国際キャリア学科の五期生にあたる現4年生の就職活動はコロナ禍により大きな影響を受けました。卒業生が多数、活躍し、現4年生も多くが志望していた航空、旅行、ホテルなど人の移動にかかわる業界では採用を行わない企業が相次ぎました。しかし、こうした逆境といえる状況のなかでも五期生たちは果敢に挑戦を続け、目指していた業界や企業への就職が内定したとの嬉しい知らせが相次ぎました。
このコーナーでは志望していた企業より内定をいただいた4年生の就職活動体験談をシリーズでご紹介しています。今年度の第7回は第一志望の株式会社西日本シティ銀行様より内定をいただいたY.Sさん(九州国際大学付属高等学校出身)からの喜びの報告です。
Y.Sさん(九州国際大学付属高等学校出身)-株式会社西日本シティ銀行内定
私はこの度、株式会社西日本シティ銀行より内定をいただきました。
私が就職活動を始めたのは、3年生の後期からでした。当初は目指したい業界や業種も定まらない状態でしたが、山口先生の「Current Business」の講義を受講し、大学の進路就職課が開催している女学院生向けの企業説明会などに積極的に参加することで、人との関わりを通して、生まれ育った福岡、九州に貢献したいという思いを強め、金融業界を中心に就職活動を行いました。
就職活動を行う際に苦労したことは、エントリーシートの作成と面接です。エントリーシートを作成するにあたって、今まで経験したことをどんなに小さなことでも書き出し、その経験から何を得たのか、どんな強みを発揮したかを考えました。また、友人や家族に「他己分析」してもらうことで、自分では見つけることのできなかった強みや長所についても知ることができたと思います。面接は、自分の伝えたいことをノートにまとめ、練習しました。進路就職課の方に面接練習をしていただき、改善点や良い点を教えていただいたのも参考になりました。私はとても緊張するタイプでしたが、思ったことを素直に自分の言葉にすることが大切で、そうすることで面接官の方にも自分の想いが伝わるのではないかと思い、その方針で面接に臨みました。
後輩の皆さん、就職活動はなるべく早く取り掛かることをお勧めします。自分の将来について考え、興味のあることややりたいことを明確にすることで、就職活動もよりスムーズに行うことができると思います。私自身も留学経験やアルバイト、ボランティア活動などを通して、自分が何をしたいのか、何にやりがいを感じるのかがわかり、自分自身を見つめなおすことができました。また、インターンシップや企業説明会にはたくさん参加することをお勧めします。就職活動は大変なことや辛いこともありましたが、友人と励ましあったり、時には気分転換することも大切だと思います。大学でのたくさんの経験が将来や就職活動のヒントにもなると思うので、ぜひいろいろなことに挑戦し、有意義な学生生活を送ってください。