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2021.07.23

心理学科

『心理療法基礎実習Ⅰ』の授業を紹介します!!

『心理療法基礎実習Ⅰ』は、複数の教員がそれぞれ異なる心理療法の技法を受け持ち、受講生はローテーションしながら、それぞれの心理療法を体験する授業です。

今期は、フォーカシング指向心理療法、描画法、ソーシャル・スキルズ・トレーニング(SST)の3つの技法を学んでいただきました。それぞれの技法の基礎を学びながらも、自己理解やより良い自分を生きるためのヒントとコツを得られたように思います。受講生の声を一部ご紹介します。

受講生の声

◆描画法は他の授業で習ったことがありましたが、実際にやってみると解釈の仕方や絵を描く側の気持ちを理解することができました。フォーカシングとSSTについても、最初の説明だとイメージがつきにくかったのですが、やってみると流れやどんな風に行われるのか理解でき、実際にグループで演習することで自分の気持ちも軽くなった感じがしました。

 今回の授業を受けて、文字だけの授業で理解するのと実際に体験しながら理解するのでは違うんだなと感じました。文字だけの授業で満足するのではなく、自分が体験することでしか理解できないクライエントの気持ちがあり、体験することでよりその気持ちに寄り添えると思ったので、自分で体験する大切さを学ぶことができました。

(Wさん 筑紫女学園高等学校出身)

◆フォーカシングは今回の授業で初めて知りました。クライエントの気持ちに自分の気持ちも寄せて、非言語的コミュニケーションを大切にすることを学びました。カウンセラーは座って、クライエントの話を聞くだけだと思われがちだけど、自分の感情も使って話を聞くので想像以上に大変なことがわかったように思います。そのため、クライエントの心の健康も大切だけど、カウンセラー自身の心の健康も大切にしていかなくてはいけないと思いました。描画法では、描いた絵にクライエントの様々な心理が現れるのが不思議で面白かったです。SSTは、グループワークのリーダーをやるのが特に難しく、グループのメンバーの良いところや、改善点を率先して見つけるのはとても大変でした。

(Sさん 玄洋高等学校出身)

◆心理療法基礎実習の授業を受講して、たくさんの学びを得ることができました。SSTでは、実際に実践してみたことで、言葉の表現の難しさや、相手の良い面、良くない面を見つけて伝えるという大切さを知ることができました。また、描画法やフォーカシングを通しては、自分の言葉で表せない感覚や感情について触れたり、絵を描くことで自分の新たな一面を知ることができ、自分自身について深く考えることができたので良かったです。特に、私は描画法に興味を持ったので、ほかの描画法についてももっと深く学んでいければいいなと思いました。

(Iさん 人吉高等学校出身)