国際キャリア学科の四期生にあたる現4年生の就職活動はコロナ禍により大きな影響を受けました。学科の卒業生が多数、活躍し、現4年生も多くが志望していた航空、旅行、ホテルなど人の移動にかかわる業界では採用活動を停止する企業が続出しました。しかし、こうした逆境のなかでも四期生たちは果敢に挑戦を続け、目指していた業界や企業への就職が内定したとの嬉しい知らせが相次ぎました。
このコーナーでは志望していた企業より内定をいただいた4年生(代表)の就職活動体験談をシリーズでご紹介しています。今年度の第16回はスイスのチューリッヒに本社を置く外資系企業のチューリッヒ保険会社(チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド日本支店)様より内定をいただいたN.Tさん(大分県立国東高等学校出身)からの喜びの報告です。
N.Tさん(大分県立国東高等学校出身):チューリッヒ保険会社内定
私は、チューリッヒ保険会社より内定をいただきました。私が就職活動において重要視していたことは三つあります。一つ目は、女性として長く働ける職場環境であることです。私は、女性ならではのライフイベントの際に退職もしくは転職をしたくない、キャリアを諦めずに積んでいきたいという気持ちが強かったので、女性のキャリアを応援する制度や環境が整っている会社を目指しました。
二つ目は、キャリアプランを立てやすい環境であることです。私は計画的に、そして着実に物事を進めていくことが好きな性格なので、ある程度、キャリアプランの見通しが立ち、社員の意思を尊重してくれる風土があるかどうかを重視しました。就職後も積極的に実現したいことを発信していき、チャンスを掴み、自分の理想とするキャリアを積んでいきたいと思っています。
計画を立てることは、学生時代においても大切なことだと考えます。私は大学1年生の頃から就職活動を成功させるために、逆算的に計画を立てて実行していきました。まず、自己理解のために、課外活動やボランティア活動に積極的に取り組みました。資格取得はTOEIC®と秘書検定2級の他、もう一つ取得することを目標としました。課外活動やボランティア活動は時間に余裕のある2年生、資格取得は就職活動直前の3年生がいいと考え、この二つに集中できるよう、1年生の頃はなるべく多くの単位を取りました。結果として、安定したメンタルで客観的に就職活動に取り組むことができたと思います。
最後の三つ目は、その会社において業務以外の取り組み、例えば地域貢献活動やボランティア活動、イベント等が充実していることです。私は、学生時代に多くの地域貢献活動やボランティア活動に参加させていただき、充実感や達成感を味わうことができました。社会人になってもこのような取り組みに積極的に関わっていきたいと思いました。職場の外でのこうした経験はコミュニティや知識、そして考え方や視野の拡大につながり、きっと業務にもいい影響をもたらすと思います。
以上が私の就職活動の軸であり、企業選択の決め手でした。後輩の皆さん、ぜひ自分自身や今後のキャリアと真剣に向き合い、納得のいくキャリアを見つけていってください。コロナ禍で不安なことも多いとは思いますが、楽しく充実した学生生活をおくってください。
☆The Path to Her Dream☆