国際キャリア学科の五期生にあたる現４年生の就職活動はコロナ禍により大きな影響を受けました。卒業生が多数、活躍し、４年生も多くが志望していた航空、旅行、宿泊など人の移動にかかわる業界では採用を行わない企業が相次ぎました。しかし、こうした逆境といえる状況のなかでも五期生たちは果敢に挑戦を続け、目指していた業界や企業への就職が内定したとの嬉しい知らせが相次ぎました。

このコーナーでは志望していた企業より内定をいただいた４年生の就職活動体験談をシリーズでご紹介しています。今回はコロナ禍の厳しい採用状況のなか、諦めずに目指していたホテル業界への就職活動を続けた結果、ルートインジャパン株式会社様より内定をいただいたA.Oさん（久留米市立久留米商業高等学校出身）からの喜びの報告です。 

私はルートインジャパン株式会社より内定をいただきました。インターンシップ、会社説明会、採用面接、多くのことがオンラインで行われるこれまでにない就職活動でした。オンラインということで当初はなかなか就職へのイメージがわかず、悩む時期もありました。また、人に直接、会うことがなかなかできない状況下で、相談することも気軽にできなかったことが少し苦しかったです。しかし、コロナ禍だったからこそのメリットもありました。オンラインでの説明会がほとんどだったため、移動に要したであろう時間を有効活用することができ、通常だったら出会うことができなかったかもしれない人とも就職活動を通して交流することができました。

私はもともとホテル業界を志望しておりましたが、コロナ禍による需要の低下で新規採用も減っていることからネガティブな気持ちになった時期もありました。様々なホテルのホームページの採用欄を見ても、書かれているのは「2022年度入社の新卒採用を見合わせています」という言葉ばかりでこの時期はとても辛かったです。そのため、ほかの業界も見ましたが、どうしても自分がホテル以外で働くイメージがわかず、ホテル業界を諦めることができませんでした。

そうしたなかで、出会ったのがルートインジャパン株式会社でした。最初の印象は「ここの会社説明会は他と違うな」というものでした。元気な挨拶、アットホームな雰囲気、そして何より社員の皆さんが活き活きされていると感じました。そして、気づけばルートインのファンになっていて何度も説明会に参加していました。参加するたびに新たな学びがあり、とても充実した時間を過ごすことができ、企業理念と私の就職活動の軸が一致していたこともあり、ここに就職したいと強く思うようになりました。そして、諦めずに就職活動を続けた結果、内定をいただきました。私はずっと大好きな地元を離れたくないと思っていましたが、社員の方のお話を聞き、広域職の開業運営支援課の仕事に挑戦したいと思うようになりました。まだ配属がどこになるか分かりませんが、どこの勤務地でもどの部署でも挑戦し、成長し続けたいと思っています。

後輩の皆さん、「チャレンジすること」「あきらめないこと」「ポジティブでいること」を大切にしてください。そうすれば必ず道は開けると思います。悩みがある時は相談することも重要です。福岡女学院大学国際キャリア学科には様々なことに挑戦できる環境が整っています。何事にも挑戦し、この環境を活かしてください。皆様が充実した大学生活を過ごすことができるよう、心から願っております。

留学中にスカイダイビングにも挑戦しました！