新学期がスタートして2週目に突入しましたが、皆さん、新しい学年になり、どのような気持ちでお過ごしでしょうか。
今年度、心理学科には、新しい2名の先生をお迎えしています。お名前は、宮島健先生と斎藤富由起先生です。宮島先生には、先日、この心理学科Todayで自己紹介をしていただきました。心理学科の教員を紹介します!1
今回は、斎藤富由起先生をご紹介したいと思います。
斎藤先生は「臨床心理学概論」や「心理演習」などの授業をご担当されます。斎藤先生にインタビューをしましたので、斎藤先生からのメッセージを皆さんにお届けします。
斎藤先生、専門分野を教えてください!
専門は児童期から思春期、青年前期の臨床心理学です。教育現場の経験が長く、スクールカウンセリングや教育相談センター、学生相談室、放課後等児童ディサービスなどで活動してきました。こころとからだの両面を大切にしながら、不登校やいじめ、発達障害、少年非行、家族関係・対人関係の葛藤について相談業務をしています。
斎藤先生の研究テーマは何ですか?
教育現場では個別のカウンセリングも大切ですが、それと同じくらいクラス単位で行えるグループワークや学習支援法が求められています。グループワークとしてソーシャルスキルトレーニングの導入から効果までを研究しています。また読み書き不全へのビジョントレーニングや、認知に偏りのある子どもへのコグニショントレーニングの効果を検討しています。
斎藤先生から、学生の皆さんへのメッセージをお願いします!
大学時代は1年間、休学して世界のあちこちを旅していました。ペルーで空手の大会に出たり、アマゾン川でイルカに襲われたり、エジプトで病気になったり、北京駅前で野宿をしたりしていた5年間でした。言葉の通じない初対面の人たちとドタバタしながらコミュニケーションをとり、やがて友人になる体験は、今でもカウンセリングに生かされています。コロナで難しい時期ですが、機会があれば外から日本を見て、異なる文化や価値観をもった人たちと出会い、友人になる経験はきっと一生の財産になると思います。
斎藤先生の研究室にある胡蝶蘭です
隣にいらっしゃるのは斎藤先生です(笑)