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2021.08.21

国際キャリア学科

(授業紹介)「Analysis and Discussion I」(2年次選択科目、担当:中島)

国際キャリア学科2年生の選択科目である「Analysis and Discussion」では、与えられた情報を分析したうえで、自らの考え、意見を表現する力を育みます。

本科目は英語の習熟度に応じてクラスを編成していますが、そのうち中島担当のクラスでは今年度前期、映画「Notting Hills」 (「ノッティングヒルの恋人」、1999年、英国)を教材とし、1年次に身につけた英語の4つのスキル(読む、書く、聞く、話す)を高めながら、分析力、表現力を伸ばしていく授業を行いました。

語学の学習では繰り返し聞いたり、話したりすることが何より大切です。映画のシーンを教材として使用することでその繰り返しは楽しい体験となります。登場人物と一緒に笑ったり、泣いたりして、感情移入することで、学んだ内容はより印象に残り、知識として定着しやすくなるでしょう。授業ではシーンごとに英語の台詞を読み込み、登場人物の心情や人間関係について考察し、ペアやグループ内で発表しました。毎週、サマリー、レスポンスの課題を提出することで、英語のパラグラフ・ライティングの力も身につけました。学期末のプレゼンテーションでは、「My Favorite Scene」と題し、各自が選んだシーンの魅力を様々な角度から論じました。

以下は受講した学生の感想(代表)です。

K.Fさん(福岡県立福岡中央高等学校出身)

この授業では、「ノッティングヒルの恋人」という映画を繰り返し視聴することで、最初に観たときには気付かなかったことに気付き、登場人物の場面ごとの心情や性格を読みとることができました。一つの映画をここまで深く理解したことがなかったので、とても良い経験になりました。クラスメイトとのディスカッションでは、自分では気付けなかったことに気付かされ、新しい発見ができました。プレゼンテーションでは、「My Favorite Scene」というテーマで楽しみながらスライドや発表原稿を作成することができました。この授業を通して、これまでとは違う映画鑑賞の楽しみ方も学べました。授業で学んだ「内容を分析し、自分の考えを英語で表現する力」を今後も向上させていきたいです。

S.Aさん(福岡県立明善高等学校出身) 

映画を使った授業だったこともあり、とても楽しく学ぶことができました。場面ごとに登場人物のセリフや行動一つ一つに注目し、そこに含まれる深い意味を考えることで思考力や分析力も養われたのではないかと思います。グループ・ディスカッションでは、クラスメイトの考え方を知ることで視野が広がりました。プレゼンテーションは原稿やスライドの作成が難しかったですが、とても貴重な経験となりました。

A.Yさん(佐賀県立鹿島高等学校出身)

 「ノッティングヒルの恋人」という映画を題材に、映画で使われる単語や表現、ストーリーについて深く学ぶことができました。ロマンチックなストーリーに惹き込まれ、毎回、とても楽しみながら学ぶことができました。

A.Tさん (福岡県立香住丘高等学校)

映画を取り上げての授業はとても興味深く、楽しかったです。教科書の単元ごとの感想やプレゼンテーションを通して自分の意見を英語で表す勉強にもなりました。何度も視聴し、パートごとに詳しく言葉の意味や行動、表情の変化まで理解したので、自信をもって語れるくらいこの映画に詳しくなれたかなと思います。ありがとうございました。

A.Kさん(Mount Everest Higher Secondary Boarding School 出身、九州英数学館出身)

映画のなかの一つ一つのテーマを取り上げて、詳しく考えました。クラスメイトの意見を聞き、考え方は人によって違うことを知ることもできました。主人公のWilliam のように優しい人が実際にもいたら、世界中の女性が夫にしたがると思います。

C.Sさん(福岡県立明善高校出身)

Through this class, I enjoyed analyzing one movie in detail and imagining the feelings of the main character. I saw Notting Hill for the first time in class and was very impressed. In the presentation, everyone had a different favorite scene, and we all enjoyed the different ways of thinking and feeling.

N.Kさん(自由ヶ丘高等学校出身)

映画を題材にそれぞれのシーンに対して細かく登場人物の感情や分析を行うため、より理解も深まって楽しく授業を受けることができました。日常会話で使われる英語についても学ぶことができました。授業の最後には、印象的な部分を題材としたプレゼンテーションをしたことで、クラスの皆が様々な視点と感想を持っていたことを知り、新たな発見につながりました。

Y.Mさん(福岡県立武蔵台高校出身)

理解がしやすく、また長く続けられる学習法とは自分の好きなことや楽しいことに関連させることだと思います。私は映画を観るのが好きなので、洋画を教材にしたこの講義はとても楽しかったです。ひとつの映画を繰り返し視聴することで、日本語訳や言い回しなどの言語の学びと異文化についての学びの両方を得ることができました。また、クラスメイトとのディスカッションやプレゼンテーションによって自分では気付けなかった点に気付き、様々な視点から理解を深められました。プレゼンテーション資料の作成や授業後に提出するレポートは自分の考えや意見を表現する練習になりました。毎回の英語の課題は難しかったですが、講義が進んでいくにつれて書きやすくなり、英語を書く力も着実についていることを実感できました。

M.Sさん(福岡大学附属大濠高等学校出身)

「ノッティングヒルの恋人」は私にとって初めて観る吹き替えなしの洋画となりました。英語特有の言い回しやスラングがあって、後半になるにつれて内容を理解するのが難しくなっていきました。しかし、主人公のアナの考え方が、一般的な女性のものとおそらく似通っているためか、どんどん感情移入していきました。自分の気持ちより相手の気持ちを優先してしまうウィリアムの気持ちも、自分を追い込んでしまうアナの気持ちもどちらも共感できて、話が進むのが楽しみでした。途中からオンライン授業に切り替わりましたが、オンライン上でクラスの人と意見交流ができて、いい時間になりました。最後のパワーポイントによるプレゼンテーションは皆、とても上手でした。私ももっと頑張りたいと思います。ありがとうございました!

以下は受講生たちが選んだ「Notting Hills」 のベストシーン(My Favorite Scene)です。

☆S.Iさん
William: "I live in Notting Hill. You live in Beverly Hills. Everyone in the world knows who you are, my mother has trouble remembering my name." 

☆M.Sさん
Anna: “And don’t forget, I’m also just a girl, standing in front of a boy, asking him to love her.” 

☆K.Fさん
William: “If I realize a mistake and kneel down and want to start over, do you give me a chance?” 

Anna:“Yes, I believe I would.” 

☆A.Kさん
Anna:“Do you wanna come up?” 
William: “Well, there seem to be....lots of reasons why I shouldn’t, so .”