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2021.11.29

国際英語学科

【就職内定者の声】2021年度教員採用試験(英語教諭)合格者からのメッセージ

英語教員希望の3名のゼミ生が全員(100%)教員採用試験に現役合格しました。

2020-2021年度細川ゼミ(Junior & Senior Seminars)には5名の学生が在籍し、そのうち3名が教員希望者でした。2年間のゼミでの研究と教職課程の学習を通して難関試験を無事合格することができました。4月から教員として教壇に立ちます。

学校教員は人材を育成する欠かせない職業です。英語教員になるためには英語力だけでなく教育法規から教科指導、クラス運営に至るまで多くの勉強を積み重ねなければなりません。各県や政令指定都市の採用人数が少数であるため難関試験の1つになっています。加えて、学校に関する問題がマスコミで取り上げられ教職を目指す学生が全国的に減少しています。しかし、教職は「夢」を育てる職業です。人が育つ力添えをするためには教師が不可欠だからです。

今回紹介する学生はゼミにおいても素晴らしい研究を行いました。英語論文にまとめた研究が現場に入っても継続されることを期待しています。

Seminar 担当:細川博文

 

E.H.さん(大分東明高等学校 出身)

■教員を目指したきっかけ

私は中学校1年生の時から教員を志していたため、教職課程を受講しました。私が出会った英語の先生は、生徒の成長を見つけると、些細なことでも必ず言葉にして伝えてくださいました。この出会いをきっかけに、私は英語が好きになり高校、大学と英語を勉強する進路に進み、外国の生活や文化に触れたことで視野を広げることができました。この経験から、生徒に英語を学ぶ楽しさを伝えるとともに、部活動、趣味や特技など生徒の可能性を広げるきっかけを与えたいと思い教員を志しました。

 

国際英語学科での学びについて

国際英語学科で最も印象に残っている学びはゼミの研究です。3年生から2年間かけて行う研究では,1つのテーマを掘り下げて考える難しさと面白さを実感しました。また,研究テーマである「自己調整学習」を,私自身の教員採用試験の勉強にも取り入れたことで,客観的に学習状況を把握し,より効果的に勉強を進めていくことができました。今後はゼミで学んだことを活かして,教師として生徒たちの学力を高められる学習指導ができるように努力していきます。

 

教員を目指している後輩へのメッセージ

私は国際英語学科で,共に同じ目標に向かって切磋琢磨して高め合える友人や,困ったときに手を差し伸べてくれる人が周りには多くいることに改めて気づきました。このように恵まれた環境で勉強できたことに感謝しています。またこの4年間,日頃の授業に加え,部活動や留学,ボランティアなど多くのことにチャレンジしてきました。その一つ一つが自分自身の成長につながり,今後の教職人生にも生かされていくと信じています。これから教職を目指す皆さんも,ぜひ向上心を持って様々なことに挑戦してみてください。そこでの出会いや経験がきっと皆さんのプラスになると思います。応援しています。

O.S.さん(国東高等学校 出身)

■教員を目指したきっかけ

中学校時代に出会ったある先生の影響です。当時の私は、自己効力感が低く、恩師の叱咤激励を受けたことで、何事にも怖がらず挑戦するようになりました。このように、私も生徒に感化を与える存在になりたいと思い教職を目指しました。福岡女学院大学に入学する際に、「教職課程を受講し、4年後に教師になる」という明確な目標を持っていました。

 

国際英語学科での学びについて

2年次後期に単位認定留学をしたことで、英語の専門的知識が高められたのはもちろん異文化理解や、人とのつながりの大切さを学ぶことができました。この貴重な学びを生かして、生徒に実際現地で自分の感じたことを伝え、世界の興味関心に繋げたいと思います。また、3年次からスタートしたゼミでは、少人数クラスであることからディスカッションが多く、考察力や自分の考えを伝える力を向上することができたと思います。

 

教員を目指している後輩へのメッセージ

卒業後は地元の大分に戻り大分県の中学校英語教諭として働きます。在学中は、向上心を持って様々なことに挑戦して、様々な経験をすることが良いと思います。教員採用試験は長丁場になります。同じ目標を志す友人と高め合ったり、大学の先生に相談したりしながら、モチベーションを維持すると良いと思います。私もお世話になった方々に恩返しとして、立派な先生になって活躍できるよう、これからも日々、貪欲に勉学に励みます。一緒にがんばりましょう!

D.R.さん(筑前高等学校 出身)

■教員を目指したきっかけ

私は中学生時代に出会った先生方に影響を受け、分かりやすく楽しい授業を通して英語を好きになってもらいたい、悩みや不安を抱える生徒の心の支えになりたいという思いがあり教師を目指しました。

 

「国際英語学科」での学びについて

2年次のカナダ留学では様々な国の留学生との交流を通して異文化への理解を深めることができました。特にプライドパレードに参加したことはLGBTQについて考えるきっかけになったのでとても印象に残っています。また、教職の一環として九州大学の講義を受けたときは1時間で扱う内容の多さやプレゼンの説得力に圧倒され、自分も頑張らなければと気を引き締める機会になりました。他にも教職の授業で近隣の小中学校に行き実際に授業をさせていただいたことで実践的な指導法について学ぶことができました。

 

教員を目指している後輩へメッセージ

後輩の皆さん、教職関係に限らず様々なボランティア活動や研修会、イベントなどに積極的に参加してください!自分の視野が広がるだけでなく、教師になって生徒に話をする際にも役に立つことがあると思います。また、共に頑張り合える「仲間」を大切にしながら進路を実現してほしいと思います。応援しています!

国際英語学科の英語教員育成の特徴:
模擬授業を通して教育現場で活かせる実践力を育成

本学科の教職課程(「英語科教育法」科目)の特徴は徹底した個人指導による実践教育です。2年次に英語教育に関する理論を学習した後、3年次に模擬授業を行います。1人20分の模擬授業をビデオ撮影し、クラス全体・個人で振り返りを行います。この学習を1年間繰り返すことで、どのようにしたら英語でのインタラクションが可能になるかを学びます。こうして高めた実践力は教育実習でお世話になっている中学校、高等学校からも高い評価を頂いています。

(卒業生F.M.さん 在学時の模擬授業の様子)

*中学校の英語教諭として活躍している卒業生M.Fさん(2017年度卒)からのメッセージはこちら

国際英語学科教授
細川博文

「英語科教育法 I~IV」担当

Oxford University Press・数研出版主催英語セミナー、TOEICセミナー等の講師を多数担当し、現場の先生方にも指導法を紹介しています。