心理学科を卒業後、本学大学院に進学し、児童養護施設の心理職として活躍中のWさん(筑紫中央高等学校出身)に、現在の仕事を紹介していただくと同時に、大学や大学院での学びについても振り返ってもらいました。また、後輩へのメッセージもいただきましたので、学科Todayの中でお届けします。
大学院修了時に、学位記を手に(2021年3月撮影)
現在の仕事内容について教えてください。
私は今、児童養護施設で心理士として働いています。主に施設に入所している子ども達の心理面接や、遊戯療法、心理検査等を行っており、他の職員と情報共有をしながら、施設内全体で子ども達の成長を見守っています。
福岡女学院大学の学びを振り返っていかがだったでしょうか
大学4年間では心理学の基礎を学び、講義を聞くだけではなく、実際に実習に行ったり、実験をしたりと体験的に学びを深めることができました。私自身もともと積極的ではない性格でしたが、先生方から紹介していただき、未就学の子どもたちが通う施設でのボランティア活動にも挑戦しました。そこでの経験は、自分の視野を広げること、将来について考えるきっかけにもつながりました。大学院では、授業内で自分自身について深く省みる機会、他者を知ろうとする機会を多く与えていただきました。毎週そのような体験をさせていただいたことで、日常生活の中でも自分を見つめなおすこと、他者をまずは理解してみようとする姿勢が養われたように感じます。
大学院生活は、大学生時代よりも多忙であり、苦しい時期もありましたが、先生方に支えていただき、同期の仲間たちを頼り、支え合うことでとても充実した2年間を過ごすことができました。
後輩へのメッセージをお願いします
大学生活は長いようで、思い返せばあっという間に過ぎていったという印象です。高校までと比べ、自由に選択ができる環境だと思います。興味のあることにまず挑戦してみることは決して無駄にはなりません。困った時は周囲を頼りながら、充実した学生生活を送ってください。
♪学部時代の思い出の写真♪
※写真は2020年3月以前に撮影したものです