学科 Today

  1. HOME
  2. 学科 Today
  3. 人間関係学部
  4. 心理学科
  5. 学部と大学院との連携 その2

2020.12.15

心理学科

学部と大学院との連携 その2

福岡女学院は、「つながり」を大事にしています。学院聖句にも示され、「つながり」を大切にし、一人ひとりの人生が豊かに実を結ぶように全人教育を実践しています。

大学生活の中では、先輩・後輩の縦のつながりも大事な関係です。先輩と後輩の関係作りは、研究室での活動や授業など日常の中でも行われます。様々な場面で1歩先をいく先輩と交流を持つことは学びの深まり、進むべきモデルの獲得、安心感につながるようです。今回は、大学院生とともに小学校実習を体験した学部生の感想、後輩をサポートした大学院生の感想を紹介します。チームで支援を行うことの大切さについて、素敵な感想をありがとうございました。                          

先輩と後輩との交流会

※掲載している写真は、2020年3月以前のものです。

小学校実習を大学院生と行った学部生の感想

◆私は大学院の先輩から「Aさんがどういう気持ちで教室にいるかを考えてみて」というアドバイスをもらい、生徒一人を見るだけでなく、その子を取り巻く環境について目を向けることの大切さを、体験を通して学ぶことができました。その後、この体験を大学院生とのシェアリング時に話したところ、私が気付くことができなかった視点に大学院の先輩が触れながら話をされました。そのため、さらに視野を広めて子どもたちの支援に臨むことができました。自分の視野がいかに狭かったかを実感でき、今後の課題としてこの体験を大事にしていきたいと思いました。

(Ⅿさん:八女学院高等学校出身)

◆今回小学校で実習を行って良かったと感じる事は院生の先輩方に実習時間外に疑問に思った事を聞く機会があった事です。実習を行う時間の中ではずっと院生や学校の先生と行動をするわけではないので、何か分からない場面に出会った際にどうしたら良いのかなどの質問ができる時間が無くて1人で抱え込んでしまう可能性があります。ですが、時間を別に設けてもらう事で先輩の経験談を参考にしながら自分の行動の振り返りができるのでとても助かりました。また学校という場では一対一の支援ではなく、1人に対して複数人が関わる事になるので情報の「共有」の大切さについて学ぶことができた貴重な体験になりました。

(Uさん:福岡舞鶴高等学校出身)

学部生の実習のサポートを行った大学院生の感想

◆大学院生は後輩をサポートするため、学部生とチームになり、一緒に小学校実習を行いました。学部実習生は非常に緊張しているように見えましたが、実習中は積極的に子どもと関わる様子がみられました。中間カンファレンスでは、たくさんの学んだことや気づいたことを言葉にすることができており、感心しました。大学院生がサポートするという目的ではありましたが、お互いに高めあっているような実習だと感じました。心理の専門職にすぐには就かない学生も大学院への進学を考えている学生もいましたが、今回の実習で体験した大切な気づきや学びは、これからの様々な進路で必ず活かされると思います。                

(大学院生Kさん:福岡女学院大学出身)

「つながり」に関する記事はこちら→2020年7月1日記事 2020年3月23日記事 2019年3月8日記事

 

【次回予告】 次のTodayは「学部と大学院との連携 その3」です。ぜひご覧ください。