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2019.07.19

心理学科

卒業生からのメッセージ ~ディプロマ・ポリシーの達成度~

 皆さんは「ディプロマ・ポリシー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これは、卒業までにその学科で修得すべき能力の方針です。心理学科の場合、以下の5つとなっています。

1. 心理学の基礎的知識と研究方法を修得していること
2. 客観的データを収集分析し、論理的、批判的に考える力を獲得していること
3. 自己および他者の心を理解し、より良い人間関係を構築する力を獲得して
  いること
4. ポジティブな視点をもち、自己の成長を目指す姿勢を獲得していること
5. 心理学の知識と技能を社会に活かす視点と行動力を獲得していること

 
 ディプロマ・ポリシー自体はどの大学でも設定されていますが、心理学科ではこれらのディプロマ・ポリシーがどれほど達成されたかを測定するために、2018年度卒業生を対象にアンケート調査を行いました。例えば3番目のポリシーにある「より良い人間関係を構築する力」であれば、初対面の人たちとのグループワークなどでどれほど積極的に/抵抗なく、討議ができるようになったかを尋ねる、といったところです。
 
 その結果、全ての項目において「達成できた」という回答が過半数を占め、全体的にディプロマ・ポリシーが達成できていることが示されました。特に4番目の「ポジティブな視点をもち、自己の成長を目指す姿勢を獲得していること」と、5番目の「心理学の知識と技能を社会に活かす視点と行動力を獲得していること」は評価が高く、実に90%以上の学生が「達成できた」と回答していました。心理学科の実社会での実践的教育(関連記事はこちら)が功を奏したものと思われます。
 一方で2番目の「客観的データを収集分析し、論理的、批判的に考える力」については、「達成できた」という回答が70%を超えたものの、他の項目に比べるとその程度は弱いという状況でした。学生は『心理統計基礎/応用』や『心理学実験I/II』などを履修しますが、科学的な研究手法は少々手強いのかもしれません。2018年度からは『社会心理学実験実習』『心理統計実践』などの科目が新たに導入されましたので、他の項目に負けないよう更なる達成を目指していきます。
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