いて留学も視野に置き、これからの大学生活で様々な経験を積んでいきたいと思いました。

R.Kさん(宮崎県立宮崎西高等学校出身)

初めに広報担当領事である近藤・シャー様がソフトパワーについてのお話をして下さいました。アメリカの国際政治学者であるジョセフ・ナイ教授はソフトパワーを「力や威圧に頼らず、望ましい方向に他国を説得する国の能力」と定義しています。近藤シャー様は講義のなかで文化、政治、政策の三つのソフトパワーについて説明して下さいました。講義の後半では、犬塚様がアメリカ留学についてお話しして下さいました。犬塚様はアメリカ留学の魅力として世界一の留学生数、豊富な選択肢、多様性・幅広い年齢層、充実した教育施設の四つをあげられました。今後、アメリカ留学を選択肢の一つとして考えていきたいと思います。貴重なお話をありがとうございました。

H.Mさん(沖縄県立読谷高等学校出身)

近藤・シャー様の講義では、1990年代に生まれた概念、ソフトパワーについて学びました。初めて聞いたこともあり、最初は「何だろうソフトパワーって、パソコンに関係することかな」と頭の中は「?マーク」でいっぱいでした。ソフトパワーについて、ナイ教授は「力や威圧に頼らず、望ましい方向に他国を説得する国の能力である」と定義しています。世界の国々がハードパワーではなく、このソフトパワーを強化していって欲しいと思いました。講義を通し、日米関係をより良くしていこうと活動されている近藤・シャー様と犬塚様にとても惹かれました。私の将来に影響を与えるくらい素敵な講義でした。ありがとうございました!

A.Yさん(福岡県立福岡中央高等学校出身)

近藤・シャー領事はご自身のお仕事とも関連しているソフトパワーについてご講義下さいました。魅力的な文化など人の心に影響することによって人を動かすソフトパワーの他にも、軍事力や経済力を競うハードパワー、サイバー攻撃などで自国に有利な状況を人為的に作り出すシャープパワーがあることを学びました。三つのパワーの中でも、シャープパワーの危険性について考えさせられました。最近よく見かけるフェイクニュースも民主主義の脆弱性につけこんだものだと考えると、シャープパワーの脅威はすぐそこまで来ている気がしました。犬塚様は、アメリカ留学とアメリカのキャンパスの状況について講義して下さいました。留学というビジョンについてはっきり思い描くことができた貴重な時間でした。

K.Hさん(福岡県立福岡中央高等学校出身) 

近藤・シャー領事の講義を聞いて考えたことが二つあります。一つは領事館の仕事内容です。今まで私は領事館と聞くと在留自国民の手助けをする機関という印象を持っていました。それに加えて、広報や災害の際の連携などたくさんの仕事内容があることに驚きました。二つ目はソフトパワーについてです。アメリカにはスポーツや教育、Googleといった世界的にも大きな影響を及ぼしている文化や企業があり、改めてアメリカの大きさを実感しました。後半の犬塚様によるアメリカ留学の話にも大変、興味を持ちました。留学にはもともと興味があり、チャンスがあれば挑戦したいと思います。今はコロナ禍で海外渡航が厳しくなっているので、英語の勉強に力を入れていきたいです。今回も今まで自分の知らなかったお仕事について知ることができて、視野が広がりました。

E.Mさん(福岡県立小倉南高等学校出身)

多くのことを学び、視野が広がりました。そして、アメリカに留学したいと強く思いました。犬塚様は多様なバックグラウンドを持った幅広い年齢層の学生との学びがアメリカ留学の魅力だと述べられ、留学により得られる能力としてコミュニケーション能力やリーダーシップスキル、問題解決能力、異文化コミュニケーション能力などをあげられました。どのように考え方や価値観の違いを受け入れるのか、自分の意見を押し付けるのではなく、相手の意見をどれだけ尊重できるのかをアメリカ留学を通して学びたいと思いました。今回、アメリカ留学の魅力を知ることができたので、自分でももっと詳しく調べてみようと思います。そして、いつかアメリカへ留学してみたいです。

A.Tさん(福岡県立北筑高等学校出身)

今回の講義で初めてソフトパワーという言葉を知りました。ナイ教授は、ソフトパワーを威力や権力に頼らず、望ましい方向に説得する国の能力と定義しています。日本は2019年時点でソフトパワーのランキングで世界8位、アジアでは1位だということを知り、嬉しく思いましソフトパワーは年によって変わるそうなので、これからどのように変化していくのか興味深いと思いました。

H.Tさん(福岡県立久留米商業高等学校出身)

近藤・シャー領事のお話を聞いて、外交や海外関係の仕事に就きたいという思いを強めました。犬塚様による留学の話からは英語に対する学習意欲が高まりました。今はコロナ禍で難しいですが、可能になれば短期だけでも是非、留学に行きたいと思いました。また、学校行事やインターンシップ、ボランティアなど今、できることに取り組み、将来につなげていきたいと思いました。これから様々な職業に目を向けて、自分にあった職業や興味のある職業などを見つけていこうと思います。

A.Uさん(九州産業大学付属九州高等学校出身)

私は将来、英語を活かした仕事に就きたいと考えているので、今回の講義で米国領事館の仕事を知り、とても興味がわきました。在福岡米国領事館は九州に在住するアメリカ人を支援したり、良好な日米関係を保つ役割をしているそうです。近藤・シャー領事の講義では、ソフトパワーについて学びました。ソフトパワーとは国家が軍事力や戦争など威圧的な力ではなく、その国の魅力的な文化や政治的価値観への支持、共感を得ることで国際社会から信頼を得る力のことです。アメリカのソフトパワーとして、スポーツ、ディズニー、ハーバード大学などが挙げられます。また、ソフトパワーには、人を惹きつける力という意味もあります。これは人間関係にも当てはまると思います。人に対して威圧的な態度をとるだけではその人についてこないと思います。人に優しくする、相談に乗るなど相手を引き寄せるような行動をすることで、周りにいい影響を与えることができると思いました。犬塚様の講義では、アメリカ留学のメリットと現状について知ることができ、良かったです。アメリカは大学の数が多く、様々な分野について学べ、また多様な人種や年齢の方が学んでいるので、そこで学ぶことでコミュニケーション力、リーダーシップ力を身につけることができます。今回の授業を聞いて、さらに英語や国際社会についての勉強を頑張ろうと思いました。

R.Oさん(福岡大学附属若葉高等学校出身)

とても魅力的で勉強になる講義でした。米国領事館は日本に六ケ所あること、仕事内容は政治・経済、広報、領事、マネジメントなど多岐にわたることを知ることができました。近藤・シャー様からは主に「力や威圧に頼らず、望ましい方向に他国を説得する国の能力」と定義されているソフトパワーについて教えていただきました。特に、2019年のソフトパワーの世界ランキングはとても興味深い内容でした。日本は8位で、唯一、アジアからランキングに入っているのを知って驚くとともに嬉しく感じました。また、ソフトパワーの順位変動の背景に何があったのかを考えてみると面白いと思いました。ソフトパワーとは一種の多様性ではないかなと感じました。後半は犬塚様によるアメリカ留学のお話で、とても興味深い内容でした。アメリカに留学することでコミュニケーション能力やリーダーシップスキル、異文化コミュニケーション能力などを培うことができ、留学は自分の成長にも繋げることができるのだと改めて思いました。