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2022.01.28

国際キャリア学科

(授業紹介)「Presentation Skills」(うクラス)-「佐賀県の魅力発信」のプレゼンテーション

国際キャリア学科1年生を対象とする必修科目である「Presentation Skills」では、英語と日本語での効果的なプレゼンテーションについて四つのクラスに分かれて学んでいます。そのうち、「うクラス」(担当:山口)では最初にプレゼンテーションに慣れることを目的に「My Favorite Country」というテーマでの英語でのプレゼンテーションを行いました。この発表の完成度が高かったため、続くプレゼンテーションではグループに分かれて関心の高い国・地域への旅行商品を企画し、旅行会社からお招きした審査委員の方の前で発表する授業を行いました。

三回目のプレゼンテーションは「佐賀県の魅力発信」をテーマに、五つのチームに分かれて佐賀県の魅力をより多くの人に伝えるための企画を検討し、発表しました。学生たちは実際に佐賀県の各地を訪ねたりして、取材や調査、作業を進め、それをもとに提言をとりまとめました。そして、1月初めの授業では審査委員としてお招きした佐賀県さが創生推進課の中村係長、佐賀銀行春日支店の岩村支店長、そしてアシアナ航空福岡支店スーパーバイザーの横山様を前にオンラインでのプレゼンテーションを行いました。

各チームのプレゼンテーションは、SNSを活用した佐賀の名所でのスタンプラリー企画、佐賀県の特産品を使ったメニューを販売するフードカーを使った広域的なPR企画、有田焼と佐賀県の食材を組み合わせたスイーツの商品企画、動画での女子大生おすすめスポットの紹介、SNS疲れした若者向けの佐賀でのグランピング企画、嬉野温泉と嬉野茶を原料に活用した化粧品のPR企画など、それぞれに協議を重ね、趣向を凝らしていました。発表の後には審査委員の先生方から丁寧なご講評をいただき、うち二つのチームには「佐賀県庁賞」「佐賀銀行賞」が授与されました。

以下は「佐賀県の魅力発信」のプレゼンテーションを終えた学生の感想(代表)です。

H.Kさん(福岡県立糸島高等学校出身)

授業を終えて、よいプレゼンテーションにするためには入念な準備と聴衆への配慮が大切であると感じました。入念な準備の必要性は、オンラインでの発表で実感しました。特に大事だと思ったのは、原稿の読み込みです。私は最初のプレゼンテーションではオンラインで資料を見ることができるので、あまり練習をしていませんでした。そのため、パワーポイントと息が合わず、顔を上げたり、強弱をつけたりすることができなくて、一方的な発表になったと感じました。聴衆への配慮の大切さは、他のチームのプレゼンテーションを見ていて感じました。なかでもDチームは見ている人を巻き込むような発表になっていて、素敵だなと思いました。理由は二つあります。一つは発表の軸が太く、そこからの話の広がり方が上手だった点、二つ目は発表の起承転結がはっきりしていた点です。これらにより聞きやすく、聞いていて楽しい発表になっていたと思いました。この授業で得たことを今後のプレゼンテーションに活かしていきたいです。

M.Fさん(福岡県立春日高等学校出身)

私たちのチームは「最近、SNS疲れしている若者が多いので、デジタル・デトックスをテーマにしよう」というメンバーの意見に全員が賛成して、佐賀県の魅力的なキャンプ場でのグランピングの提案を考えました。関連情報を調べて、パワーポイントにまとめて、プレゼンテーションの練習をしてと、大変でしたが、グループで意見を出し合って、いい作業を進められたと思います。時々、話が脱線して作業が進まないこともありましたが、全員がきちんと調べて意見を出し合っていたので、賞は逃しましたが、自分たちにとっては良い発表ができたのではないかと思います。大学では友達ができにくいと思っていましたが、この授業での話し合いを通してグループの仲を深めることができて、本当に良かったです。

N.Oさん(福岡県立北筑高等学校出身)

前回の「海外旅行商品企画」のプレゼンテーションで、私たちの発表は少し聞き手を飽きさせてしまうようなものに感じたので、今回は動画を作成したりして、楽しめるようなものを心がけました。優勝することはできなかったものの納得のいく仕上がりになり、プレゼンテーション力も上がったように思いました。優勝したチームのプレゼンテーションは、企画力もあり、インスタグラムを活用するなどの今どき性も持ち合わせており、素晴らしいと思いました。私たちには全く思い浮かばなかったアイデアで佐賀県の魅力を伝えられるような商品企画を提案していて、終始、見入るようなプレゼンテーションでした。次回、プレゼンテーションを行う際には、このチームのプレゼンテーションを参考にしたいと思いました。今後、何か企画を提案する機会があれば、柔軟性のある考えで企画を練り、楽しいプレゼンテーションができるよう心がけていきたいです。

A.Hさん(福岡県立武蔵台高等学校出身)

今回のプレゼンテーションを通してゼロから企画することの大変さを感じました。まずは佐賀県についての情報を集めることから始めました。スタンプラリーの企画にすると決まってからは、まずどのような形式でスタンプラリーを行うのかという点が問題になりました。話し合いを進めていくうちに様々な意見が飛び交うようになり、自分も意見を出していけたので良かったです。そこから話し合いがスムーズに進むようになり、最終的に発表がうまくいき、審査員の方々にお褒めの言葉をいただけたのが嬉しかったです。この授業を通して自分の意見を人に伝える力がついたと感じています。これから大学生活においても、社会人として生きていくなかでも人に自分の考えを伝える場面がたくさんあると思いますので、この経験を活かしていきたいです。

M.Sさん(福岡県立筑紫丘高等学校出身)

「佐賀県の魅力発信」のプレゼンテーションを通して、共同作業の難しさを感じました。一人でのプレゼンテーションであれば、作成するペースや原稿の分量、スライドの構成やデザインに至るまで自分で決めることができ、リハーサルも好きな時にすることができます。しかし、共同作業では当然ながらそうはいかず、テーマや役割分担、作業の締切日時など協議していく必要がありました。今回は話し合いもオンラインで行いましたが、意思の疎通が難しいと感じました。今回、私はチームのリーダーを務めましたが、メンバーの特性を把握したうえで役割の割り振りをすることができなかった点を反省しています。また、メンバー全員が参加しやすい環境づくりという面においても、配慮が足りなかったかなと感じています。次回からは時間の許す限り丁寧に話し合い、メンバーの意見が出やすい工夫を心がけていきたいです。

R.Oさん(福岡大学附属若葉高等学校出身)

私たちのグループでは、vlog風な動画を作成して、佐賀県の魅力的なスポットを紹介しました。審査員の方からも「新しいスタイルの発表を見ることができた」と評価をいただくことができました。反省点は、企画段階でなかなか良い案を思いつくことができなかったため、練習を十分にすることなく本番を向かえてしまったことです。個人としての反省点としては、発表の際、読むことに集中するあまり、伝えるという点が不足していたことがあげられます。もっと聴衆に伝わるようにも、ゆっくりとはきはきと話すこと、聞き手に質問を投げかけたり、身振り手振りを加えたり、アイコンタクト、また「間」を取ったりすることで、より伝わるプレゼンテーションになるのではないかなと思いました。「Presentation Skills」の授業を通して多くのことを得ることができたと思います。やはりプレゼンテーションでは発表内容を構成していく力や聴衆に訴えかける力が重要だと感じました。聴衆に興味を示してもらうにはパワーポイントの内容や話し方も大事ですが、やはりプレゼンテーションを行う目的などを明確にしておくことが最も大切だと思います。それらを踏まえたうえで発表の中にクイズや動画といった今までにはなかったような新しいスタイルを加味することで、発表をしている人も聴衆も楽しめる、魅力的なものになっていくと思いました。これから授業等でプレゼンテーションをしていく機会が増えると思いますので、こうしたことを意識しつつ、考え抜く力や訴えかける力を身につけて、成長できるよう取り組んでいきたいと思います。そして、これもプレゼンテーションである就職活動の際に活かしていきたいです。

N.Oさん(福岡市立福岡女子高等学校出身)

「佐賀県の魅力発信」のプレゼンテーションでは、前回にも増してチーム一丸となって取り組むことができました。企画段階で苦戦しましたが、先生のアドバイスをもとにチームで話し合った結果、全国をフードカーで回って佐賀県の特産品を紹介したら良いのではないかという素晴らしい案が出ました。そこから、フードカーのデザインや販売商品の企画、フードカーで回る場所などを考えるため、二手に別れて取り掛かり、スムーズに完成へと進んでいきました。グループワークでは一人一人が責任感を持って役割を果たし、良いものを作ることを目的として取り組むことが改めて大事だと感じました。「Presentation Skills」の授業で単独でのプレゼンテーション、グループでのプレゼンテーションの両方を経験できて、よかったです。苦手意識があったグループのプレゼンテーションでの方が自分自身のスキルを強化する学びが多かったと思いました。

M.Oさん(長崎県立長崎北陽台高等学校出身)

今回のプレゼンテーションは、対面で行った前回の「海外旅行商品企画」の時と違って、全てオンラインでのプレゼンテーションだったので少し難しく感じました。自分の声が届いているか、カメラを見てるつもりでも相手から見たら観れてなかったりしてるのではないかなど、心配な点がありましたが、無事にプレゼンテーションを終えれてよかったです。「Presentation Skills」の授業を通じて色々なことに気づき、学ぶことができたので、これからのプレゼンテーションに活かしていきたいと思います。