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2018.09.07

メディア・コミュニケーション学科

夏の集中講義:音楽を通して時代を語る

夏休みには学科独自の特色豊かな集中講義を実施しています。そのうちの1つ「マスカルチャー論」を今年もご紹介しましょう(昨年の様子はこちら)。先生は目白大学の溝尻真也先生です。ポピュラー音楽を題材に、コンテンツとメディアの関係がどのように変わってきたのか、また、その時代ごとに人々とどのような関係があったかなどを考えます。集中講義という名の通り、4日間で90分×15回の授業があるのですがその最終日にお邪魔しました。授業を締めくくる発表会は、ラジオ番組形式とあって、教室には複数の機材がセットしてあり、いつもとはまた違う雰囲気が漂っていました。
 
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発表は、2~3人のグループを組みパーソナリティに扮したトークを展開するもので、曲を流したり、ボリュームを調整したりといった番組に係わる全ての作業も自身で行わなければなりません。原稿は事前に準備してきているようで、ちらりと見たその用紙には、びっしりとメモが記されていました。正しい情報を伝えるために、しっかりと調べてきている様子が伺えます。番組のテーマは、自分が生きてきたおよそ20年間を音楽で辿るというもの。パーソナリティが各々の思い出話を繰り広げつつ、その時代の曲を紹介するものや、視聴者からのお便り紹介形式で展開していくもの、また、ドラマのテーマ曲を集めたものや、ダンスミュージックに特化して紹介する番組など様々でした。
 
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どのグループもパーソナリティとして上手に雰囲気を作っていたため、発表を聞く学生たちも思わず曲を口ずさんだり、音楽に合わせて身体を動かしたり、「そうそう、あったね~。」などと自分の思い出と重ねて共感の声を出す人もいるほど。音楽にまつわるエピソードだけでなく、授業で学んだ知識や下調べをした情報が加わっていたこともあって、世代の違う編集担当の私にも聞き応えがありました。

発表会には、ラジオパーソナリティとしての経歴もある本学科専任の林田先生も参加しており、リスナーとパーソナリティ両方の立場からの講評をもらい、学生達にとっては達成感だけでなく多くの気づきも得た時間だったようです。
(学科Today編集担当)