国際キャリア学科の五期生にあたる現４年生の就職活動はコロナ禍により大きな影響を受けました。卒業生が多数、活躍し、４年生も多くが志望していた航空、旅行、ホテルなど人の移動にかかわる業界では採用を行わない企業が相次ぎました。しかし、こうした逆境といえる状況のなかでも五期生たちは果敢に挑戦を続け、目指していた業界や企業への就職が内定したとの嬉しい知らせが相次ぎました。

このコーナーでは志望していた企業より内定をいただいた４年生の就職活動体験談をシリーズでご紹介しています。今回は西日本シティTT証券株式会社様より内定をいただいたN.Nさん（佐賀県立白石高等学校出身）からの喜びの報告です。 

私はこの度、西日本シティTT証券株式会社に内定をいただくことができました。

私の就職活動は、昨年の夏頃から始まりました。コロナ禍で雇用が減少しているという状況を知り、早めに動き出しましたが、自己分析や就職活動についての知識が不足していたためか、当初は苦戦しました。この失敗から、就職活動において情報を集めることがいかに重要かということを学びました。その後は、就職ナビサイトを活用したり、OB・OGの方とつながることができるアプリを活用したりして、自分には何が足りていないのかを知ることから始めました。

就職活動を通して、私にはやってよかったと思うことが二つあります。一つ目は自己分析です。自己分析を通して、本当に自分がやりたいことは何か、どういう価値観を大切にしているかを知ることで就職活動の軸をしっかり持つことができ、面接でイレギュラーな質問を受けた際も自分の考えをしっかり伝えることができました。自分の周りの人たちに自分自身を分析してもらう「他己分析」も自分では見えない部分が見えてきて、幅が広がります。二つ目は「人に頼る」ということです。就職活動を始めた時は、インターンシップでも面接でも失敗ばかりしていました。その後、大学の進路就職課の企業説明会やES・面接対策講座に参加し、就職活動を支援してくださる方々の存在を知り、また客観的に見た自分の弱点や魅力、足りていないところを自覚し、本番に活かすことができました。就職活動を進める際には、ぜひ周りの方々に頼ってみてください。大学には応援し、ともに喜んでくれる方がたくさんいらっしゃいます。

就職活動では、落ち込むこともたくさんあると思いますが、妥協したり投げやりになったりせず、納得がいくまで続けてみてください。私は２０社以上の面接を受け、最終的に最も惹かれ、納得がいく面接ができたと思えた企業から内定をいただくことができました。どんなにきつくても頑張れば結果は必ずついてくると思います。後輩の皆様がなりたいと思う自分に近づける企業にご縁をいただけますように願っています。