国際キャリア学科の五期生にあたる現４年生の就職活動はコロナ禍により大きな影響を受けました。卒業生が多数、活躍し、現４年生も多くが志望していた航空、旅行、ホテルなど人の移動にかかわる業界では採用活動を行わない企業が相次ぎました。しかし、こうした逆境といえる状況のなかでも五期生たちは果敢に挑戦を続け、目指していた業界や企業への就職が内定したとの嬉しい知らせが相次ぎました。

このコーナーでは志望していた企業より内定をいただいた国際キャリア学科４年生の就職活動体験談をシリーズでご紹介しています。今年度の第３回は南フランス発の著名なコスメティック・ブランド、ロクシタンの日本法人であるロクシタンジャポン株式会社様より内定をいただいたR.Sさん（鎮西学院高等学校出身）からの喜びの報告です。 

この度、私はロクシタンジャポン株式会社から内定をいただくことができました。

私は大学入学時、「悔いのない４年間を過ごす」という目標を立てました。当初、希望していた海外留学の機会を得ることはできませんでしたが、そのかわりに留学以上の経験をしようと決め、何事にも積極的に行動することを心掛けてきました。

特に、２年次は様々な経験ができたと感じています。カンボジアとタイでの国際協力研修や大学のキャリア開発教育センター主催の女性のキャリアについて学ぶワークショップに参加したこと、TOEIC®や受講していたフランス語の検定の勉強に力を入れたこと、アルバイトに励んだことなどで、就職活動でも「学生時代に力を入れたこと」などの質問に自信を持って答えることができました。

３年次はコロナ禍でほぼ１年間、大学に通うことが難しい状況が続きました。大学生活や就職活動に対する不安でいっぱいのなか、当初は自分自身、どんな仕事に就きたいのかよくわかりませんでした。そのため、３年次の夏ごろから始めた就職活動では業界研究や自己分析に多くの時間を費やしました。視野を広く持ち、様々な職種・業種について知るために多くの会社説明会やインターンシップに参加しました。また、３年後期に受講した山口先生の「Current Business」の授業で実際に様々な業界で働かれている方々のお話を聴いたことも業界・職種研究を深めることに繋がりました。

私は就職活動を通して多くのことに悩みました。時に落ち込むこともありましたが、いつも「頑張って！」と応援してくださる学科の先生方、たくさんお世話になった大学のキャリア開発教育センターや進路就職課の方々、お互いに応援しあった学科の友人など、周りの人々のおかげで自分らしく突き進めたなと思います。

後輩の皆さんは就職活動を遠くのことと考えずに、今から少しずつ将来について考えてみてください。今、熱中していることやこれから熱中することが将来の自分を作ると思います。SPIの勉強や自己分析は早くから取り掛かると余裕を持てます。就職活動では自分を信じて、落ち込んだ時や疲れた時はリフレッシュしながら突き進んでください。大学生活の今でしかできないことを精一杯楽しんでください。