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2019.04.18

国際キャリア学科

(学生の活躍)国際キャリア学科2年のY.Mさん(筑前高等学校出身)が海外福岡県人会青年派遣プログラムの最年少団員としてメキシコでの研修を体験しました!

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国際キャリア学科2年のY.Mさん(福岡県立筑前高等学校出身)が福岡県国際交流センターが主催する「海外福岡県人会青年派遣プログラム」の最年少団員としてメキシコでの研修に参加しました。

「海外福岡県人会青年派遣プログラム」は、福岡県の18歳から29歳までの学生、社会人を福岡県出身者が活躍している国・地域に派遣し、世界に挑んだ先人の足跡を学ぶとともに、現地の政治・経済情勢等を理解し、将来に向けての人的ネットワークを築くことを目的に実施されている事業で、Y.Mさんは書類審査と面接を経て、最年少の団員に選ばれました。

Y.Mさんは約10日間、福岡県から多数の方が移民したメキシコのメキシコシティ、グアナファトを訪問し、日墨会館日本語学校や日本大使館、国際交流基金メキシコ日本文化センター、マツダ株式会社の自動車工場などの訪問、あかね移住民博物館や福岡県人会会員の方が勤務されている職場の視察、福岡県人会員やグアナファト州大学の学生との交流などに参加しました。

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海外福岡県人会(2018年度)⑤.JPG
マツダの自動車工場見学

国際キャリア学科の学生が「海外福岡県人会青年派遣プログラム」(グローバルステージ)の団員に選抜されるのはいずれも最年少団員に選抜され、2015年度に南米のボリビアに派遣されたN.Kさん(今年3月卒業、福岡県立城南高等学校出身)、2016年度にブラジルに派遣されたM.Sさん(現4年、福岡県立三池高等学校出身)、2017年度にハワイに派遣されたY.Bさん(現3年、筑紫女学園高等学校出身)に次いで4年連続となります。

以下では、様々な経験を通して大きく成長したY.Mさんからの報告をご紹介します。

「海外福岡県人会青年派遣プログラム」メキシコ研修に参加して

国際キャリア学科2年 Y.M
 
_A9D5490_181115.jpg私は今年2月から3月にかけての11日間、「海外福岡県人会青年派遣プログラム」の団員としてメキシコでの研修を経験しました。見るもの、触れるものすべてが新鮮で、多くのことを学び、メキシコに根付いた文化を感じることができた貴重な研修でした。

本プログラムに参加するにあたって、私には目標が3つありました。ひとつ目は、福岡にルーツを持つ日系人の方々の歴史を深く学ぶことでした。本やインターネットだけでは知ることができない歴史を学びたいと団員に選抜いただいた時から決めていました。メキシコでは日墨会館やあかね移住民博物館を訪れ、言語も文化も全く異なる地で生活をしていくことの過酷さを実感しました。そのときに福岡県人会の方々からいただいた「サムライたちのメキシコ」という本でも、移住してまだ何もわからない日本人がメキシコで生きていくと決心し、様々な困難を乗り越えて、生活の基盤を築いてこられたことに感銘を受けました。遠く離れたメキシコでも日本人としての誇りを失わずに、信念を持って生涯を過ごされた日系人の方々のおかげで、今の良好な日墨関係があると思うと、移住された方々への尊敬と感謝の気持ちでいっぱいになりました。

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温かく歓迎してくださった福岡県人会の方々と
海外福岡県人会(2018年度)①.JPG
日墨会館で発表

ふたつ目の目標は観光旅行では感じることのできないメキシコの文化や伝統、生活に触れることです。本プログラムにはホームステイがあり、ホストファミリーと過ごす時間が多く設けられています。ホストファミリーと食べる夕食は新しく知る料理ばかりで、ケサリージャ(朝食でよく出てくる料理)やノパル(サボテン)など、日本では食べられないような料理も数多く知ることができました。特に新鮮だったことは「家族との時間の過ごし方」でした。私がホームステイでお世話になった日系3世のかれんさんのお宅では、夕食はできるだけ家族そろってから食べるようにされていました。食事の後もそのままダイニングでその日にあったことを聞いてくださったり、ご自身が福岡に県費留学生として来られていたころのことやメキシコの文化についてたくさんお話をしてくださいました。

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お世話になったホストファミリーの方々と

三つ目の目標は日本や福岡の魅力を再発見することでした。日墨会館の近くにある日墨協会日本語学校では多くのメキシコの人たちが日本語や日本文化を学んでいました。遠く離れたメキシコでも多くの方々が日本に興味を持ってくれていることを嬉しく思いました。日本語学校ではホストファミリーのかれんさんも働かれていて、日本の文化や言葉を継承しようと努力されていました。メキシコにある国際交流基金でも日本語教師の育成に力を入れており、メキシコ人も日本人も関係なく、日本語教育や日本文化の紹介に奮励されている姿を拝見し、私も自国の文化を深く知るべきだと痛感しました。これからもっと故郷である福岡の魅力を見つけ、それを発信していける存在になりたいと思います。

今回、本プログラムでたくさんの方からお話を伺い、経験を積むうちに、特に若者が海外に出ることの重要性と日本以外の文化に触れることの楽しさに気づかされました。大学生にしかできない経験や機会はたくさんあると思います。私たち大学生が活発に学び、発信していけば、福岡はより活性化するのではないでしょうか。

海外福岡県人会(2018年度)③.JPG海外福岡県人会(2018年度)④.JPGIMG_3328.jpeg
グアナファト州大学の学生との交流

最後に、このプログラムを安全に、そして充実したものにしてくださった家守事務局長、堀様をはじめとする福岡県国際交流センターの皆様、メキシコの福岡県人会の皆様、私を家族のように受け入れてくださったホストファミリーの皆様に感謝の気持ちを表して私の報告とさせていただきます。この研修で学んだことを発信し、今年11月に福岡で開催される福岡県人会世界大会で精いっぱいの恩返しをさせていただきたいと思っています。

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ホストファミリーの子供たちと
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